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成田悦子清う湖の朝

プロフィール

ブログ名
成田悦子清う湖の朝
ブログ紹介
BIGLOBEブログ削除要請メールがGooNTTレゾナント管理サイト「Blue roses in my life」(蒼薔薇と傷痕な人生 but ... I like it )から届き、Biglobe「午後のデル」二つが非表示になっています。偽名「鳥居正宏」と「相麻陣」の名でブログ40近く削除非表示にしています。私のこの闇は、自民・公明・社民・民主、国民新党の犯罪で、大阪地裁から最高裁まで使い、日本政府は夫を殺し、北陸銀行と米子地裁を使って振り込め詐欺614万円を恐喝、現在も脅迫は続いています。自民・公明・創価学会・社民党の被害者になって10年を超えました。自民・公明・社民・民主、伊藤忠カブ・ドットコムによる株不正売買10年、自民党県幹事長日本会議広江はじめ理事長養和病院(創価学会)に自民・公明市民劇場運営委員長とその妻外国人(朝鮮半島出身)と創価学会男女四人に精神分裂病不正措置入院半年、不正アクセス10年、パソコン4台、携帯2台に不正アクセスされ、大阪府警という、名前も名乗らず、やくざのような男三人が許可も得ず自宅に押し入り、家宅捜索令状も見せず、信書押収の書類も見せず、家宅捜索が行われ、携帯、プロバイダー契約解約書類(前日届いて未開封で接続CDの入ったもの)、証券会社カブ・ドットコムパスワード、携帯パスワード、BLOGパスワード、証券会社売買ノート3冊、不正アクセス記録ノート五冊、詩、記事の印刷物、CD、ディスプレイ、マウス、キーボード、NTTアダプター、プリンターなどを持って行かれ4年経っても返しません。パソコン関係は返しましたが、入れたばかりのカラーインクは全色空になっていました。大阪地検は私のプリンターを使って記事を改竄して印刷しました。私が書いてきた詩、記事の全てを持って行きました。携帯プロバイダー契約書類も返しません。返却がありませんから、日本会議自民公明社民党大阪地検大阪高検大阪地裁大阪高裁最高裁最高検による窃盗です。名誉毀損罪を刑事告発したBLOG「鳥居正宏のときどきLOGOS」は、社民党が直接書いているBLOGで、名前を偽り、経歴を偽って、社民党員証を偽造しているか、偽名で社民党員になっています。戸籍不実記載の疑いがあります。私に対する名誉毀損行為は今も大阪府警、大阪地検、自民戸井田徹厚生労働大臣政務官、早川忠孝法務大臣政務官、公明国会議員山本香苗、公明党市議会議員井上和子、白川勝彦「平成海援隊掲示板DISCUSSION」「戸井田徹丸坊主日記」その他右翼サイト「博士の独り言」「よーめんのブログ」「せと弘幸 日本よ何処へ」「上杉隆、BenjaminFulford、チャイナネットコメント欄で行われています。私の名前を使った投稿も行われ、その後私はNTTとプロバイダー回線を不正アクセスによって切断され、チャイナネットにコメントを書くことが出来なくなっています。家宅捜索時、令状を見ていません。警官3人はやくざ風で名刺を見せず、警察手帳も持っていませんでした。黙秘権も告知しないまま関係のない母と、私の事情聴取を行いました。この犯罪は、社民党福嶋瑞穂、麻生太郎、鳩山邦夫、鳩山由紀夫、小沢一郎(まだ私を中傷した住所氏名付きコメントは残っています)、チャンネル桜を中心に行って来た国家犯罪です。被害者が日本中にいます。「木建正宏」が本名だと言っていますが、本名かどうか、岡文夫と金野俊雄弁護士は調査をしませんでした。検事の名前も教えません。金野俊雄は、裁判官の名前も教えず、この二人の弁護士は、冒頭陳述を行っていません。岡文夫は電話と手紙で「冒頭陳述は後から行うものだ」と言いました。後から行ってくれた訳でもありません。その手紙は泥棒を使って盗ませました。社民党員で偽名「鳥居正宏」という存在しない人間の、名誉毀損事件を起こし、偽名「鳥居正宏」を使って福島瑞穂と中北龍太郎が削除・非表示にした無いブログの題名の捜査に、1年4ヶ月かけ、その間、社民、自民、公明、民主党、国民新党と麻生太郎、鳩山邦夫、鳩山由紀夫、小沢一郎、太田昭宏、上杉隆、戸井田徹、早川忠孝、BenjaminFulford、山本香苗、日本会議サイトは、脅迫・恐喝、北陸銀行を使った614万円の振り込め詐欺、夫の殺害を行いました。山本香苗は写真を修整し、冬の服を夏服に変え、写した日付けを削除、ブログの写真や記事を入れ替えています。社民党の犯罪に加担して、Yahooブログ「創価学会人体実験」の削除期日改竄に協力しました。
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支配 呼吸に背く

2012/01/28 21:35
呼吸に背き死の口に
窓が開(あ)かない
坂を下るバスをひとつ見送る

まもなく迎える花のとき
光に届かず
照らしても
結び付かない多くの文字

呼吸が支配する生
呼吸する限り
死に向かうことが出来ない
呼吸と噛み合う慎み
繰り返される生の手順

私達は自由なものではない
言論に自由はない不自由がある
行動に自由はない不自由がある
呼吸には自由がある
生きる自由がある

呼吸の自由に背き
口を覆う
日が赤い

21:24 2012/01/28土曜日

東京工業大学院生の投稿妨害、殺人に至らしめる人体実験は今日も終わりません。
東京工業大学生による詩、記事、金品窃盗も毎日です。
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愛 支配

2012/01/27 22:49
普遍的地上的利己主義的
深い深い泥の川の研究

愛は時間ですか
愛は具えていますか
愛はすべてを

分かり易く扱って下さい
疲れても実を結ばないで下さい

書物に書いたかのように
愛は願望であって
感動的に理解されない

宗教的運命的形而上学的
澄んで清い空の絶望的研究

愛は歪んで畸形ですか
愛は圧倒しますか
すべてを

やさしく語りかけて下さい
例えば空ろな神話

港であるかのように
愛は着く先であって
支配的に導かれる

22:27 2012/01/27金曜日
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支配 生まれてから

2012/01/26 23:50
生まれてから真面目にさまよっている
神の働きで正しい道に向かっているに違いない
矛盾に寄りかかるまい
生き延びようとして反乱を起こすまい

形容詞を人のひれに並べる
動詞を人の元に返す
人は地上に舞い
星の輝る夜に踊る
自由の道筋は整った

値打ちのないものとして小さな子
生まれて直ぐに限界
彼の問いに答えるのは霞と蒙昧
歪んだ軌道を挙手して希望

生まれてから真面目に罪を重ねる
神の試しに会いながら正しい道を歩いているに違いない
割り当てられた顔かたち
生き延びようと形を不自由に変える

23:37 2012/01/26木曜日  

こんな時間に投稿する人がいます?
投稿しているのは、国民の接続を国民が使っていない時は無断使用、使っている時は不正アクセス、NTTと共謀。
NTTは、光で100を付けても20でOKだと言います。
NTTとNTTPlalaは嘘を吐いています。20になるのは、国民のパソコンを政党と組んだ新聞社と出版社の記者、編集者とその配下の売春婦、教師、元教師、引き篭もりが不正アクセスして無断使用するからです。
無断で国民のプロバイダ契約を無料で使うのは、新聞社、出版社の記者、編集者とその配下の売春婦、教師、元教師、引き篭もりです。


【900円の発毛法】1...
【900円の発毛法】1月27日前頭部撮影No.3!前頭部...
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03:46:06

☆ 確定申告用紙 送...
寒い日が続いてますが。。。これって事なく...
やまちゃん 絵日記
03:44:06

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聴覚保護【大】の吹ける狩猟笛を作りましたー。 ...
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多肉植物
多肉植物は大好きでいつもアトリエに置いています...
アトリエガーデン miu
03:33:12

誤解
先の震災D-28について、私の言葉足らずで誤解が...
ギター職人的農村生活
03:28:24

久々に…
久々に、雪の舞い散る日曜日になりました。 午...
”昼行灯”のこころ...
03:17:33

クレしん
我欲にあふれる世の中を 明るく照らす しんすけ
突然降り出した雨...
03:03:28

第1529回 雪の日は...
今日もだじょ。雪が降ってるんだじょ〜。大雪続行...
うめさんの日記帳...
02:56:46  
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支配 見る

2012/01/25 23:51
焼け付くような白日
両手を広げ貴方の立場に立ち
愛し合う
甘い毒を飲みふたり川を渡る

嵌め込まれた眸(ひとみ)
あなたは見る花を見ることはない
あなたは見る事物を見たいと思ったことがない
あなたはあなたの見た形
表面に現れた形
に使われることを拒む

嵌め込まれた道具
ガラスの内側外側
思い切るのも偽るのも
長い溜息の後決定する瞼の角度

じっと見詰める
見ているのは床のごみ
空の塵
手の平に象(かたど)られる印
伝える印
じっと見詰めるのはレールの向こう
ガラスの外側の向こう

嵌め込まれた眸(ひとみ)
あなたは見る夢を貪(むさぼ)る
あなたは見る現(うつつ)の理由を見たい
あなたはあなたに見えない形
内側に隠れた形
に使われることを望む

23:38 2012/01/25水曜日
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支配 知る

2012/01/24 22:17
知りたいことはもうない
耳に聞こえたからといって
聞きたい言葉はわきにおきたい
まとめて仕舞いたい
あて名を書いて返したい

おとこを知らない頃
おとこを知りたいと
おんなとおとこの境界を越え
けがれを知らない頃
けがれてしまえとぼろぼろになり
かたまりを注ぎかたまりで知りたがった

いろいろ知りたい
何も知りたくない
どうでもよい
知りたいことはもうない
知らないことの中に何かが紛れているようで
知らないことの中に背負った何かを置き

息が苦しい
決まりを知り
形を知り
力を知り
金轡(かなぐつわ)に嵌められて
戒めに囚われる

22:09 2012/01/24水曜日
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支配 結縄(けつじょう)

2012/01/23 23:58
一冊の書物
真実と虚構をやりくりしては

血を交えよう
必ず欠けたものをつくろう
必ず妨げるものにしよう
神を

香りのよい棘を
旋律を捨てた歌を
根のつかない球根を
頑(かたく)なな結び目に
神を

国家の意図と教育に国民は目覚める
檻(おり)の動物の不可避
放たれた動物の欠如
空白のまま置く事の出来ない紙に
「つまり」を求め
何故に許される言論の自由

国家は叫ぶ
読み物は不思議な眺め
残さないように偽りを
残さないように粗暴な振る舞いを
残さないように卑しい面(おもて)を
真理は叫ぶ
何故に許される言論の自由

23:50 2012/01/23 月曜日
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支配 意識

2012/01/21 23:55
私は存在しなかった
私は私を求めた
私を求めて
私は私の家を探した
私の家は遠ざかり近付く

私は私を求めた
私を求めて
私は私を欲しい人私を欲しがるものの下に身を置いた
私は沈黙を唇に隔たりを胸に抱いた

人は果実を求める
私は果実に成り得なかった
満たされない果肉
満たされない果汁
私は夕べに祈りを朝に翼を折った

時間は私を無意識から意識の世界に運ぶ
硬直した失望
しっくりしない希望
満たされないという豊かさから離れられない
満たされたいと願う不確かさを踏み越えられない

私は唯一であり
私は正しく私は誤らない
貴方は私が間違っていると言う
貴方は私に正しくないと言う
貴方は唯一であり
貴方は正しく貴方は誤らない
私は貴方は正しく貴方は誤らないと思う

私は寂しい傾きに安んじ
寂しくないという方向に不条理を追う
何処にあっても満たされない
何を抱(いだ)いても満たされない
何処にあっても満たされる
何を抱(いだ)いても満たされる

私は今も存在しない
私は私を求めない
私を求めずに
私の家を去った
私の家は遠ざかる
私は私となった
私は今も存在しない

23:40 2012/01/21日曜日
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支配 妬(ねた)み

2012/01/20 23:59
夏 弄ぶ人の指
捩(ねじ)り曲げる私の脚
余所(よそ)の家に火を点け取り引きをする
私を卑しめてあなたを欠いて果てしなく広がる海

吸い寄せ一矢を報いる
環(わ) 美しい彩り七日目の
田舎のひたすらな打ち明けと往きつく過(あやま)ち
私をつかんであなたを冒(おか)して染み透る深い潮

かまわず洗い流すさびしいあそび
閉じた巣成さない名
鳥は歌い詠嘆の泥濘(ぬかるみ)
私を張り詰めあなたに咲いてしまいそうな夕べ

夏 つまらない爪
有らざるを得ず結ぼれる
遠くに見える余所の人 読み終える安い顔
私は溺れてあなたをつかんでいずれにしても果ても知らず抱く海

23:39 2012/01/20金曜日

講談社、西尾、勝部、西村、日本財団医師、養和病院・米子病院・皆生病院精神科医師、鳥取大学脳外科・耳鼻咽喉科・眼科医師が入った途端、電圧が上がり、鳩山由起夫が私の乳房を切って入れた心臓にコードで繋がる刺激装置を刺激、脈拍を上げました。
小泉純一郎が切除し、大阪大学、北海道大学産婦人科が卵巣、子宮に入れた刺激装置で下半身を鬱血させ、性器、肛門を切り裂きました。
鳩山由起夫、安倍晋三、鳥取大学脳外科、北海道大学脳外科、鳥取大学脳外科が脳に入れた刺激装置で鳩山由起夫が切った首を刺激、首を絞め、口の中は痺れています。

講談社、勝部、西尾、西村正夫は、私のパソコンに侵入し、私のマウスを使用、私は詩を書く事も、クリックすることも出来ませんでした。
木村に入っている公明党新聞社、毎日新聞社も協力しています。

米子市教育委員会と講談社、西尾、勝部、西村日本財団医師は私のメールアドレスから大人の玩具を大量に購入、町内、米子市内の売春用に使っているようです。
その会社から私の名で購入しているという連絡がありました。
私に彼らの住所を教えるように言っています。
私は人の住所を書くことも自分の住所を書くことも有りません。
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支配 神の抱擁

2012/01/19 23:16
私達は形になりたかった
私達は形あるものになりたかった
私達は形の意味を知らなかった

体が有った
こころが何処にあるか探し続けた
私の心は見つからなかった
貴方の心は何処にもなかった
体はこころを探すために
こころの中に貴方の愛と
私の貴方への愛と私の私への愛を探しに出かける

私に 触れる指が有り
貴方のくちびるに触れる
貴方に 抱(いだ)く腕が有り私は身を委(ゆだ)ねる
貴方に抱かれ
あの人と分かれた
あの人を抱(いだ)き
貴方を忘れた
私達は神の抱擁の内に有ることを知らない
貴方の抱擁の不確かさに神を忘れそして貴方を忘れる

私達は形あるものを砂で作り砂の上に置く
私は此処にいる
父が有り母が生み人となった
私に形が有り貴方に形が有る
父に形が有り母に形が有ったように

水を汲んでは花を咲かせる
花は涸れ水は尽きる
人は抱擁によって形あるものを作り絶えない
抱擁は見えないこころを受け止める
見えないこころの形を約束し不足を補う
見えない 触れても其処にない
聞こえない 皮を剥がしても其処にない

私達は神によって作られた
私達は父と母によって作られた
私達は神の抱擁の内に有る
私達は父と母の抱擁の内にある
神の抱擁の内に愛と分かれを悦びと悲しみを
父と母の抱擁の内に充実と憂愁を

私達は覆われている
私達のこころは 失っても尚包み隠されている
私達は 父母を失っても尚守られて有る
私達は神によって形作られ守られる

私達は形の有るものだけを手に入れ放さない
清らかな空の青
溢れる泪の意味や
西に沈む陽
粗末な屋根と其の下に住む人
背中を向け 其の後貴方を追う眼差し
私達は形の無いものを知らない

人は形の無い実
似たもう一つを求める
泣きながら貴方の愛を
実らない一切を永久(とこしえ)に

22:59 2012/01/19木曜日
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支配 有る

2012/01/18 22:40

部屋に何もない
手に何も持たない
ひとつ有る
ふたつ有る
増えて行く

近いところに有って
表すもの
納めるもの
脇に置くもの

縺れて有るもの
紛れて有るもの
背いて有るもの
触れずに有るもの
蔑(ないがし)ろにして有るもの

そのまわりに

おおきなひと
おおきなくに
形のよいもの
進んでいるというもの

船が荷を運ぶ
安っぽい歪曲を貫き
賑(にぎわ)いの法則に則(のっと)る
雨が止んだら虹の橋を渡る

何もない
何も持たない
天に星が有り
地上に試されて人が立つ
地の下ににあらゆる管(くだ)が潜んでいる
強くはないが覚悟がほしい
孕(はら)むあかいまだらの血がほしい

21:57 2012/01/18水曜日
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支配 体は詩

2012/01/17 22:35
体は背に置かれる
言葉は祈り
悲しみに
悦びに
くちびるに
置かれる

生きてそのまま
国に置かれる
言葉は飾り
切り離された橋
途絶える朝

体は失望して
退屈に置かれる
言葉は訪れ
訴えない
支えない
弁(わきまえ)えない

言葉はふたつの行きようのない
線の上に置かれる
体は詩(うた)
凍った血
こころゆくまで調子を合わせる時計
顧みない歴史

22:02 2012/01/17火曜日
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支配 教育

2012/01/16 23:27
山は過ぎた日を思うほど寂しくはない
山は明日の戒律ほど厳しくはない
其処にあるから登るというほどのものでもない
ねばならぬと開(あ)きもしない鍵を差し込む

春は晴朗ににして水清冽
れんげが咲き 鳥の棲み処にひなが生まれる
唯有る今日 降り頻(しき)る音
そう有りたいと美の封を切る

初恋はおそるおそる落ちてみるおんなの沼
青褪めて乗り込む男の舟
ふいに逃げ出す庭
恋は仮の家
言えない鍵穴に差し込む私の影
言いそびれてあきらめる完全の面影

海は破れた大地ではない
波は枝垂(しだ)れた時ではない
いのちは其処に生まれ其処に還ると思い込む
日が沈み日が昇り其の方に向く

23:20 2012/01/16月曜日
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支配 体制

2012/01/15 21:46
かたちは目を閉じれば見えない
受け止めて影を
動かない
かたちはそこで整えられ組み合わされる

往きつ戻りつする波
やがて
高潮がまとまった全体を浚(さら)う

一面に咲き渡る花
埋もれて多岐に散る 安寧条理
雨が降る
水は血を讃え地に血脈は絶える

暈(ぼか)して描かれる歴史のあらまし
肉の交わり
日に日に約束を塗り替える
やがて
途方もない夜明け

かたちは目を閉じ触れるとまとまった全体としてある
しかし焼き付けた絵が何処にも見当たらない
しかし部屋は仕切りを要する
かたちは継ぎ合わされ平和を象る

21:28 2012/01/15日曜日
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支配 盗む女 白い、白い日 白き鳥

2012/01/14 23:30
「白い、白い日」は現在検索にもなく、私のブログにもありません。文部科学省の役人が盗み、中部電力に売っています。前田和泉は盗作しています。詩集「白い、白い日」は、一部毎日新聞で紹介されていますが、誤訳だとはっきり分かる訳し方です中部電力と近所に常駐している文部科学省役人が盗み、前田和泉東京外国語大学准教授とちゅうでん(中部電力)教育振興財団に売っています。名古屋市では、小学生、中学生に中部電力が小さい時から盗みを教えます。
ちゅうでん(中部電力)教育振興財団は私の家のすぐ傍に758というナンバーの車を置いて常駐し、金品の窃盗、コカイン製造吸引、詩、記事の窃盗を行っています。



好んで白い、白い日
おとなしやかな白き鳥
水は湧き出で尽きない
半ば覚めてはいとけなく目を瞑(つむ)る
呼び戻す時刻、物の姿

陽が沈む
ふたつに分かれ辱(はずかし)めを受ける
白い、白い日 白き鳥

濡れるままに縫い綴る文字
盗む女 白い、白い日
声を上げる白き鳥
憂いに沈む灯(ひ)
闇に一羽 慎ましく

売り歩かれる神
求めない羽
逢瀬はけものの価値
広く白く空しく
ふるえて
白い、白い日 白き鳥

22:01 2012/01/14土曜日

「白い、白い日」という詩がなくなっています。
白い、白いと読点を付けるのは私くらいです。
書いたのは、「白い、白い日」が出版される直前です。
「約束のない未知」という詩を盗んだTBSと氷室京介、松井五郎、「私は泣かない 私は泣くまい 」を盗んだ文芸春秋社、村木厚子と手口が同じです。
村木厚子文芸春秋社、TBS、氷室京介、松井五郎は、私が「この詩を盗まれたので直した」と書いた記事も削除しています。
「私は泣かない 私は泣くまい」は、検索してもありません。
文芸春秋社と村木厚子、厚生労働省は、「私は泣かない、私は屈さない」を村木厚子の著作としてWikipediaで公表していません。
盗んだことがいずれ分かることを危惧しているからです。

投稿妨害、記、事詩、金品窃盗の為に、文芸春秋社、新潮社、講談社、角川書店、毎日新聞社、読売新聞、産経新聞、日本海新聞社、共同通信、時事通信が近所に住んだのが五月です。
それまで私は三段落の短い詩を書いたことがありません。
「約束のない未知」は、毎日新聞社、TBSが改竄し、日付も改竄、今三段落の見たこともない詩にしてなっています。
文部科学省と総務省は、私の詩と記事を改竄・削除した上で、一部検索に載せています。

「白い、白い日」は現在検索にもなく、私のブログにもありません。
文部科学省の役人が盗み、中部電力に売っています。
前田和泉は盗作しています。
この詩集は一部毎日新聞で紹介されています。誤訳だとはっきり分かる訳し方です
中部電力と近所に常駐している文部科学省役人が盗み、前田和泉東京外国語大学准教授とちゅうでん(中部電力)教育振興財団に売っています。
名古屋市では、小学生、中学生に中部電力が小さい時から盗みを教えます。

ちゅうでん(中部電力)教育振興財団
財団法人ちゅうでん教育振興財団)
愛知県名古屋市東区の文部科学省初等中等教育局教育課程課所管の公益法人
主な目的:主に小学生・中学生に対する教育振興
設立:2001年6月

2011年10月3日発行
著:アルセーニイ・タルコフスキー
訳:前田和泉
神奈川県生まれ。
東京外国語大学外国語学部ロシア語学科卒、
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。
東京外国語大学准教授。
専門は20世紀 ロシア詩。
著書
『マリーナ・ツヴェターエワ』(未知谷、2006)。
共著に『詩女神の娘たち』(沓掛良彦編、未知谷、2000)
アンドレイ・ クルコフ『大統領の最後の恋』(新潮社、2006)
リュドミラ・ウリツカヤ『通訳ダニエル・シュタイン』(新潮社、2009)など
写真:鈴木理策.
編集:落合佐喜世
デザイン:須山悠
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支配 視線と指

2012/01/13 23:06
指に言葉が付き添う
視線に読んだ本が忘れられ浸され
向かい合う物の静けさの上に
不合理が積み重なる
日は過ぎる

省みない軸の方向を視線と指先が求める
其処に人が住み言葉が溢れる
割り切れて整除された所に溜(とど)まるわだかまりと痴愚

眉を整えたいナニカシラ清らかで
澄み渡る空
結ぶ音 ふねの舵(かじ)
似たもののない踊り

指に言葉はみな隠れている
視線にみな決められてしまう
身に着けて仕舞って置いた洋服
痛まないように

濁世(じょくせ)濁音濁点
こころが向かう遮る物
壁に明かり取り 
紙に文字を植える
治める指先と戯れる視線
私はいる

21:12 2012/01/13金曜日

米子市警、米子市教育委員会は、不正アクセスし、Yahoopingを外しました。
Broachトップページに通知しました
その他 4 サーバーに更新通知しました(うち失敗 1 件)
http://api.my.yahoo.co.jp/RPC2 への送信に失敗しました

恐喝・脅迫・夫殺害幇助・信用・名誉毀損、記事削除改竄、金品窃盗ブログ
情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄
日隅一雄・・元産經新聞記者東京第二弁護士会(福島瑞穂も在籍)所属
http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005
安倍秘書がSLAPP訴訟で和解〜「ジャーナリストが危ない」より2008-06-15 11:38:49
http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/883cbc4439b04885be6f138e6f47f84f
ようこそ、日本へ。首相の家を見学するだけであなたは逮捕されます2008-10-29 04:54:24
http://blog.goo.ne.jp/tokyodo-2005/e/820bf0f07a499b52a7836502bfb2ac0d
日隅一雄元産經新聞記者東京第二弁護士会(福島瑞穂も在籍)所属
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支配 子供は私が育てます

2012/01/12 23:00
子供は保育園にも幼稚園にも行かせることが出来ません
子供が行く幼稚園と保育園にはどんな先生がいるでしょう?
七歳になれば小学校に行きます
小学校にはどんな先生がいるでしょう?

子供は私が育てます

先生は「貴方の所為で」と言います
先生は「貴方の所為で」の後に
「お母さんの所為で」
その後に
「お父さんの所為で」
先生は「貴方の所為で私は」と言います

子供は私が育てます

教育委員会は「貴方の所為でお母さんの所為でお父さんの所為で私は」という言葉を聞き入れます
教育委員会は教師の集団です
文部科学省は「貴方の所為でお母さんの所為でお父さんの所為で私は」という教育委員会の大合唱を聞き入れます
文部科学省は優秀な役人を2011年春までに全員切りました
文部科学省は今や日本人の教育ではなく、朝鮮人、中国人の教育について考えます
文部科学省は教師出身の文部科学委員会所属政治家の空っぽ脳で出来ています
教育委員会と文部科学省が守らなければならないのは
教師ではなく
子供です
子供を育てる親です

子供は私が育てます

一、ヒミツは守るよ
二、名前は名乗らなくてもよい
三、どんなことでも、一緒に考える
四、イヤになったら切ってもいい
こんな子供用電話相談所がありますか?
まるで出会い系

子供は私が育てます

子どもの人権110番は子どもの人権を100%守らないという意味です
国民の秘密はNTT回線、インターネットプロバイダー回線は国家に繋いであります
電話もパソコンも国の管理下にあります
いのちの電話、チャイルドラインは公安と警察と政府が親と子供の脅迫に使います
名前は名乗らなくてもよいとはいえ、公安と警察と政府が電話する貴方の居場所を特定、全て盗撮盗聴します
どんなことでも、一緒に考えて国家犯罪に使われるか、国家犯罪被害者になるかです
イヤになったら切ってもいいのは、教師に反発し、教育委員会、文部科学省に対する不満を抱える電話番号を知ることが目的です

子供は私が育てます
それは産むことが出来ればの話です

朝鮮人と中国人と国家犯罪加害者側だけが子供を産むことを許されます
子供は日本では産むことが出来ません
子供はおそらく地球で産むことは出来ません

子供はもう何処にもいません
子供を育てることはもう出来ません

22:22 2012/01/12木曜日
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支配 白い、白い日

2012/01/11 23:33
「白い、白い日」は現在検索にもなく、私のブログにもありません。
文部科学省の役人が盗み、中部電力に売っています。
前田和泉は盗作しています。
この詩集は一部毎日新聞で紹介されています。
誤訳だとはっきり分かる訳し方です。


白い、白い日
太陽の落ちる道
虚無の美しい顔貌(かおかたち)
いちばんよいことはいちばんよいことである
いちばんかなしいことはいちばんかなしいことである

白い、白い日
私に向けた救済の道
にひりずむの住む家
いちばん小さいのは世界
いちばんとおい人と人のあいだ

白い、白い日
水が流れる
国を侵す美しい革命の歌
あやつるのはわたし
あやつられたいのはわたし

白い、白い日
陽の差さない片隅
もどかしい世の覚え
ぬけめなくうばうのは砂
どこまでもうばわれるのは鍵

白い、白い日
こころの中にいる                           
しんじこんでいるのは取るに足らない自由              
しんじこんでいるのは地上の自由

23:12 2012/01/11水曜日


「白い、白い日」という詩がなくなっています。
白い、白いと読点を付けるのは私くらいです。
書いたのは、「白い、白い日」が出版される直前です。
「約束のない未知」という詩を盗んだTBSと氷室京介、松井五郎、「私は泣かない 私は泣くまい 」を盗んだ文芸春秋社、村木厚子と手口が同じです。
村木厚子文芸春秋社、TBS、氷室京介、松井五郎は、私が「この詩を盗まれたので直した」と書いた記事も削除しています。
「私は泣かない 私は泣くまい」は、検索してもありません。
文芸春秋社と村木厚子、厚生労働省は、「私は泣かない、私は屈さない」を村木厚子の著作としてWikipediaで公表していません。
盗んだことがいずれ分かることを危惧しているからです。

投稿妨害、記、事詩、金品窃盗の為に、文芸春秋社、新潮社、講談社、角川書店、毎日新聞社、読売新聞、産経新聞、日本海新聞社、共同通信、時事通信が近所に住んだのが五月です。
それまで私は三段落の短い詩を書いたことがありません。
「約束のない未知」は、毎日新聞社、TBSが改竄し、日付も改竄、今三段落の見たこともない詩にしてなっています。
文部科学省と総務省は、私の詩と記事を改竄・削除した上で、一部検索に載せています。

「白い、白い日」は現在検索にもなく、私のブログにもありません。
文部科学省の役人が盗み、中部電力とに売っています。
前田和泉は盗作しています。
この詩集は一部毎日新聞で紹介されています。
誤訳だとはっきり分かる訳し方です。

中部電力と近所に常駐している文部科学省役人が盗み、前田和泉東京外国語大学准教授とちゅうでん(中部電力)教育振興財団に売っています。
名古屋市では、小学生、中学生に中部電力が小さい時から盗みを教えます。

ちゅうでん(中部電力)教育振興財団
財団法人ちゅうでん教育振興財団)
愛知県名古屋市東区の文部科学省初等中等教育局教育課程課所管の公益法人
主な目的:主に小学生・中学生に対する教育振興
設立:2001年6月

2011年10月3日発行
著:アルセーニイ・タルコフスキー
訳:前田和泉
神奈川県生まれ。
東京外国語大学外国語学部ロシア語学科卒、
東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。
東京外国語大学准教授。
専門は20世紀 ロシア詩。
著書
『マリーナ・ツヴェターエワ』(未知谷、2006)。
共著に『詩女神の娘たち』(沓掛良彦編、未知谷、2000)
アンドレイ・ クルコフ『大統領の最後の恋』(新潮社、2006)
リュドミラ・ウリツカヤ『通訳ダニエル・シュタイン』(新潮社、2009)など
写真:鈴木理策.
編集:落合佐喜世
デザイン:須山悠

文部科学省脳科学研究戦略推進プログラムと米子市教育委員会が行っている性的虐待、肉体的虐待に自由報道協会会員が参加しています。

代表:上杉隆・・恐喝脅迫夫殺害私に対する性的虐待と金品窃盗首謀者鳩山邦夫の秘書でした。

東浩紀・・この人は私の詩を盗んで詩集を2つ出版した加藤と家の前で車に乗り込む姿と加藤と一緒にローソンに来ている姿を見ています。

新潮社が出した和合亮一の詩集の編集者で、私の詩をブログと家に侵入して盗んでは和合亮一と中原中也賞受賞者、これから受賞する候補者に渡しています。
2006年10月、東京工業大学世界文明センター人文学院 特任教授。
2007年4月、東京工業大学世界文明センター人文学院ディレクター(特任教授は継続)。
2010年4月、早稲田大学文化構想学部教授(任期付)。
伊田浩之
岩上安身・・・脳内革命ブームに警鐘を鳴らしているそうですが、脳を盗み見し、詩や記事の窃盗を繰り返す夫の殺人に関与した犯人の一人に過ぎません。
 上垣喜寛
烏賀陽弘道

日本の著述家
ジャーナリスト
音楽評論家
元朝日新聞記者

軍事学修士(コロンビア大学、1994年)
日本ポピュラー音楽学会員

日本外国特派員協会名誉会員
朝日新聞社友会終身会員

江川紹子

小川裕夫
おしどりマコ
鳥取大学医学部生命科学科中退
よしもとクリエイティブ・エージェンシー

上出義樹

重信メイ

渋井哲也長野日報社
島田健弘
白石草テレビ朝日系列の制作プロダクション株式会社フレックス東京メトロポリタンテレビジョン株式会社(通称:東京MXテレビ
神保哲生
国際基督教大学(ICU)教養学部社会科学科卒業
コロンビア大学大学院ジャーナリズムスクール修士課程修了
田中龍作
津田大介
中澤大樹
西岡千史
畠山理仁早稲田大学/ピオ・デミリア
日隅一雄・・・社民党恐喝、脅迫、振り込め詐偽、金品窃盗、詩、記事窃盗、夫殺害に協力

東京第二弁護士会所属

元産経新聞社

情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

藤本順一東京スポーツ
村上隆週刊プレイボーイ編集部
山口一臣(週刊朝日編集長)

渡部真
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支配 私は美しい

2012/01/10 22:26
美しいあらまし
そうあってほしい小さい概略
試しにからだ
誰もはいっていない情景に
歩み寄る

乱れて雑多な
そうあってほしい美しい詩
試しに妹
生まれたままのやけど
写し盗る別冊
誰も眠ってしまった夜更け
それぞれに

見せてほしい
仮の有様ではない現れ
試しにからだ
物の下にあって賤(いや)しい形
私は美しい
浅く平たい象(かたど)り
ひややかな

ひときわ美しい
私は美しい
許さない練習を続ける

22:19 2012/01/10火曜日
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支配 私を抱いて

2012/01/09 23:09
弛(たる)まないように引っ張って
余計なものが群れを成す草原
春が過ぎたら花を咲かせて
夏の終わりに偽って私を抱いて
一生の終わりに 食べてしまって

弁(わきまえ)て大人にならない右の翼
偏ってさもしい左の翼
何(ど)の道隣合わせの束縛
舌で舐めて倣(なぞ)って 誓いや約束
しなくてはならない事に基づく毒を

縋(すが)って 纏(まつわ)りついて 溜息を吐(つ)く
どうにもならない 人の絵
しなやかな文字の腕で私を抱いて
そのわけは筆舌に尽くし難(がた)い貴方への伝い歩き
倒れないように 止(とど)まらないように 這って進む様(さま)

皮を剥いで 可愛い半分
追慕がなみなみとそそがれる口
秋の終わり 落ちない私を許して
冬の寝床で私を抱いて
一生の終わりに 食べてしまって

22:58 2012/01/09月曜日
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支配 女だから女

2012/01/08 23:31
女に与えられた女
女であると感知する
女であると認識する
私は女である
女に含まれる女

髪は女のように短く
爪は女のようにマニキュアを塗る
のようにしている
女を語るものはない
女に過ぎない
女に私を合わせてる
私に女を合わせている

女のような
女のような
女だから女のような

淑(しと)やかな女
やさしい女
清らかな女
女を列挙すると煩わしい女になる

踏み躙られるのはいつも女
泣かされるのはいつも女
騙されるのはいつも女
女は感傷主義に取り付かれた歌を歌う

女そのもの
女そのもの
女だから
女そのもの
女であって男ではない

23:12 2012/01/08日曜日
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支配 女は解き放たれている

2012/01/07 23:53
花は破れ
永遠の扉の鍵を持ち
女は有為に向かう
女の欲しいものは残らず神の下に有る
女の欲しいものは残らず男の下に有る
女は迷いの中に慰みを求め
不確かを招き寄せる
それでも女は穢れない

だから女は逃げてはいけない
だから女は逃れてはいけない
夫の為に死ねばいい
子供の為に死ねばいい

男は妻の為に死んでいる
子供の為に死んでいる

女は自ら女であることを認識し
女であることを受け容れ
女であることを道具としてはならない
女であることの一切は破局に向けたものではなく
女は充たされる為に存在する

女は男と等しくない
女は男と等しいことを望まない
女は支配され 男は支配する
男は支配され 女は支配する
女は子供をうみたい
男は女に子供をうませたい
女は子供をうむが
男は女に子供をうませなければならない

女は性の囚人
辱めで満たされたがる容器
女は無為に向かう
女は逃げる
女は逃れる
女は夫の為に死なない
子供の為に死なない

男は妻の為に死んでいる
子供の為に死んでいる

23:15 2012/01/07土曜日

私の詩を盗み記事やコメントを盗んで映画に使った角川書店と記事を盗み「午後のデル」を世耕弘成、麻生太郎、鳩山邦夫、鳩山由起夫、小沢一郎と組んで非表示にしている講談社は、隣の勝部に入っています。
勝部はコカインは作っていなかったのに、角川書店と講談社が入った途端、コカインを作り始め、早朝製造しているのか、二つの部屋がアンモニア臭く、非常に迷惑しています。
お風呂の蓋が緑色になっていましたから、このままコカイン製造を町内が続けるようでしたら、私の家までカビだらけになってしまいます。
勝部はあっという間に外壁がカビだらけになってしまいました。
角川書店と毎日新聞、読売新聞、時事通信は、社名を名乗りません。
文芸春秋社、新潮社、共同通信、産経新聞、日本海新聞は、何処の社か分かるようにしています。

角川書店と米子市教育委員会(米子市教育委員会を削除してありました。)の女が組んだ今日の音声送信です。
「今も居るってことはまだ盗るということだよな。
一生お前の詩を角川書店(勝部コカイン製造)と青土社(ユリイカ詩人連合)、新潮社で盗むってこと」

二十三時、車が二台入り、木村に売春婦が入って行きました。
私の家は木村で大量の電力を使うため、暖房を点けても12度です。
正月には、15台の車が10時から午前1時までに木村に来た学者、医師、弁護士、詩人、翻訳者、売春婦を乗せて出て行きました。
コタツを点けても全く暖まりません。
木村の家は、電信柱から直接電気が行くように配線してあり、私の家は電線から配線してあります。
全く配線の仕方が違っています。
木村で使った余りが私の家に来るようにしてあり、私の家は同じ電気代がかかっても部屋も暖まることがありません。

中国電力に聞いても、大嘘を言います。
野坂康夫、野坂道明、広江はじめ、安倍晋三、山口市、ユリイカ、角川書店、青土社が行っている犯罪です。
中原中也賞受賞者は、盗作しては過去の作品を改竄しています。
角川書店は投稿妨害もひどく、私のパソコンからブログを出しています。
Biglobeにも当然出しています。
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支配 絶望

2012/01/06 21:27
絶望に向かって歩き出すと
絶望に会わずにいられない
絶望の予感に振り回され
忍びやかにあわれみの様が根を下ろす
光を遠ざけた地
絶望と書いた神の浸る水の底

意志としての絶望に向かう
かなしいという言葉に私は私のかなしみを辿る
かなしみは私を夢中にする
涙は私を秩序に向かわせ
私は或るものになろうとする
矛盾を含むその跡形に執着する

欠けたものであることの歓び、自由
神に供えた私の肉
私はその肉の残り
欠けた私の向かう場所
隠れた其処で、私は私を暴き私は私を損ない
私は病む

夜が静かに更ける
有りのままの私
絶望は夜の色人の色である
全てを貴方にと望む
私は要らない
私は折れ曲がり崩れてなお強く
解き放たれている

21:07 2012/01/06金曜日
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支配 顔

2012/01/05 21:36
人がいる
人の外にこころがない
人の内にこころがない
こころの情景は見当たらない

私の顔に文字が置かれる
私を駆り立てる赤いくちびる
縛る皮膚
約束で結ばれた黒い穴や黒い窓
定めの配列

逃れられない肉と骨の量と仕切り
備え付けられた形は
こころを支配し 人を支配する
記憶したしすてむ
ひとつの曲線を繕うと人は死ぬ
ひとつの穴を塞ぐと人は死ぬ

空に定められた星があり
空の下 定められた人と風景がある
思い込み 思い違い
人は自身の定めと分かれてしまう
憑かれたように辻褄を合わせ
一つの文字に拘る
絶望や再生、いのちやこころといった

過ちは目に住まい
罪は頬を顧みない
責めた言葉が額に浮かび上がる
人は顔に文字を刻む
間が途切れることなく
不思議な力を持って顔に文字が刻まれる

21:03 2012/01/05木曜日

共産党は、
http://blog.goo.ne.jp/urmt
未来を信じ、未来に生きる。
urmtを使って「民事で慰謝料請求!!」「刑事で慰謝料請求!!」「逮捕が近い」「河童の捕獲」「判決」と脅迫、恐喝、夫の殺害予告等を続けて来ました。

社民党政府の名誉毀損(社民党はこれを中傷と言わない)A
http://anatatoae71.jugem.jp/?eid=100

社民党名誉毀損事件の記事を改竄し、詩や訳詞を盗んで来ました。
「鳥居正宏のときどきLOGOS」と同じ FC2にブログを持つ米子市民劇場会員の
http://yoshidu.blog86.fc2.com/
石橋よしえblog
俳句を詠む(「新俳句人連盟」会員)
演劇鑑賞(「米子市民劇場」会員)

赤旗は私の記事を盗んで使ったこともあります。
石橋よしえと畠山(元教師)が、「私のメールを読んだ」と言って二人で家に来ました。
しかし、私は共産党にメールを書いたことはありません。
メールには何も書いてないのに、何故市議会議員が来ることがあるでしょう?
メールアドレスも間違っていました。
メールを送ってみれば、メールアドレスから私の名前が出ないことが分かるはずで、悪戯に気付かなければなりません。
共産党元教師、市議会議員が、メールを送った相手にメールで問い合わせもせず、母に電話して私を呼び出すこともなく押しかけて来ました。
この元教師畠山と共産党市議会議員石橋よしえ、高橋幸敬弁護士は、母や私の住所をNETに書き込んでいます。
そうでなければそういう対応はしません。
私が共産党と教師のことを書いているため、脅迫、恐喝に来ました。

私の貯金が去年百万円盗まれています。
共産党が関っていることと、畠山(元教師)と石橋よしえ、高橋幸敬弁護士を代表とする米子共産党市議会議員、市民劇場、労音が関係しています。
詩や記事の改竄、削除、窃盗、614万円振り込め詐偽、百万円その他多額の窃盗、夫の殺害、社民党名誉毀損事件の捏造に共産党が関って来たことは、誰でも知っています。

町内の住所・氏名が書いてある紙を持って来ましたが、私の名前は書いてありません。
隣の木村の家は、私の家より小さく、土地は同じ面積なのに、家も土地もこの区域で一番大きく書いてありました。

私の住所や氏名を誰かに教えたことも、母と住んでいることを教えたことも、自治会に知らせたこともないのに、何故私の家に共産党員が脅迫に来たのか分かりません。
脅迫でしかないことは、私と読者だけに分かることです。
何年も前から、「畠山です」と言われて来ましたが、私は誰か知りませんでした。
それも「畠山耳鼻科」と繰り返し言っていました。
元教師畠山が2006年から音声送信をして来た張本人であるという意味だとやっと今気付きました。
畠山を中心に音声送信が行われて来ました。
フィルターをかけてありますが、間違いなく何度も聞いた声です。

共産党赤旗のひねくれた、実に幼稚な記事の書き方を思い出します。
私の詩や記事を改竄削除する手伝いを共産党がして来たことは明らかです。

私の詩の殆どが改竄されてしまいました。
昨日ノートが又入れ替えられ、プリントが盗まれ、「レナードとほろびたい」「あなたと歩く道」の詩の中に私が書いた詩ではない詩が入れてありました。
「あなたと歩く道」の絵は殆ど盗み、記事も削除してあります。
一昨日、私の買ったばかりの辞書の「代替え」という文字に線が引いてあり、本にアンモニアを付けてありました。

私は、昔、大阪で文芸サークルに入っていました。
共産党員がたくさんいました。
彼らの酷く捻じ曲がった、主語から述語に行き着けない文章を思い出します。
そうです、頭と顔に支配された文章です・・・

読売新聞
米子市**出逢い
社民党と共産党は、熟女サイトに私と母の住所・氏名を掲載し、一時は数千近く組織的に投稿していました。
熟女サイトの運営会社は、読売新聞社です。
読売新聞の紹介文が載せてあります。
読売新聞の許可のない掲載は考えられません。
米子共産党員石橋よしえも、この熟女サイトを応援しています。
ブログにトラックバックを送って猥褻サイトを紹介するのは、社民党議員、山本香苗公明党国会議員、公明党市議会議員、戸井田徹自民党国会議員、と同じです。
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支配 支配されたい

2012/01/04 22:22
貴方の体の下で私は見えないほど小さい
落ちる音を聞きたい
落ちる雨の音を聞きたい
古い家屋の渇いたシンク 滴(しずく)

抱擁の入口で人は手を広げ
形のまま受け容れる
等しく支配される者であり 支配する者である
手や指で掴めない寝台の上のそれぞれの背や腹
女は敷かれ 男は覆(おお)う
魚の姿でゆるく折れ
潮に殉じる
罅(ひび)割れた絵画
崩れる形式 
外れた音を求めて 砂の枠の中
落ちる音を聞きたい
落ちる雨の音を聞きたい
廃(すた)れた家屋の渇いたシンク 滴(しずく)

男には支配する幼さと
燃え尽きたケモノの値打ちのない印を
女は男を支配する者であり 解放された者である
男は海の藻屑
血の意味に操られる
女は貴方の体の下 組み合わせた記号ではなく 無い者になりたい
落ちる音を聞きたい
落ちる雨の音を聞きたい
囚われた家屋の渇いたシンク 滴(しずく)

22:09 2012/01/04水曜日
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支配 あなたのことなどどうでもよかった

2012/01/03 23:14
私はあなたを愛することが出来ない
私はあなたのことを考えることは出来る
あなたが何もしないでつまらなさそうにしていたり
私を抱いて寝ていたり
誰かと映画館の座席に座っていたり
あなたのことを考える時間が他の誰かのことを考える時間より多い
その事を愛と呼ぶのです

けれど
私はその翌日
新しい物語を書き始め
あなたを思うことはなかった
私は物語の中のだらしない登場人物に夢中で
その男のことばかり考えていた
あなたのことなどどうでもよかった
あなたのことを考えられもしない

私はそれからしばらく
その男と気が合って
うるさく言ってみたり
騙されている振りをしてみたり
支配するだけの男なんて何だかいやで
支配しているけれども本当はその男に支配されることにした

朝は「もう朝よ」と言う
「もっと寝ていよう」
「私ももう一度眠るわ」
夜は「もう寝ましょう」と私が言う
「もう少し起きているから」
「じゃあ私も起きているわ」
昼はこころを砕いて幾つもの私になる
欠けたところのないもの それを愛と呼びます
陽は欠けないのに月は満ちて欠けます
海の潮は満ちて引きます

22:52 2012/01/03火曜日
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支配 支配する者は支配される者であるという椅子

2012/01/02 22:24
私が支配する あなた
あなたに支配される者 私
私が支配するもの
CDや本やセーターやギターやピアノ
この床 この天井 
この窓と冬の暗い空 降る雪

私は貧しく 
物も言わずに 物も買わずに
支配される者を装っている
貧しいという言葉に支配された者のイメージを崩さない
疲れて
支配される者は支配する者であるという椅子を見つけ座る

私は今日この部屋で眠り
明日もやはりこの床に眠り
この天井の下でひとり食事をとる
私はこの空間に支配された者であり
又この空間を支配し得る者である

人に知られないように 私があなたを思うとき
私はあなたに支配され
この部屋の時計と気温と清潔さに支配され
部屋の住人らしく
この窓の外の道をイメージする
その道をただ歩きさえすれば辿り着く 
あなたの 或るイメージ
あなたに支配されたい私のこころ
私自身が描くあなたのイメージに支配されている
女であることやもう若くはないという気持ち
私は自ら自由を捨てる者であり
あなたのイメージを鮮明に描くことが出来ない
あなたを愛することがどういうことなのか分からない

22:14 2012/01/02月曜日
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完全のもつうれい

2012/01/01 22:48
私が定まろうとするとき私であろうとする
私を定めようとするとき私であらせようとする
口を閉じようか
目を閉じようか
目を閉じても口を閉じても
踊る靴
見る夢

こころが曲がるとき私であろうとする
こころが挫けるとき私であろうとする
こころが苦しいとき私であろうとする
口を閉じ
目を閉じ
ひとりでに動けなくなる
右に寄り
左に寄り
じっとして動けない

解き放す関係
それぞれの行く先
このことはこうである
そのことはそうである
決められた
完全のもつうれい
完全な愛からは私は離れたい

きれいに晴れたそら
往く雲
失われ
役に立たない
背負うだけの 完全のもつうれい

22:15 2012/01/01日曜日
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生きるには

2011/12/31 23:19
新潮社、文芸春秋社、毎日新聞社、加藤(私の詩を盗んで2冊詩集を出版)は、自宅ノート・プリント、パソコン不正アクセスによるブログの詩・記事窃盗を毎日繰り返しています。
毎日新聞社、安倍晋三、川上義博、西村正夫、米子市教育委員会は、「言葉 定めの海」を、ブログ三つに侵入して削除し、家に侵入してプリントとノートも盗みました。
今日、又「涸れた倦み」の詩を一つ消されています。
かなりの詩が改竄され、削除されています。
それでも私は書き続けます。



生きるにはごはんを食べればよい
生きるには死ななきゃいい
生きるにはきれいないろの服を着て
我を忘れ盛りの歌を歌えばよい

もっともちいさいものであればよい
とにかく世に知られずひっそりいればよい
生きるには生きればいい
暑い日が続けば水に体を捩(ね)じ込む
寒い日が続けば氷を割って底に沈む

生きるには一人用のこころがあればいい
生きるには一人分の食器に一人分のスプーン
禁じられた食卓の触れないうわさ
一人用の寝台に一人分の乱れ
生きるにはすっかりなくす生き物の殻

しあわせを待つ
しあわせを待つ
しあわせを待つ
生きるには一列にしあわせをいくつ並べよう
どれくらいしあわせになる日を待てばよいのだろう
胸に宛てて送り届けられる打ち消しの文字
見えないものを見て、見えるものを見て
見ていないわ
見えなかったの

生きるには夜、一時(いっとき)ゆめをみたい
生きるには朝、二つに千切った希望の形を二人で分け合いたい
何もかもがいやになる
行方、流れ去る時

男はおんなに
女はおとこに
ことばを捨てて
正義を捨てて
此の世の生を捨てて
と云えない

生きるには何もしないでいればよい
生きているから
今日が流れ
明日が流れ
希望は日に映えて

生きるには苺のようにかわいくあればよい
わずかなしあわせを胸に抱き
大きな木の影に眠っていればいい
生きるには眠りかけたらそのままみんな忘れてしまえばいい

生きるには昨日に手を加えて
生きるには聖書に手を加えて
生きるには良心に手を加えて
過ぎた物と
完全な物と
手の込んだ物と
分厚い物を
欠けた爪としてすっかり切ってしまえばよい

生きるにはひょっとしたら死んだように悄悄(しおしお)と暮らせばよい
理性と感性に通じる道を破壊し迷い子になればいい
その道に美しい花を植え新しい歌を口ずさもう

生きるには狭い心をなるったけ心細く保ち
門を閉じ雨戸を閉め部屋を真っ暗にする
暗闇には小さなろうそくの灯かりがあればよい
庭には雀の網を張ればよい
雀がかかれば身代わりにわずかの涙を流せばよい

生きるには風に靡(なび)き雨に濡れ非を打たれればよい
生きるには陽を浴び水を浴び酒を浴び非を認めればよい
ガラスの破片を撒いて血を流す
無駄口を利いて胸をずたずたに引き裂く
生きるには弱弱しくよろめきながら歩けばよい

夜眠り朝目覚めればいい
眠って起きて嘆きの荷を水に流せばいい
この上なくひそやかないのちを針と糸で侵入から守ればよい

生きるには手の平にある未来を全部なくして孤独に暮らし
処方された夢を投げ捨て
世界に割り当てられる鈍感な主義思想に属さない
生きるには降る幸と吐息のサラダを作って食すればよい

理不尽に振り返らないばかりに
おどけた手と縛られた足から成る
狂おしいほどの落下に殉じ
空一面物さびしく
口いっぱい十字架を頬張る

生きるには瓶の中の根を弄び
底に渇きを張り付け
許された裡(うち)なる所有をアルコールに浸す
生きるには声と涙、倶(とも)に下る烈しい炎
灼き尽くす私の席

生きるにはえとらんぜ
背に負う負極
のちの時代に成し遂げられる独立を支持する
かかとの辺(あた)り、定められた時刻
ガラスの靴、ガラスの空間
小声で囁く、「しあわせは零時に」

荒れ果てた城
不可能はなかった
意味を持つ行動と意志の統制
歪曲された人の絵姿
生きるには服従の方式を採用する

生きるには今日はまた違う今日を
明日はまた俗悪な今日を
いつまでも見つからない燃やした手紙と捨てたあるばむ
生きるには道端にあるとは限らない愁えをひも解く

雨に打たれて情けなく
風に揺れて情けなく
花を摘むのに明け暮れる
報われたい、裏切られたい、求められたい
生きるには形どった花を象(かたど)る

生きるには生きた空白に偏(ひとえ)に煩わされ
生きるには生きる幻想に深く恥じ入り
今熱情の欠如に打ちひしがれ
貴方の愛した楽園に向かう

幕が下りるまでのろのろ生きればよい
常軌を逸したくちびるの虜(とりこ)となり
生きるにはスプーンで言い知れぬ傾倒を注ぎ
全権のテーブルを離れればよい

生きるには自由への途(みち)を正しく歩くだけで
誓いを固く守るだけでいい
裏付ける何ものもいらない
今日でさえ誤解に息を呑む
明日生きるには窓を開け朝の光の中で大きく息を吸う
数多(あまた)の星を見て大きく息を吐く

ぼんやり座る窓辺
落ちた花は何かを思い出させる
何も思い出したくなければ息を呑み込めばいい
この上ない父と母の下で言い訳をし危険に強く惹かれる
生きるには傾く思いを露(あらわ)に自制を捨てればよい

生きるには低く垂れた雲
荒れた海原
卓上に海図を広げ終局を迎えればよい
苦悩は光を遮って闇に降り立つ

生きるには軽はずみであればいい
生きるには目覚めた朝
横に眠る見知らぬ人に分かれを告げ
何もかも忘れてしまえばいい
調子の外れた歌を賛美し
ふたたび皆と一緒に行けばいい

生きるには書物から目を解き放ち
その人の抱擁の呪縛を振り解き
ろまんてぃしずむの皮を剥ぐ
生きるには死に筋の精神と肉体を削除し
退廃を仕入れる

脈絡の在るところ、落丁を呼び
一図を奪う
夢と現(うつつ)、昼と夜
身を任せる背筋の角度
生きるにはあり余る渇き

神を出で人は初めて情理を尽くす
人は街に出で愁眉を開く
人が生きる時門に入り門を出る
生きるには門の内側外側
惑い揺れながら行き違えばよい

窪みにつもりもなくなく
空虚に理由もなく
過ちに声なく
罪に力なく肩を落とせばよい
生きるには暗い水の底息を止めて目を閉じればよい

夢は消え足に課された追想が列を乱す
生きるには手を開いて心行くまで失えばよい
ふさわしい一瞬を見送り
忌々(ゆゆ)しい次の瞬間に姿を描ければよい

幸いは一様に崩れ
不幸せはちぐはぐに積み重なる
行きずりに求める物語
心引かれ満たされる灯ひとつ
生きるにはそのような添えられた定めを生きればいい

生きるには屈辱の中にあって高潔でありたい
生きるには時に共に堕落したい
貴方には私を引き摺り込んでふしだらであってほしい
生きるには少なくとも涙がほしい

惨めな季節 凍る言葉
生きるには何もいらない
パンと水が
床に転がって
雨となって
あればよい
降ればよい

ぷっつり途切れたことば
生きるには朽ちた樹、枯れた葉、閉ざされた光り
滅び往くものとその単一の傾向があればよい
かけ離れた表情で伝える不如意

ぷっつり途切れた碧空
分かれて此の方極印を捺され続ける文字
生きるには代償
書くには代償
あおいうみ
澄み渡った山
手渡す自由

生きるには暗い夜に星の明かりがあればよい
生きるには匿名の便りでいい
人の気配が時たま届けばいい
人に似た血が心から体に流れ、流れ
胸から口元から毀れる

読み終えた本は夢から遠ざかる
終えようとする一日は西に傾き
遠ざかる背中
遠ざかる手と足
生きるには物語りを読み進めればいい

仕方ない成り行き
背と背を合わせ手を離す
往(い)った時を眺め恣(ほしいまま)に荷にする
広がる空を眺め煩わしくて余計な荷を解く

不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
朽ち果てたい
引き括(くる)めてどん底
生きるには並外れて軽はずみでありたい

生きるには私の輪郭と私自身の間の混沌を愛したい
生きるには予(あらかじ)め用意する今と
今この瞬間の身に染みる透明を愛したい
推し量る図を愛したい

荒む姿を映す空気の筋道を接(つ)ぎ合わせ
悖徳(はいとく)の破れた家を修復する
生きるには行き違う人、重ねる月日
後ろ向きに建てた家を愛したい

もちろん愛に理性は要らない
愛に真(まこと)はない値打ちもない
もちろん別れるには貴方と話し合うべきだった
留まるには、唯、岐路に立ち尽くすばかりではならなかった
生きるには希望と落胆のどちらかを選ばなければならなかった

生きるには見え透いた力に動かされ
気付いても知らない振りをする
何かに属し
何かと離れ
生きる時、握り締めた愛と憎しみどちらかを選べない
生きる時、私を真似て人を真似て何処に何があるのか分からない

分かるより分かってもらいたい
生きるには不安の中に目を閉じ
逃れようのない家屋を理解する
生きるには家路を辿ればよい

沙に足音を聞き
岩に身を寄せる
生きるには波があればいい
生きるには引く潮があればいい
生きるには渇きがあればよい

工場の機械の作動の前で人は等しくない
国家の法の下で人は等しくない
私の窓から私は自由に飛び立てない
君の少しも曲がらぬ心の前で私は自由ではない

人は人に幻想を抱く
人は人と抱(いだ)き合いながら沈黙の唇と背く背を持つ
歩み寄る足で踏みつけ触れる指を隠す
生きるには伸び広がる草の上肌を露わにすればよい
生きるには尚、野に可能を探し求めればよい

街端(はず)れの景色
先の尖った形
失くした記憶
生きるには私の風景があればよい

こころはどこにもみあたらない
いきるにはおやをなくしたこどもになればよい
いきるにはあいとわかれたおんなになればよい
ひとはぼんやりおもえばよい

実体もなくあたかも人のようにいればいい
反映に過ぎない本質を生きるには知ったかぶりをすればいい
脳は記憶を表出する装置に過ぎない
生きるには言葉と風景を失くした人であればよい

言語も画像も身の内に蓄積出来ない
記憶は私の外側にある
心は私の外側にある
或る感情を齎し行動に至った筋道
回路を遡(さかのぼ)っても何処にも行き着かない
生きるには今日を私らしく生きればよい

どっちみち水は淀む
陽は落ちる
人は死ぬ
人は人に見せるために生きる
生きるには寝乱れた床(ゆか)を片付け
漏らした声を呑む
人は裏寂しい野に在らざるを得ない
人は踏み行うべき道を歩かねばならない

どっちみち人は死ぬ
色を変え
欠ける
調子を失った視覚と聴覚
調節された方向と広がり
どっちみち人は狭い
どっちみち花の命は短い

生きるには下された審判を受け容れて生きればよい
開かれない地図
知られざる地
淡い期待に揺るぎない現実
生きるには不実な梯子をひたすら上らなければならない

柩(ひつぎ)に入る人
彼の生は無意味である
彼の生を有意義と考える人がいるとき
彼の生は意味のあるものとなる
生きるには生きるそのときを自らのものとして生きればよい
生きるには言われもしない言葉、在りもしない場所に向かい
虚空を前提として生きなければならない

核心を離れ春から遠い寂莫
紙のない昔、神はいなかった
私は私であり
貴方は貴方であった
悲しみは悲しみであり
私の思いは貴方に
貴方の思いは私に
誰の思(おぼ)し召しもなく

唯一つの跡
その時々は一片(ひとひら)の降る雪
その果実は置く霜
生きるには果敢なく密かに
舟ならば沈めばいい
情熱ならば冷やせばよい

人は文字に支配され言葉に翻弄される
記憶が或る確実な一枚の絵であるとき
私はその景色に掌握されている
その文字と景色が形成する絵、一頁の物語
私はそれ以外の何者でもあり得ようはずもない

鎖で繋がれた人の記憶
それは人と人を隔てる
例えば図書室の一冊の本
生きるには或る日、一冊の本を破り捨てればよい
風に吹かれ何処かに消える紙切れを追いそして見失う
生きるには口を開き新しい道を尋ねればいい
生きるには耳をそばだてず目を見開けばよい

どの角を曲がっても許す廊下、許される床
何処の空の下にも鬱蒼とした森
許されない日々
胸を切り細裂くゆとりの時
生きるには遠く、死ぬことからもかけ離れ

小振りな雨
涙が落ちる
夜明け方人知れず
生きるにはいろいろの色彩
生きるにはいつまでも悪い夢を見ている

生きることそれは何もない部屋の何も持たない私が何も思わないこと
決して物笑いになることは惨めではない
裏切られることは一人に向かうことではない
裏切ることそれが一人に向かうことであり
笑い者にすることそれが惨めになることである

今の私と次の瞬間の私が違った顔をしている
今の国の姿と明日の国の姿が一致しない
血塗れの愛着
それが人を愛すことであるかも知れない
それが国を愛すことかも知れない
今日の出来事を紙に印刷するように
考えたことと行ったことが顔に印刷される

線だけで描く絵がある
何を頼りに何を辿ろう
導かれやがて連続する
操られやがて余白を分割する

生きるには知らない街の空を仰ぎ
知らない港から舟を出し
醒めない夢をひた走る
溺れる人形
遠い慰め
生きるには人でなし、下賤な者、火がついた家に住む

常の服を着て頭を垂れ
認め
感じ
記憶し
思考する
泥濘に踏み出す足
空いた所を埋める忍耐

脳を覗いた人々に待つのは死
人の道を踏み外した人々に待つのは死
女であり男である定めを捨てた人々に待つのは死
邪淫に耽る脳科学者と文学者に欠ける認識
認め
感じ
記憶し
思考する
生きるには脳を覗くのではなく
私を見詰める心と私の外側にある私の記憶と古今東西の人々の記憶があればよい
私は人間という地球を成す一つの装置である
一つの装置の一つの部品を盗むことは出来る
一つの装置を壊すことは出来る

人は大地からいのちを
樹木からいのちを
人は水辺で
人は森で
人となる
生きるには息を吸って吐けばよい
息は言葉である
其処に心があり
其処に空があり
其処に海がある
其処に貴方がいる
生まれて死ぬまで私は生きたい

心なくして人は生きられない
心は君のものであって君のものではない
傷つける心も傷ついた心も心である
人はみな、変質したものと欠けたものを抱く

息を吸って吐く
息を吐く時、溜息となり言葉となる
言葉は心である
言葉は命である
人は言葉を得たのではなく、言葉は其処にあった
人が其処にいて、言葉が其処ににあった
記憶が人の外側にあるように
心が人の外側にあるように

認め
感じ
記憶し
思考する
そして人は互いに認識し合う
生きるには認め合って生きればよい
人の心は外側に
人の記憶は外側に
言葉は其処にあり
人が此処にいる
言葉は私と貴方の間にあり
記憶は私と貴方の間にあり
心は私と貴方の間にある

息を吐くとき人は思う
人が思うとき言葉と絵を用いる
息を吸うとき人は何も考えることが出来ない
いのちを得るとき人は何も考えない
息を吐くとき人は思い考え動揺する
命は自然に得られる

人は得た命を捨てない
人は絶望しない
豊かな水
一面の木々
息を吸って希望に燃え
息を吐いて願い
息を止めて考えつめる

生きるには手立てのない仕掛けに付き添い
失われた静けさを見る
罪に疼き
今に凍える

生きるには他にあるものを盗んで真似たものに怒りを
生きるには夢の中にあるもの呼吸するものに揺るぎない立場を
入り混じった文体
こころに滲みる曲譜
生きるにはわだかまりを仕舞う
絆を切る

人は待つさわやかな朝
なごやかな食卓
呑み込む今日の頑(かたく)ななひとこと
それから貴方を見て
貴方の言葉を聞いて
貴方に答える

どうしても生きたい
生きるには貴方といたい
生きるには言い訳をして偏ればよい
生きるには別れと限りを退け、やわらかいひとのからだに崩れる

昼があるように夜があってほしい
希望は安らかな住まいを約束する
目に見えず耳に聞こえない
口に出すだけの望みは私を卑しめる
真実にのどが渇く
生きるには当てにならない人の心は望ましい
希望が空にあるように身を沈める絶望の淵がほしい

唯唯死の法衣に従うより背くことを懼れたくない
言いそびれた言葉は一つの原理となる
空と地
配置された人と星
割り当てられる性に囚われ体の自由を失っている
手折る枝に花はこころを欠く

夜が明けて抜き書きされたように
割り切れない昨日が残されている
積もる雪
別のし方で弄(ろう)され破(わ)れた身

人は束の間選ばれた道具
初めも終わりもなく
不完全な形で地の上、捨てられて
無作為な予感に震える
生きるには手に鋭い刃物
脅かすのは私の生

21:19 2011/12/31土曜日
22:48 2011/10/04火曜日
20:54 2011/11/25金曜日
21:25 2011/11/26土曜日
22:35 2011/11/27日曜日
20:34 2011/11/28月曜日
18:18 2011/11/29火曜日
20:21 2011/11/30水曜日
20:01 2011/12/01木曜日
21:49 2011/12/02金曜日
20:07 2011/12/03土曜日
19:49 2011/12/04日曜日
21:24 2011/12/05月曜日
20:14 2011/12/06火曜日
20:53 2011/12/07水曜日
20:10 2011/12/08木曜日
20:22 2011/12/09金曜日
20:16 2011/12/10土曜日
20:32 2011/12/11日曜日
20:51 2011/12/12月曜日
23:06 2011/12/13火曜日
19:17 2011/12/14水曜日
20:44 2011/12/15木曜日
22:08 2011/12/16金曜日
21:39 2011/12/17土曜日
21:30 2011/12/18日曜日
20:03 2011/12/19月曜日
21:12 2011/12/20火曜日
21:19 2011/12/21水曜日
21:17 2011/12/22木曜日
21:06 2011/12/23金曜日
20:56 2011/12/24土曜日
20:55 2011/12/25日曜日
22:11 2011/12/26月曜日
20:25 2011/12/27火曜日
19:42 2011/12/28水曜日
19:40 2011/12/29木曜日
21:27 2011/12/30金曜日
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生きるには

2011/12/30 21:58
新潮社、文芸春秋社、毎日新聞社、加藤(私の詩を盗んで2冊詩集を出版)は、自宅ノート・プリント、パソコン不正アクセスによるブログの詩・記事窃盗を毎日繰り返しています。
毎日新聞社、安倍晋三、川上義博、西村正夫、米子市教育委員会は、「言葉 定めの海」を、ブログ三つに侵入して削除し、家に侵入してプリントとノートも盗みました。
今日、又「涸れた倦み」の詩を一つ消されています。
かなりの詩が改竄され、削除されています。
それでも私は書き続けます。



生きるにはごはんを食べればよい
生きるには死ななきゃいい
生きるにはきれいないろの服を着て
我を忘れ盛りの歌を歌えばよい

もっともちいさいものであればよい
とにかく世に知られずひっそりいればよい
生きるには生きればいい
暑い日が続けば水に体を捩(ね)じ込む
寒い日が続けば氷を割って底に沈む

生きるには一人用のこころがあればいい
生きるには一人分の食器に一人分のスプーン
禁じられた食卓の触れないうわさ
一人用の寝台に一人分の乱れ
生きるにはすっかりなくす生き物の殻

しあわせを待つ
しあわせを待つ
しあわせを待つ
生きるには一列にしあわせをいくつ並べよう
どれくらいしあわせになる日を待てばよいのだろう
胸に宛てて送り届けられる打ち消しの文字
見えないものを見て、見えるものを見て
見ていないわ
見えなかったの

生きるには夜、一時(いっとき)ゆめをみたい
生きるには朝、二つに千切った希望の形を二人で分け合いたい
何もかもがいやになる
行方、流れ去る時

男はおんなに
女はおとこに
ことばを捨てて
正義を捨てて
此の世の生を捨てて
と云えない

生きるには何もしないでいればよい
生きているから
今日が流れ
明日が流れ
希望は日に映えて

生きるには苺のようにかわいくあればよい
わずかなしあわせを胸に抱き
大きな木の影に眠っていればいい
生きるには眠りかけたらそのままみんな忘れてしまえばいい

生きるには昨日に手を加えて
生きるには聖書に手を加えて
生きるには良心に手を加えて
過ぎた物と
完全な物と
手の込んだ物と
分厚い物を
欠けた爪としてすっかり切ってしまえばよい

生きるにはひょっとしたら死んだように悄悄(しおしお)と暮らせばよい
理性と感性に通じる道を破壊し迷い子になればいい
その道に美しい花を植え新しい歌を口ずさもう

生きるには狭い心をなるったけ心細く保ち
門を閉じ雨戸を閉め部屋を真っ暗にする
暗闇には小さなろうそくの灯かりがあればよい
庭には雀の網を張ればよい
雀がかかれば身代わりにわずかの涙を流せばよい

生きるには風に靡(なび)き雨に濡れ非を打たれればよい
生きるには陽を浴び水を浴び酒を浴び非を認めればよい
ガラスの破片を撒いて血を流す
無駄口を利いて胸をずたずたに引き裂く
生きるには弱弱しくよろめきながら歩けばよい

夜眠り朝目覚めればいい
眠って起きて嘆きの荷を水に流せばいい
この上なくひそやかないのちを針と糸で侵入から守ればよい

生きるには手の平にある未来を全部なくして孤独に暮らし
処方された夢を投げ捨て
世界に割り当てられる鈍感な主義思想に属さない
生きるには降る幸と吐息のサラダを作って食すればよい

理不尽に振り返らないばかりに
おどけた手と縛られた足から成る
狂おしいほどの落下に殉じ
空一面物さびしく
口いっぱい十字架を頬張る

生きるには瓶の中の根を弄び
底に渇きを張り付け
許された裡(うち)なる所有をアルコールに浸す
生きるには声と涙、倶(とも)に下る烈しい炎
灼き尽くす私の席

生きるにはえとらんぜ
背に負う負極
のちの時代に成し遂げられる独立を支持する
かかとの辺(あた)り、定められた時刻
ガラスの靴、ガラスの空間
小声で囁く、「しあわせは零時に」

荒れ果てた城
不可能はなかった
意味を持つ行動と意志の統制
歪曲された人の絵姿
生きるには服従の方式を採用する

生きるには今日はまた違う今日を
明日はまた俗悪な今日を
いつまでも見つからない燃やした手紙と捨てたあるばむ
生きるには道端にあるとは限らない愁えをひも解く

雨に打たれて情けなく
風に揺れて情けなく
花を摘むのに明け暮れる
報われたい、裏切られたい、求められたい
生きるには形どった花を象(かたど)る

生きるには生きた空白に偏(ひとえ)に煩わされ
生きるには生きる幻想に深く恥じ入り
今熱情の欠如に打ちひしがれ
貴方の愛した楽園に向かう

幕が下りるまでのろのろ生きればよい
常軌を逸したくちびるの虜(とりこ)となり
生きるにはスプーンで言い知れぬ傾倒を注ぎ
全権のテーブルを離れればよい

生きるには自由への途(みち)を正しく歩くだけで
誓いを固く守るだけでいい
裏付ける何ものもいらない
今日でさえ誤解に息を呑む
明日生きるには窓を開け朝の光の中で大きく息を吸う
数多(あまた)の星を見て大きく息を吐く

ぼんやり座る窓辺
落ちた花は何かを思い出させる
何も思い出したくなければ息を呑み込めばいい
この上ない父と母の下で言い訳をし危険に強く惹かれる
生きるには傾く思いを露(あらわ)に自制を捨てればよい

生きるには低く垂れた雲
荒れた海原
卓上に海図を広げ終局を迎えればよい
苦悩は光を遮って闇に降り立つ

生きるには軽はずみであればいい
生きるには目覚めた朝
横に眠る見知らぬ人に分かれを告げ
何もかも忘れてしまえばいい
調子の外れた歌を賛美し
ふたたび皆と一緒に行けばいい

生きるには書物から目を解き放ち
その人の抱擁の呪縛を振り解き
ろまんてぃしずむの皮を剥ぐ
生きるには死に筋の精神と肉体を削除し
退廃を仕入れる

脈絡の在るところ、落丁を呼び
一図を奪う
夢と現(うつつ)、昼と夜
身を任せる背筋の角度
生きるにはあり余る渇き

神を出で人は初めて情理を尽くす
人は街に出で愁眉を開く
人が生きる時門に入り門を出る
生きるには門の内側外側
惑い揺れながら行き違えばよい

窪みにつもりもなくなく
空虚に理由もなく
過ちに声なく
罪に力なく肩を落とせばよい
生きるには暗い水の底息を止めて目を閉じればよい

夢は消え足に課された追想が列を乱す
生きるには手を開いて心行くまで失えばよい
ふさわしい一瞬を見送り
忌々(ゆゆ)しい次の瞬間に姿を描ければよい

幸いは一様に崩れ
不幸せはちぐはぐに積み重なる
行きずりに求める物語
心引かれ満たされる灯ひとつ
生きるにはそのような添えられた定めを生きればいい

生きるには屈辱の中にあって高潔でありたい
生きるには時に共に堕落したい
貴方には私を引き摺り込んでふしだらであってほしい
生きるには少なくとも涙がほしい

惨めな季節 凍る言葉
生きるには何もいらない
パンと水が
床に転がって
雨となって
あればよい
降ればよい

ぷっつり途切れたことば
生きるには朽ちた樹、枯れた葉、閉ざされた光り
滅び往くものとその単一の傾向があればよい
かけ離れた表情で伝える不如意

ぷっつり途切れた碧空
分かれて此の方極印を捺され続ける文字
生きるには代償
書くには代償
あおいうみ
澄み渡った山
手渡す自由

生きるには暗い夜に星の明かりがあればよい
生きるには匿名の便りでいい
人の気配が時たま届けばいい
人に似た血が心から体に流れ、流れ
胸から口元から毀れる

読み終えた本は夢から遠ざかる
終えようとする一日は西に傾き
遠ざかる背中
遠ざかる手と足
生きるには物語りを読み進めればいい

仕方ない成り行き
背と背を合わせ手を離す
往(い)った時を眺め恣(ほしいまま)に荷にする
広がる空を眺め煩わしくて余計な荷を解く

不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
朽ち果てたい
引き括(くる)めてどん底
生きるには並外れて軽はずみでありたい

生きるには私の輪郭と私自身の間の混沌を愛したい
生きるには予(あらかじ)め用意する今と
今この瞬間の身に染みる透明を愛したい
推し量る図を愛したい

荒む姿を映す空気の筋道を接(つ)ぎ合わせ
悖徳(はいとく)の破れた家を修復する
生きるには行き違う人、重ねる月日
後ろ向きに建てた家を愛したい

もちろん愛に理性は要らない
愛に真(まこと)はない値打ちもない
もちろん別れるには貴方と話し合うべきだった
留まるには、唯、岐路に立ち尽くすばかりではならなかった
生きるには希望と落胆のどちらかを選ばなければならなかった

生きるには見え透いた力に動かされ
気付いても知らない振りをする
何かに属し
何かと離れ
生きる時、握り締めた愛と憎しみどちらかを選べない
生きる時、私を真似て人を真似て何処に何があるのか分からない

分かるより分かってもらいたい
生きるには不安の中に目を閉じ
逃れようのない家屋を理解する
生きるには家路を辿ればよい

沙に足音を聞き
岩に身を寄せる
生きるには波があればいい
生きるには引く潮があればいい
生きるには渇きがあればよい

工場の機械の作動の前で人は等しくない
国家の法の下で人は等しくない
私の窓から私は自由に飛び立てない
君の少しも曲がらぬ心の前で私は自由ではない

人は人に幻想を抱く
人は人と抱(いだ)き合いながら沈黙の唇と背く背を持つ
歩み寄る足で踏みつけ触れる指を隠す
生きるには伸び広がる草の上肌を露わにすればよい
生きるには尚、野に可能を探し求めればよい

街端(はず)れの景色
先の尖った形
失くした記憶
生きるには私の風景があればよい

こころはどこにもみあたらない
いきるにはおやをなくしたこどもになればよい
いきるにはあいとわかれたおんなになればよい
ひとはぼんやりおもえばよい

実体もなくあたかも人のようにいればいい
反映に過ぎない本質を生きるには知ったかぶりをすればいい
脳は記憶を表出する装置に過ぎない
生きるには言葉と風景を失くした人であればよい

言語も画像も身の内に蓄積出来ない
記憶は私の外側にある
心は私の外側にある
或る感情を齎し行動に至った筋道
回路を遡(さかのぼ)っても何処にも行き着かない
生きるには今日を私らしく生きればよい

どっちみち水は淀む
陽は落ちる
人は死ぬ
人は人に見せるために生きる
生きるには寝乱れた床(ゆか)を片付け
漏らした声を呑む
人は裏寂しい野に在らざるを得ない
人は踏み行うべき道を歩かねばならない

どっちみち人は死ぬ
色を変え
欠ける
調子を失った視覚と聴覚
調節された方向と広がり
どっちみち人は狭い
どっちみち花の命は短い

生きるには下された審判を受け容れて生きればよい
開かれない地図
知られざる地
淡い期待に揺るぎない現実
生きるには不実な梯子をひたすら上らなければならない

柩(ひつぎ)に入る人
彼の生は無意味である
彼の生を有意義と考える人がいるとき
彼の生は意味のあるものとなる
生きるには生きるそのときを自らのものとして生きればよい
生きるには言われもしない言葉、在りもしない場所に向かい
虚空を前提として生きなければならない

核心を離れ春から遠い寂莫
紙のない昔、神はいなかった
私は私であり
貴方は貴方であった
悲しみは悲しみであり
私の思いは貴方に
貴方の思いは私に
誰の思(おぼ)し召しもなく

唯一つの跡
その時々は一片(ひとひら)の降る雪
その果実は置く霜
生きるには果敢なく密かに
舟ならば沈めばいい
情熱ならば冷やせばよい

人は文字に支配され言葉に翻弄される
記憶が或る確実な一枚の絵であるとき
私はその景色に掌握されている
その文字と景色が形成する絵、一頁の物語
私はそれ以外の何者でもあり得ようはずもない

鎖で繋がれた人の記憶
それは人と人を隔てる
例えば図書室の一冊の本
生きるには或る日、一冊の本を破り捨てればよい
風に吹かれ何処かに消える紙切れを追いそして見失う
生きるには口を開き新しい道を尋ねればいい
生きるには耳をそばだてず目を見開けばよい

どの角を曲がっても許す廊下、許される床
何処の空の下にも鬱蒼とした森
許されない日々
胸を切り細裂くゆとりの時
生きるには遠く、死ぬことからもかけ離れ

小振りな雨
涙が落ちる
夜明け方人知れず
生きるにはいろいろの色彩
生きるにはいつまでも悪い夢を見ている

生きることそれは何もない部屋の何も持たない私が何も思わないこと
決して物笑いになることは惨めではない
裏切られることは一人に向かうことではない
裏切ることそれが一人に向かうことであり
笑い者にすることそれが惨めになることである

今の私と次の瞬間の私が違った顔をしている
今の国の姿と明日の国の姿が一致しない
血塗れの愛着
それが人を愛すことであるかも知れない
それが国を愛すことかも知れない
今日の出来事を紙に印刷するように
考えたことと行ったことが顔に印刷される

線だけで描く絵がある
何を頼りに何を辿ろう
導かれやがて連続する
操られやがて余白を分割する

生きるには知らない街の空を仰ぎ
知らない港から舟を出し
醒めない夢をひた走る
溺れる人形
遠い慰め
生きるには人でなし、下賤な者、火がついた家に住む

常の服を着て頭を垂れ
認め
感じ
記憶し
思考する
泥濘に踏み出す足
空いた所を埋める忍耐

脳を覗いた人々に待つのは死
人の道を踏み外した人々に待つのは死
女であり男である定めを捨てた人々に待つのは死
邪淫に耽る脳科学者と文学者に欠ける認識
認め
感じ
記憶し
思考する
生きるには脳を覗くのではなく
私を見詰める心と私の外側にある私の記憶と古今東西の人々の記憶があればよい
私は人間という地球を成す一つの装置である
一つの装置の一つの部品を盗むことは出来る
一つの装置を壊すことは出来る

人は大地からいのちを
樹木からいのちを
人は水辺で
人は森で
人となる
生きるには息を吸って吐けばよい
息は言葉である
其処に心があり
其処に空があり
其処に海がある
其処に貴方がいる
生まれて死ぬまで私は生きたい

心なくして人は生きられない
心は君のものであって君のものではない
傷つける心も傷ついた心も心である
人はみな、変質したものと欠けたものを抱く

息を吸って吐く
息を吐く時、溜息となり言葉となる
言葉は心である
言葉は命である
人は言葉を得たのではなく、言葉は其処にあった
人が其処にいて、言葉が其処ににあった
記憶が人の外側にあるように
心が人の外側にあるように

認め
感じ
記憶し
思考する
そして人は互いに認識し合う
生きるには認め合って生きればよい
人の心は外側に
人の記憶は外側に
言葉は其処にあり
人が此処にいる
言葉は私と貴方の間にあり
記憶は私と貴方の間にあり
心は私と貴方の間にある

息を吐くとき人は思う
人が思うとき言葉と絵を用いる
息を吸うとき人は何も考えることが出来ない
いのちを得るとき人は何も考えない
息を吐くとき人は思い考え動揺する
命は自然に得られる

人は得た命を捨てない
人は絶望しない
豊かな水
一面の木々
息を吸って希望に燃え
息を吐いて願い
息を止めて考えつめる

生きるには手立てのない仕掛けに付き添い
失われた静けさを見る
罪に疼き
今に凍える

生きるには他にあるものを盗んで真似たものに怒りを
生きるには夢の中にあるもの呼吸するものに揺るぎない立場を
入り混じった文体
こころに滲みる曲譜
生きるにはわだかまりを仕舞う
絆を切る

人は待つさわやかな朝
なごやかな食卓
呑み込む今日の頑(かたく)ななひとこと
それから貴方を見て
貴方の言葉を聞いて
貴方に答える

どうしても生きたい
生きるには貴方といたい
生きるには言い訳をして偏ればよい
生きるには別れと限りを退け、やわらかいひとのからだに崩れる

昼があるように夜があってほしい
希望は安らかな住まいを約束する
目に見えず耳に聞こえない
口に出すだけの望みは私を卑しめる
真実にのどが渇く
生きるには当てにならない人の心は望ましい
希望が空にあるように身を沈める絶望の淵がほしい

唯唯死の法衣に従うより背くことを懼れたくない
言いそびれた言葉は一つの原理となる
空と地
配置された人と星
割り当てられる性に囚われ体の自由を失っている
手折る枝に花はこころを欠く

21:27 2011/12/30金曜日
22:48 2011/10/04火曜日
20:54 2011/11/25金曜日
21:25 2011/11/26土曜日
22:35 2011/11/27日曜日
20:34 2011/11/28月曜日
18:18 2011/11/29火曜日
20:21 2011/11/30水曜日
20:01 2011/12/01木曜日
21:49 2011/12/02金曜日
20:07 2011/12/03土曜日
19:49 2011/12/04日曜日
21:24 2011/12/05月曜日
20:14 2011/12/06火曜日
20:53 2011/12/07水曜日
20:10 2011/12/08木曜日
20:22 2011/12/09金曜日
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20:51 2011/12/12月曜日
23:06 2011/12/13火曜日
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20:44 2011/12/15木曜日
22:08 2011/12/16金曜日
21:39 2011/12/17土曜日
21:30 2011/12/18日曜日
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19:40 2011/12/29木曜日
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生きるには

2011/12/29 20:09
新潮社、文芸春秋社、毎日新聞社は、自宅ノート・プリント、パソコン不正アクセスによるブログの詩・記事窃盗を毎日繰り返しています。
毎日新聞社と川上義博、西村正夫、米子市教育委員会は、「言葉 定めの海」を、ブログ三つに侵入して削除し、家に侵入してプリントとノートも盗みました。
今日、又「涸れた倦み」の詩を一つ消されています。
かなりの詩が改竄され、削除されています。
それでも私は書き続けます。



生きるにはごはんを食べればよい
生きるには死ななきゃいい
生きるにはきれいないろの服を着て
我を忘れ盛りの歌を歌えばよい

もっともちいさいものであればよい
とにかく世に知られずひっそりいればよい
生きるには生きればいい
暑い日が続けば水に体を捩(ね)じ込む
寒い日が続けば氷を割って底に沈む

生きるには一人用のこころがあればいい
生きるには一人分の食器に一人分のスプーン
禁じられた食卓の触れないうわさ
一人用の寝台に一人分の乱れ
生きるにはすっかりなくす生き物の殻

しあわせを待つ
しあわせを待つ
しあわせを待つ
生きるには一列にしあわせをいくつ並べよう
どれくらいしあわせになる日を待てばよいのだろう
胸に宛てて送り届けられる打ち消しの文字
見えないものを見て、見えるものを見て
見ていないわ
見えなかったの

生きるには夜、一時(いっとき)ゆめをみたい
生きるには朝、二つに千切った希望の形を二人で分け合いたい
何もかもがいやになる
行方、流れ去る時

男はおんなに
女はおとこに
ことばを捨てて
正義を捨てて
此の世の生を捨てて
と云えない

生きるには何もしないでいればよい
生きているから
今日が流れ
明日が流れ
希望は日に映えて

生きるには苺のようにかわいくあればよい
わずかなしあわせを胸に抱き
大きな木の影に眠っていればいい
生きるには眠りかけたらそのままみんな忘れてしまえばいい

生きるには昨日に手を加えて
生きるには聖書に手を加えて
生きるには良心に手を加えて
過ぎた物と
完全な物と
手の込んだ物と
分厚い物を
欠けた爪としてすっかり切ってしまえばよい

生きるにはひょっとしたら死んだように悄悄(しおしお)と暮らせばよい
理性と感性に通じる道を破壊し迷い子になればいい
その道に美しい花を植え新しい歌を口ずさもう

生きるには狭い心をなるったけ心細く保ち
門を閉じ雨戸を閉め部屋を真っ暗にする
暗闇には小さなろうそくの灯かりがあればよい
庭には雀の網を張ればよい
雀がかかれば身代わりにわずかの涙を流せばよい

生きるには風に靡(なび)き雨に濡れ非を打たれればよい
生きるには陽を浴び水を浴び酒を浴び非を認めればよい
ガラスの破片を撒いて血を流す
無駄口を利いて胸をずたずたに引き裂く
生きるには弱弱しくよろめきながら歩けばよい

夜眠り朝目覚めればいい
眠って起きて嘆きの荷を水に流せばいい
この上なくひそやかないのちを針と糸で侵入から守ればよい

生きるには手の平にある未来を全部なくして孤独に暮らし
処方された夢を投げ捨て
世界に割り当てられる鈍感な主義思想に属さない
生きるには降る幸と吐息のサラダを作って食すればよい

理不尽に振り返らないばかりに
おどけた手と縛られた足から成る
狂おしいほどの落下に殉じ
空一面物さびしく
口いっぱい十字架を頬張る

生きるには瓶の中の根を弄び
底に渇きを張り付け
許された裡(うち)なる所有をアルコールに浸す
生きるには声と涙、倶(とも)に下る烈しい炎
灼き尽くす私の席

生きるにはえとらんぜ
背に負う負極
のちの時代に成し遂げられる独立を支持する
かかとの辺(あた)り、定められた時刻
ガラスの靴、ガラスの空間
小声で囁く、「しあわせは零時に」

荒れ果てた城
不可能はなかった
意味を持つ行動と意志の統制
歪曲された人の絵姿
生きるには服従の方式を採用する

生きるには今日はまた違う今日を
明日はまた俗悪な今日を
いつまでも見つからない燃やした手紙と捨てたあるばむ
生きるには道端にあるとは限らない愁えをひも解く

雨に打たれて情けなく
風に揺れて情けなく
花を摘むのに明け暮れる
報われたい、裏切られたい、求められたい
生きるには形どった花を象(かたど)る

生きるには生きた空白に偏(ひとえ)に煩わされ
生きるには生きる幻想に深く恥じ入り
今熱情の欠如に打ちひしがれ
貴方の愛した楽園に向かう

幕が下りるまでのろのろ生きればよい
常軌を逸したくちびるの虜(とりこ)となり
生きるにはスプーンで言い知れぬ傾倒を注ぎ
全権のテーブルを離れればよい

生きるには自由への途(みち)を正しく歩くだけで
誓いを固く守るだけでいい
裏付ける何ものもいらない
今日でさえ誤解に息を呑む
明日生きるには窓を開け朝の光の中で大きく息を吸う
数多(あまた)の星を見て大きく息を吐く

ぼんやり座る窓辺
落ちた花は何かを思い出させる
何も思い出したくなければ息を呑み込めばいい
この上ない父と母の下で言い訳をし危険に強く惹かれる
生きるには傾く思いを露(あらわ)に自制を捨てればよい

生きるには低く垂れた雲
荒れた海原
卓上に海図を広げ終局を迎えればよい
苦悩は光を遮って闇に降り立つ

生きるには軽はずみであればいい
生きるには目覚めた朝
横に眠る見知らぬ人に分かれを告げ
何もかも忘れてしまえばいい
調子の外れた歌を賛美し
ふたたび皆と一緒に行けばいい

生きるには書物から目を解き放ち
その人の抱擁の呪縛を振り解き
ろまんてぃしずむの皮を剥ぐ
生きるには死に筋の精神と肉体を削除し
退廃を仕入れる

脈絡の在るところ、落丁を呼び
一図を奪う
夢と現(うつつ)、昼と夜
身を任せる背筋の角度
生きるにはあり余る渇き

神を出で人は初めて情理を尽くす
人は街に出で愁眉を開く
人が生きる時門に入り門を出る
生きるには門の内側外側
惑い揺れながら行き違えばよい

窪みにつもりもなくなく
空虚に理由もなく
過ちに声なく
罪に力なく肩を落とせばよい
生きるには暗い水の底息を止めて目を閉じればよい

夢は消え足に課された追想が列を乱す
生きるには手を開いて心行くまで失えばよい
ふさわしい一瞬を見送り
忌々(ゆゆ)しい次の瞬間に姿を描ければよい

幸いは一様に崩れ
不幸せはちぐはぐに積み重なる
行きずりに求める物語
心引かれ満たされる灯ひとつ
生きるにはそのような添えられた定めを生きればいい

生きるには屈辱の中にあって高潔でありたい
生きるには時に共に堕落したい
貴方には私を引き摺り込んでふしだらであってほしい
生きるには少なくとも涙がほしい

惨めな季節 凍る言葉
生きるには何もいらない
パンと水が
床に転がって
雨となって
あればよい
降ればよい

ぷっつり途切れたことば
生きるには朽ちた樹、枯れた葉、閉ざされた光り
滅び往くものとその単一の傾向があればよい
かけ離れた表情で伝える不如意

ぷっつり途切れた碧空
分かれて此の方極印を捺され続ける文字
生きるには代償
書くには代償
あおいうみ
澄み渡った山
手渡す自由

生きるには暗い夜に星の明かりがあればよい
生きるには匿名の便りでいい
人の気配が時たま届けばいい
人に似た血が心から体に流れ、流れ
胸から口元から毀れる

読み終えた本は夢から遠ざかる
終えようとする一日は西に傾き
遠ざかる背中
遠ざかる手と足
生きるには物語りを読み進めればいい

仕方ない成り行き
背と背を合わせ手を離す
往(い)った時を眺め恣(ほしいまま)に荷にする
広がる空を眺め煩わしくて余計な荷を解く

不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
朽ち果てたい
引き括(くる)めてどん底
生きるには並外れて軽はずみでありたい

生きるには私の輪郭と私自身の間の混沌を愛したい
生きるには予(あらかじ)め用意する今と
今この瞬間の身に染みる透明を愛したい
推し量る図を愛したい

荒む姿を映す空気の筋道を接(つ)ぎ合わせ
悖徳(はいとく)の破れた家を修復する
生きるには行き違う人、重ねる月日
後ろ向きに建てた家を愛したい

もちろん愛に理性は要らない
愛に真(まこと)はない値打ちもない
もちろん別れるには貴方と話し合うべきだった
留まるには、唯、岐路に立ち尽くすばかりではならなかった
生きるには希望と落胆のどちらかを選ばなければならなかった

生きるには見え透いた力に動かされ
気付いても知らない振りをする
何かに属し
何かと離れ
生きる時、握り締めた愛と憎しみどちらかを選べない
生きる時、私を真似て人を真似て何処に何があるのか分からない

分かるより分かってもらいたい
生きるには不安の中に目を閉じ
逃れようのない家屋を理解する
生きるには家路を辿ればよい

沙に足音を聞き
岩に身を寄せる
生きるには波があればいい
生きるには引く潮があればいい
生きるには渇きがあればよい

工場の機械の作動の前で人は等しくない
国家の法の下で人は等しくない
私の窓から私は自由に飛び立てない
君の少しも曲がらぬ心の前で私は自由ではない

人は人に幻想を抱く
人は人と抱(いだ)き合いながら沈黙の唇と背く背を持つ
歩み寄る足で踏みつけ触れる指を隠す
生きるには伸び広がる草の上肌を露わにすればよい
生きるには尚、野に可能を探し求めればよい

街端(はず)れの景色
先の尖った形
失くした記憶
生きるには私の風景があればよい

こころはどこにもみあたらない
いきるにはおやをなくしたこどもになればよい
いきるにはあいとわかれたおんなになればよい
ひとはぼんやりおもえばよい

実体もなくあたかも人のようにいればいい
反映に過ぎない本質を生きるには知ったかぶりをすればいい
脳は記憶を表出する装置に過ぎない
生きるには言葉と風景を失くした人であればよい

言語も画像も身の内に蓄積出来ない
記憶は私の外側にある
心は私の外側にある
或る感情を齎し行動に至った筋道
回路を遡(さかのぼ)っても何処にも行き着かない
生きるには今日を私らしく生きればよい

どっちみち水は淀む
陽は落ちる
人は死ぬ
人は人に見せるために生きる
生きるには寝乱れた床(ゆか)を片付け
漏らした声を呑む
人は裏寂しい野に在らざるを得ない
人は踏み行うべき道を歩かねばならない

どっちみち人は死ぬ
色を変え
欠ける
調子を失った視覚と聴覚
調節された方向と広がり
どっちみち人は狭い
どっちみち花の命は短い

生きるには下された審判を受け容れて生きればよい
開かれない地図
知られざる地
淡い期待に揺るぎない現実
生きるには不実な梯子をひたすら上らなければならない

柩(ひつぎ)に入る人
彼の生は無意味である
彼の生を有意義と考える人がいるとき
彼の生は意味のあるものとなる
生きるには生きるそのときを自らのものとして生きればよい
生きるには言われもしない言葉、在りもしない場所に向かい
虚空を前提として生きなければならない

核心を離れ春から遠い寂莫
紙のない昔、神はいなかった
私は私であり
貴方は貴方であった
悲しみは悲しみであり
私の思いは貴方に
貴方の思いは私に
誰の思(おぼ)し召しもなく

唯一つの跡
その時々は一片(ひとひら)の降る雪
その果実は置く霜
生きるには果敢なく密かに
舟ならば沈めばいい
情熱ならば冷やせばよい

人は文字に支配され言葉に翻弄される
記憶が或る確実な一枚の絵であるとき
私はその景色に掌握されている
その文字と景色が形成する絵、一頁の物語
私はそれ以外の何者でもあり得ようはずもない

鎖で繋がれた人の記憶
それは人と人を隔てる
例えば図書室の一冊の本
生きるには或る日、一冊の本を破り捨てればよい
風に吹かれ何処かに消える紙切れを追いそして見失う
生きるには口を開き新しい道を尋ねればいい
生きるには耳をそばだてず目を見開けばよい

どの角を曲がっても許す廊下、許される床
何処の空の下にも鬱蒼とした森
許されない日々
胸を切り細裂くゆとりの時
生きるには遠く、死ぬことからもかけ離れ

小振りな雨
涙が落ちる
夜明け方人知れず
生きるにはいろいろの色彩
生きるにはいつまでも悪い夢を見ている

生きることそれは何もない部屋の何も持たない私が何も思わないこと
決して物笑いになることは惨めではない
裏切られることは一人に向かうことではない
裏切ることそれが一人に向かうことであり
笑い者にすることそれが惨めになることである

今の私と次の瞬間の私が違った顔をしている
今の国の姿と明日の国の姿が一致しない
血塗れの愛着
それが人を愛すことであるかも知れない
それが国を愛すことかも知れない
今日の出来事を紙に印刷するように
考えたことと行ったことが顔に印刷される

線だけで描く絵がある
何を頼りに何を辿ろう
導かれやがて連続する
操られやがて余白を分割する

生きるには知らない街の空を仰ぎ
知らない港から舟を出し
醒めない夢をひた走る
溺れる人形
遠い慰め
生きるには人でなし、下賤な者、火がついた家に住む

常の服を着て頭を垂れ
認め
感じ
記憶し
思考する
泥濘に踏み出す足
空いた所を埋める忍耐

脳を覗いた人々に待つのは死
人の道を踏み外した人々に待つのは死
女であり男である定めを捨てた人々に待つのは死
邪淫に耽る脳科学者と文学者に欠ける認識
認め
感じ
記憶し
思考する
生きるには脳を覗くのではなく
私を見詰める心と私の外側にある私の記憶と古今東西の人々の記憶があればよい
私は人間という地球を成す一つの装置である
一つの装置の一つの部品を盗むことは出来る
一つの装置を壊すことは出来る

人は大地からいのちを
樹木からいのちを
人は水辺で
人は森で
人となる
生きるには息を吸って吐けばよい
息は言葉である
其処に心があり
其処に空があり
其処に海がある
其処に貴方がいる
生まれて死ぬまで私は生きたい

心なくして人は生きられない
心は君のものであって君のものではない
傷つける心も傷ついた心も心である
人はみな、変質したものと欠けたものを抱く

息を吸って吐く
息を吐く時、溜息となり言葉となる
言葉は心である
言葉は命である
人は言葉を得たのではなく、言葉は其処にあった
人が其処にいて、言葉が其処ににあった
記憶が人の外側にあるように
心が人の外側にあるように

認め
感じ
記憶し
思考する
そして人は互いに認識し合う
生きるには認め合って生きればよい
人の心は外側に
人の記憶は外側に
言葉は其処にあり
人が此処にいる
言葉は私と貴方の間にあり
記憶は私と貴方の間にあり
心は私と貴方の間にある

息を吐くとき人は思う
人が思うとき言葉と絵を用いる
息を吸うとき人は何も考えることが出来ない
いのちを得るとき人は何も考えない
息を吐くとき人は思い考え動揺する
命は自然に得られる

人は得た命を捨てない
人は絶望しない
豊かな水
一面の木々
息を吸って希望に燃え
息を吐いて願い
息を止めて考えつめる

生きるには手立てのない仕掛けに付き添い
失われた静けさを見る
罪に疼き
今に凍える

生きるには他にあるものを盗んで真似たものに怒りを
生きるには夢の中にあるもの呼吸するものに揺るぎない立場を
入り混じった文体
こころに滲みる曲譜
生きるにはわだかまりを仕舞う
絆を切る

人は待つさわやかな朝
なごやかな食卓
呑み込む今日の頑(かたく)ななひとこと
それから貴方を見て
貴方の言葉を聞いて
貴方に答える

どうしても生きたい
生きるには貴方といたい
生きるには言い訳をして偏ればよい
生きるには別れと限りを退け、やわらかいひとのからだに崩れる

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生きるには

2011/12/28 20:34
新潮社、文芸春秋社、毎日新聞社は、自宅ノート・プリント、パソコン不正アクセスによるブログの詩・記事窃盗を毎日繰り返しています。
毎日新聞社と川上義博、西村正夫、米子市教育委員会は、「言葉 定めの海」を、ブログ三つに侵入して削除し、家に侵入してプリントとノートも盗みました。
今日、又「涸れた倦み」の詩を一つ消されています。
かなりの詩が改竄され、削除されています。
それでも私は書き続けます。


生きるにはごはんを食べればよい
生きるには死ななきゃいい
生きるにはきれいないろの服を着て
我を忘れ盛りの歌を歌えばよい

もっともちいさいものであればよい
とにかく世に知られずひっそりいればよい
生きるには生きればいい
暑い日が続けば水に体を捩(ね)じ込む
寒い日が続けば氷を割って底に沈む

生きるには一人用のこころがあればいい
生きるには一人分の食器に一人分のスプーン
禁じられた食卓の触れないうわさ
一人用の寝台に一人分の乱れ
生きるにはすっかりなくす生き物の殻

しあわせを待つ
しあわせを待つ
しあわせを待つ
生きるには一列にしあわせをいくつ並べよう
どれくらいしあわせになる日を待てばよいのだろう
胸に宛てて送り届けられる打ち消しの文字
見えないものを見て、見えるものを見て
見ていないわ
見えなかったの

生きるには夜、一時(いっとき)ゆめをみたい
生きるには朝、二つに千切った希望の形を二人で分け合いたい
何もかもがいやになる
行方、流れ去る時

男はおんなに
女はおとこに
ことばを捨てて
正義を捨てて
此の世の生を捨てて
と云えない

生きるには何もしないでいればよい
生きているから
今日が流れ
明日が流れ
希望は日に映えて

生きるには苺のようにかわいくあればよい
わずかなしあわせを胸に抱き
大きな木の影に眠っていればいい
生きるには眠りかけたらそのままみんな忘れてしまえばいい

生きるには昨日に手を加えて
生きるには聖書に手を加えて
生きるには良心に手を加えて
過ぎた物と
完全な物と
手の込んだ物と
分厚い物を
欠けた爪としてすっかり切ってしまえばよい

生きるにはひょっとしたら死んだように悄悄(しおしお)と暮らせばよい
理性と感性に通じる道を破壊し迷い子になればいい
その道に美しい花を植え新しい歌を口ずさもう

生きるには狭い心をなるったけ心細く保ち
門を閉じ雨戸を閉め部屋を真っ暗にする
暗闇には小さなろうそくの灯かりがあればよい
庭には雀の網を張ればよい
雀がかかれば身代わりにわずかの涙を流せばよい

生きるには風に靡(なび)き雨に濡れ非を打たれればよい
生きるには陽を浴び水を浴び酒を浴び非を認めればよい
ガラスの破片を撒いて血を流す
無駄口を利いて胸をずたずたに引き裂く
生きるには弱弱しくよろめきながら歩けばよい

夜眠り朝目覚めればいい
眠って起きて嘆きの荷を水に流せばいい
この上なくひそやかないのちを針と糸で侵入から守ればよい

生きるには手の平にある未来を全部なくして孤独に暮らし
処方された夢を投げ捨て
世界に割り当てられる鈍感な主義思想に属さない
生きるには降る幸と吐息のサラダを作って食すればよい

理不尽に振り返らないばかりに
おどけた手と縛られた足から成る
狂おしいほどの落下に殉じ
空一面物さびしく
口いっぱい十字架を頬張る

生きるには瓶の中の根を弄び
底に渇きを張り付け
許された裡(うち)なる所有をアルコールに浸す
生きるには声と涙、倶(とも)に下る烈しい炎
灼き尽くす私の席

生きるにはえとらんぜ
背に負う負極
のちの時代に成し遂げられる独立を支持する
かかとの辺(あた)り、定められた時刻
ガラスの靴、ガラスの空間
小声で囁く、「しあわせは零時に」

荒れ果てた城
不可能はなかった
意味を持つ行動と意志の統制
歪曲された人の絵姿
生きるには服従の方式を採用する

生きるには今日はまた違う今日を
明日はまた俗悪な今日を
いつまでも見つからない燃やした手紙と捨てたあるばむ
生きるには道端にあるとは限らない愁えをひも解く

雨に打たれて情けなく
風に揺れて情けなく
花を摘むのに明け暮れる
報われたい、裏切られたい、求められたい
生きるには形どった花を象(かたど)る

生きるには生きた空白に偏(ひとえ)に煩わされ
生きるには生きる幻想に深く恥じ入り
今熱情の欠如に打ちひしがれ
貴方の愛した楽園に向かう

幕が下りるまでのろのろ生きればよい
常軌を逸したくちびるの虜(とりこ)となり
生きるにはスプーンで言い知れぬ傾倒を注ぎ
全権のテーブルを離れればよい

生きるには自由への途(みち)を正しく歩くだけで
誓いを固く守るだけでいい
裏付ける何ものもいらない
今日でさえ誤解に息を呑む
明日生きるには窓を開け朝の光の中で大きく息を吸う
数多(あまた)の星を見て大きく息を吐く

ぼんやり座る窓辺
落ちた花は何かを思い出させる
何も思い出したくなければ息を呑み込めばいい
この上ない父と母の下で言い訳をし危険に強く惹かれる
生きるには傾く思いを露(あらわ)に自制を捨てればよい

生きるには低く垂れた雲
荒れた海原
卓上に海図を広げ終局を迎えればよい
苦悩は光を遮って闇に降り立つ

生きるには軽はずみであればいい
生きるには目覚めた朝
横に眠る見知らぬ人に分かれを告げ
何もかも忘れてしまえばいい
調子の外れた歌を賛美し
ふたたび皆と一緒に行けばいい

生きるには書物から目を解き放ち
その人の抱擁の呪縛を振り解き
ろまんてぃしずむの皮を剥ぐ
生きるには死に筋の精神と肉体を削除し
退廃を仕入れる

脈絡の在るところ、落丁を呼び
一図を奪う
夢と現(うつつ)、昼と夜
身を任せる背筋の角度
生きるにはあり余る渇き

神を出で人は初めて情理を尽くす
人は街に出で愁眉を開く
人が生きる時門に入り門を出る
生きるには門の内側外側
惑い揺れながら行き違えばよい

窪みにつもりもなくなく
空虚に理由もなく
過ちに声なく
罪に力なく肩を落とせばよい
生きるには暗い水の底息を止めて目を閉じればよい

夢は消え足に課された追想が列を乱す
生きるには手を開いて心行くまで失えばよい
ふさわしい一瞬を見送り
忌々(ゆゆ)しい次の瞬間に姿を描ければよい

幸いは一様に崩れ
不幸せはちぐはぐに積み重なる
行きずりに求める物語
心引かれ満たされる灯ひとつ
生きるにはそのような添えられた定めを生きればいい

生きるには屈辱の中にあって高潔でありたい
生きるには時に共に堕落したい
貴方には私を引き摺り込んでふしだらであってほしい
生きるには少なくとも涙がほしい

惨めな季節 凍る言葉
生きるには何もいらない
パンと水が
床に転がって
雨となって
あればよい
降ればよい

ぷっつり途切れたことば
生きるには朽ちた樹、枯れた葉、閉ざされた光り
滅び往くものとその単一の傾向があればよい
かけ離れた表情で伝える不如意

ぷっつり途切れた碧空
分かれて此の方極印を捺され続ける文字
生きるには代償
書くには代償
あおいうみ
澄み渡った山
手渡す自由

生きるには暗い夜に星の明かりがあればよい
生きるには匿名の便りでいい
人の気配が時たま届けばいい
人に似た血が心から体に流れ、流れ
胸から口元から毀れる

読み終えた本は夢から遠ざかる
終えようとする一日は西に傾き
遠ざかる背中
遠ざかる手と足
生きるには物語りを読み進めればいい

仕方ない成り行き
背と背を合わせ手を離す
往(い)った時を眺め恣(ほしいまま)に荷にする
広がる空を眺め煩わしくて余計な荷を解く

不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
朽ち果てたい
引き括(くる)めてどん底
生きるには並外れて軽はずみでありたい

生きるには私の輪郭と私自身の間の混沌を愛したい
生きるには予(あらかじ)め用意する今と
今この瞬間の身に染みる透明を愛したい
推し量る図を愛したい

荒む姿を映す空気の筋道を接(つ)ぎ合わせ
悖徳(はいとく)の破れた家を修復する
生きるには行き違う人、重ねる月日
後ろ向きに建てた家を愛したい

もちろん愛に理性は要らない
愛に真(まこと)はない値打ちもない
もちろん別れるには貴方と話し合うべきだった
留まるには、唯、岐路に立ち尽くすばかりではならなかった
生きるには希望と落胆のどちらかを選ばなければならなかった

生きるには見え透いた力に動かされ
気付いても知らない振りをする
何かに属し
何かと離れ
生きる時、握り締めた愛と憎しみどちらかを選べない
生きる時、私を真似て人を真似て何処に何があるのか分からない

分かるより分かってもらいたい
生きるには不安の中に目を閉じ
逃れようのない家屋を理解する
生きるには家路を辿ればよい

沙に足音を聞き
岩に身を寄せる
生きるには波があればいい
生きるには引く潮があればいい
生きるには渇きがあればよい

工場の機械の作動の前で人は等しくない
国家の法の下で人は等しくない
私の窓から私は自由に飛び立てない
君の少しも曲がらぬ心の前で私は自由ではない

人は人に幻想を抱く
人は人と抱(いだ)き合いながら沈黙の唇と背く背を持つ
歩み寄る足で踏みつけ触れる指を隠す
生きるには伸び広がる草の上肌を露わにすればよい
生きるには尚、野に可能を探し求めればよい

街端(はず)れの景色
先の尖った形
失くした記憶
生きるには私の風景があればよい

こころはどこにもみあたらない
いきるにはおやをなくしたこどもになればよい
いきるにはあいとわかれたおんなになればよい
ひとはぼんやりおもえばよい

実体もなくあたかも人のようにいればいい
反映に過ぎない本質を生きるには知ったかぶりをすればいい
脳は記憶を表出する装置に過ぎない
生きるには言葉と風景を失くした人であればよい

言語も画像も身の内に蓄積出来ない
記憶は私の外側にある
心は私の外側にある
或る感情を齎し行動に至った筋道
回路を遡(さかのぼ)っても何処にも行き着かない
生きるには今日を私らしく生きればよい

どっちみち水は淀む
陽は落ちる
人は死ぬ
人は人に見せるために生きる
生きるには寝乱れた床(ゆか)を片付け
漏らした声を呑む
人は裏寂しい野に在らざるを得ない
人は踏み行うべき道を歩かねばならない

どっちみち人は死ぬ
色を変え
欠ける
調子を失った視覚と聴覚
調節された方向と広がり
どっちみち人は狭い
どっちみち花の命は短い

生きるには下された審判を受け容れて生きればよい
開かれない地図
知られざる地
淡い期待に揺るぎない現実
生きるには不実な梯子をひたすら上らなければならない

柩(ひつぎ)に入る人
彼の生は無意味である
彼の生を有意義と考える人がいるとき
彼の生は意味のあるものとなる
生きるには生きるそのときを自らのものとして生きればよい
生きるには言われもしない言葉、在りもしない場所に向かい
虚空を前提として生きなければならない

核心を離れ春から遠い寂莫
紙のない昔、神はいなかった
私は私であり
貴方は貴方であった
悲しみは悲しみであり
私の思いは貴方に
貴方の思いは私に
誰の思(おぼ)し召しもなく

唯一つの跡
その時々は一片(ひとひら)の降る雪
その果実は置く霜
生きるには果敢なく密かに
舟ならば沈めばいい
情熱ならば冷やせばよい

人は文字に支配され言葉に翻弄される
記憶が或る確実な一枚の絵であるとき
私はその景色に掌握されている
その文字と景色が形成する絵、一頁の物語
私はそれ以外の何者でもあり得ようはずもない

鎖で繋がれた人の記憶
それは人と人を隔てる
例えば図書室の一冊の本
生きるには或る日、一冊の本を破り捨てればよい
風に吹かれ何処かに消える紙切れを追いそして見失う
生きるには口を開き新しい道を尋ねればいい
生きるには耳をそばだてず目を見開けばよい

どの角を曲がっても許す廊下、許される床
何処の空の下にも鬱蒼とした森
許されない日々
胸を切り細裂くゆとりの時
生きるには遠く、死ぬことからもかけ離れ

小振りな雨
涙が落ちる
夜明け方人知れず
生きるにはいろいろの色彩
生きるにはいつまでも悪い夢を見ている

生きることそれは何もない部屋の何も持たない私が何も思わないこと
決して物笑いになることは惨めではない
裏切られることは一人に向かうことではない
裏切ることそれが一人に向かうことであり
笑い者にすることそれが惨めになることである

今の私と次の瞬間の私が違った顔をしている
今の国の姿と明日の国の姿が一致しない
血塗れの愛着
それが人を愛すことであるかも知れない
それが国を愛すことかも知れない
今日の出来事を紙に印刷するように
考えたことと行ったことが顔に印刷される

線だけで描く絵がある
何を頼りに何を辿ろう
導かれやがて連続する
操られやがて余白を分割する

生きるには知らない街の空を仰ぎ
知らない港から舟を出し
醒めない夢をひた走る
溺れる人形
遠い慰め
生きるには人でなし、下賤な者、火がついた家に住む

常の服を着て頭を垂れ
認め
感じ
記憶し
思考する
泥濘に踏み出す足
空いた所を埋める忍耐

脳を覗いた人々に待つのは死
人の道を踏み外した人々に待つのは死
女であり男である定めを捨てた人々に待つのは死
邪淫に耽る脳科学者と文学者に欠ける認識
認め
感じ
記憶し
思考する
生きるには脳を覗くのではなく
私を見詰める心と私の外側にある私の記憶と古今東西の人々の記憶があればよい
私は人間という地球を成す一つの装置である
一つの装置の一つの部品を盗むことは出来る
一つの装置を壊すことは出来る

人は大地からいのちを
樹木からいのちを
人は水辺で
人は森で
人となる
生きるには息を吸って吐けばよい
息は言葉である
其処に心があり
其処に空があり
其処に海がある
其処に貴方がいる
生まれて死ぬまで私は生きたい

心なくして人は生きられない
心は君のものであって君のものではない
傷つける心も傷ついた心も心である
人はみな、変質したものと欠けたものを抱く

息を吸って吐く
息を吐く時、溜息となり言葉となる
言葉は心である
言葉は命である
人は言葉を得たのではなく、言葉は其処にあった
人が其処にいて、言葉が其処ににあった
記憶が人の外側にあるように
心が人の外側にあるように

認め
感じ
記憶し
思考する
そして人は互いに認識し合う
生きるには認め合って生きればよい
人の心は外側に
人の記憶は外側に
言葉は其処にあり
人が此処にいる
言葉は私と貴方の間にあり
記憶は私と貴方の間にあり
心は私と貴方の間にある

息を吐くとき人は思う
人が思うとき言葉と絵を用いる
息を吸うとき人は何も考えることが出来ない
いのちを得るとき人は何も考えない
息を吐くとき人は思い考え動揺する
命は自然に得られる

人は得た命を捨てない
人は絶望しない
豊かな水
一面の木々
息を吸って希望に燃え
息を吐いて願い
息を止めて考えつめる

生きるには手立てのない仕掛けに付き添い
失われた静けさを見る
罪に疼き
今に凍える

生きるには他にあるものを盗んで真似たものに怒りを
生きるには夢の中にあるもの呼吸するものに揺るぎない立場を
入り混じった文体
こころに滲みる曲譜
生きるにはわだかまりを仕舞う
絆を切る

19:42 2011/12/28水曜日
22:48 2011/10/04火曜日
20:54 2011/11/25金曜日
21:25 2011/11/26土曜日
22:35 2011/11/27日曜日
20:34 2011/11/28月曜日
18:18 2011/11/29火曜日
20:21 2011/11/30水曜日
20:01 2011/12/01木曜日
21:49 2011/12/02金曜日
20:07 2011/12/03土曜日
19:49 2011/12/04日曜日
21:24 2011/12/05月曜日
20:14 2011/12/06火曜日
20:53 2011/12/07水曜日
20:10 2011/12/08木曜日
20:22 2011/12/09金曜日
20:16 2011/12/10土曜日
20:32 2011/12/11日曜日
20:51 2011/12/12月曜日
23:06 2011/12/13火曜日
19:17 2011/12/14水曜日
20:44 2011/12/15木曜日
22:08 2011/12/16金曜日
21:39 2011/12/17土曜日
21:30 2011/12/18日曜日
20:03 2011/12/19月曜日
21:12 2011/12/20火曜日
21:19 2011/12/21水曜日
21:17 2011/12/22木曜日
21:06 2011/12/23金曜日
20:56 2011/12/24土曜日
20:55 2011/12/25日曜日
22:11 2011/12/26月曜日
20:25 2011/12/27火曜日

毎日新聞社、毎日放送は、私の住所、氏名、不正措置入院、「鳥居正宏のときどきLOGOS」社民党直轄ブログによる社民党名誉毀損事件捏造に加担する文書等をexcite伊藤忠の毎日新聞ニュースの私のコメントと共同通信その他メディアの全記事に貼り付け、私が中傷コメントを記事にすると、そのGooNTTレゾナントのブログ「風のピアノ」を知らせもなく、私を逮捕状もなく逮捕24日間拘留、大阪拘置所に入れている間にGooNTTレゾナントと共謀の上解約削除しました。
私は「言葉はいのちである」と書き続けて来ました。

私は文部科学省脳科学研究戦略推進プログラムのヘルシンキ宣言に違反した人体実験被害者です。
私は脳刺激装置と電池、電極を札幌北海道大学脳外科、米子養和病院(鳥取大学脳外科)、大阪大学脳外科で入れられました。
私はこの人体実験で自分の言葉を失いました。
ですから、「言葉はいのちである」と書いて来ました。

鳩山由起夫は、いのちに関する私の記述を盗んで所信表明演説しました。
その時私のBiglobeのブログ「午後のデル」は、世耕弘成のGooブログに二つ非表示にされました。
その後作ったブログの「言葉はいのちである」と書いた記事を削除しました。

毎日新聞は創価学会公明党そのもの、鳩山邦夫元秘書上杉隆、鳩山由起夫、小沢一郎、民主党そのもので、毎日新聞社と上杉隆は、私に対する中傷を夫を殺害した後、「風のピアノ」と私の名前を使ったコメントを上杉隆のブログに書き込みました。毎日新聞社は、私や父母の住所・氏名・中傷コメントを載せている上杉隆のブログの存在を知りながら上杉隆を座談会で使って来ました。
「風のピアノ」解約は、毎日新聞、株ドットコム(伊藤忠)、鳩山由起夫、邦夫、小沢一郎その他自民公明社民共産党、厚生労働省、文部科学省によって行われました。

毎日新聞社とTBSは、日常的に私の記事や詩を削除しています。
毎日新聞は、声の欄に私が生活の中で話したことをいつも載せています。
雨宮処凛、勝間和代に私の記事を使わせ、私の記事を削除します。
瀬戸内寂聴にも私の記事を使わせ記事を削除しています。
TBSは私の詩を改竄し、氷室京助に使わせ、ニュース主題歌にしました。
TBSは私を常時モニターし、全てを盗みます。
毎日新聞も同じです。

「言葉 定めの海」の詩が十連以上削除され改竄されたことが判りました。
毎日新聞が私の言葉に関する詩や記事に対抗挑戦するように広告会社を使って大きく紙面を割いて掲載しました。
実に幼くくだらない詩でした。
私は言葉に関する詩を書くことにしました。

それが「言葉 定めの海」です。
長い詩でしたが、もう失われてしまいました。
毎日新聞社と瀬戸内寂聴、勝又和代、雨宮処凛に文章を盗まれた人は日本全国にいます。
毎日新聞社は、盗むことによって紙面を埋めています。
隣の木村にもう何年も住み込んで、私が詩や記事を書くと盗みに入ります。
西村正夫弁護士と米子市教育委員会、民主党湯川俊二(元社民党)
*訳わからん このシャバは
*保守思想勉強中
*せと弘幸BLOG『日本よ何処へ』・・新潮社社員がおそらく米子で書いている
*民主・川上氏「議員立法を用意」考 博士の独り言・・産経新聞社社員がおそらく米子で書いている
これは川上義博自身が私が記事を書いた時に検索から消そうとやらせの為に書かせた記事を載せているブログで、川上義博がどういうことをしているかを表しています。
当然、瀬戸弘幸新潮社、産経新聞にお金が支払われています。

私は川上義博のことを書いているのに検索に載せていません。
総務省は、恐喝・脅迫ブログである「博士の独り言」と私の住所・氏名や私の名前を使った中傷コメントを掲載する違法サイトそのものである瀬戸弘幸のブログを支援しています。
日本人の誰が極右翼を支持するでしょう?

まあ、毎日新聞社に記事を盗ませたのは川上義博と湯原俊二で民主党であることは間違いありません。
川上義博は教師出身ですが、経歴から消しています。
教師がコカイン製造を行い、売春を行っていることを私が書いているからです。

文部科学省脳科学研究戦略推進プログラムを推進して頂いて、日本人を朝鮮人や中国人にせいぜい売り渡しなさい。
私はたとえ私の記事や詩、訳詞がどんな状態になっても夫のように川上義博、湯原俊二、民主党、毎日新聞に夫を殺されたように、私が殺されるまでは貴方の犯した殺人未遂、その他数多くの市民の殺害について書かせて頂きます。

毎日新聞社と川上義博に盗みをするなら、隣の木村から、暖房が効かないから帰るように言っています。
しかし帰ろうともしません。
今川上義博自身が脊椎刺激装置で肛門と性器に傷を付つけ、歌を歌うと喉を絞めています。
この9年間、川上義博と湯原俊二は、振り込め詐偽614万円を初めとする夫殺害に絡む窃盗、町内住民殺害を主導しています。

川上義博と湯原俊二は売春窃盗コカイン製造吸引をしている隣の木村に最近毎日やって来ます。
川上義博と湯原俊二は、今現在隣の木村から私のパソコンに不正アクセス、私の部屋を覗いています。
中国電力中国電工に夜中に工事をさせて電圧を上げ、私の性的虐待、肉体的虐待を加速させています。
民主党の二人の議員は、町内に売春婦、記者・編集者を入れているために供給電力量が不足して暖房をつけても10度から12度までしか上がりません。
今日も川上義博と湯原俊二は私の部屋に泥棒を入れています。
朝鮮人の密入国受け入れをいつになったら止めますか?

20:25 2011/12/27火曜日
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生きるには

2011/12/27 21:36
毎日新聞社と川上義博、西村正夫、米子市教育委員会は、「言葉 定めの海」を、ブログ三つに侵入して削除しし、家に侵入してプリントを盗みました。
今日も「涸れた倦み」の詩を一つ盗まれています。


生きるにはごはんを食べればよい
生きるには死ななきゃいい
生きるにはきれいないろの服を着て
我を忘れ盛りの歌を歌えばよい

もっともちいさいものであればよい
とにかく世に知られずひっそりいればよい
生きるには生きればいい
暑い日が続けば水に体を捩(ね)じ込む
寒い日が続けば氷を割って底に沈む

生きるには一人用のこころがあればいい
生きるには一人分の食器に一人分のスプーン
禁じられた食卓の触れないうわさ
一人用の寝台に一人分の乱れ
生きるにはすっかりなくす生き物の殻

しあわせを待つ
しあわせを待つ
しあわせを待つ
生きるには一列にしあわせをいくつ並べよう
どれくらいしあわせになる日を待てばよいのだろう
胸に宛てて送り届けられる打ち消しの文字
見えないものを見て、見えるものを見て
見ていないわ
見えなかったの

生きるには夜、一時(いっとき)ゆめをみたい
生きるには朝、二つに千切った希望の形を二人で分け合いたい
何もかもがいやになる
行方、流れ去る時

男はおんなに
女はおとこに
ことばを捨てて
正義を捨てて
此の世の生を捨てて
と云えない

生きるには何もしないでいればよい
生きているから
今日が流れ
明日が流れ
希望は日に映えて

生きるには苺のようにかわいくあればよい
わずかなしあわせを胸に抱き
大きな木の影に眠っていればいい
生きるには眠りかけたらそのままみんな忘れてしまえばいい

生きるには昨日に手を加えて
生きるには聖書に手を加えて
生きるには良心に手を加えて
過ぎた物と
完全な物と
手の込んだ物と
分厚い物を
欠けた爪としてすっかり切ってしまえばよい

生きるにはひょっとしたら死んだように悄悄(しおしお)と暮らせばよい
理性と感性に通じる道を破壊し迷い子になればいい
その道に美しい花を植え新しい歌を口ずさもう

生きるには狭い心をなるったけ心細く保ち
門を閉じ雨戸を閉め部屋を真っ暗にする
暗闇には小さなろうそくの灯かりがあればよい
庭には雀の網を張ればよい
雀がかかれば身代わりにわずかの涙を流せばよい

生きるには風に靡(なび)き雨に濡れ非を打たれればよい
生きるには陽を浴び水を浴び酒を浴び非を認めればよい
ガラスの破片を撒いて血を流す
無駄口を利いて胸をずたずたに引き裂く
生きるには弱弱しくよろめきながら歩けばよい

夜眠り朝目覚めればいい
眠って起きて嘆きの荷を水に流せばいい
この上なくひそやかないのちを針と糸で侵入から守ればよい

生きるには手の平にある未来を全部なくして孤独に暮らし
処方された夢を投げ捨て
世界に割り当てられる鈍感な主義思想に属さない
生きるには降る幸と吐息のサラダを作って食すればよい

理不尽に振り返らないばかりに
おどけた手と縛られた足から成る
狂おしいほどの落下に殉じ
空一面物さびしく
口いっぱい十字架を頬張る

生きるには瓶の中の根を弄び
底に渇きを張り付け
許された裡(うち)なる所有をアルコールに浸す
生きるには声と涙、倶(とも)に下る烈しい炎
灼き尽くす私の席

生きるにはえとらんぜ
背に負う負極
のちの時代に成し遂げられる独立を支持する
かかとの辺(あた)り、定められた時刻
ガラスの靴、ガラスの空間
小声で囁く、「しあわせは零時に」

荒れ果てた城
不可能はなかった
意味を持つ行動と意志の統制
歪曲された人の絵姿
生きるには服従の方式を採用する

生きるには今日はまた違う今日を
明日はまた俗悪な今日を
いつまでも見つからない燃やした手紙と捨てたあるばむ
生きるには道端にあるとは限らない愁えをひも解く

雨に打たれて情けなく
風に揺れて情けなく
花を摘むのに明け暮れる
報われたい、裏切られたい、求められたい
生きるには形どった花を象(かたど)る

生きるには生きた空白に偏(ひとえ)に煩わされ
生きるには生きる幻想に深く恥じ入り
今熱情の欠如に打ちひしがれ
貴方の愛した楽園に向かう

幕が下りるまでのろのろ生きればよい
常軌を逸したくちびるの虜(とりこ)となり
生きるにはスプーンで言い知れぬ傾倒を注ぎ
全権のテーブルを離れればよい

生きるには自由への途(みち)を正しく歩くだけで
誓いを固く守るだけでいい
裏付ける何ものもいらない
今日でさえ誤解に息を呑む
明日生きるには窓を開け朝の光の中で大きく息を吸う
数多(あまた)の星を見て大きく息を吐く

ぼんやり座る窓辺
落ちた花は何かを思い出させる
何も思い出したくなければ息を呑み込めばいい
この上ない父と母の下で言い訳をし危険に強く惹かれる
生きるには傾く思いを露(あらわ)に自制を捨てればよい

生きるには低く垂れた雲
荒れた海原
卓上に海図を広げ終局を迎えればよい
苦悩は光を遮って闇に降り立つ

生きるには軽はずみであればいい
生きるには目覚めた朝
横に眠る見知らぬ人に分かれを告げ
何もかも忘れてしまえばいい
調子の外れた歌を賛美し
ふたたび皆と一緒に行けばいい

生きるには書物から目を解き放ち
その人の抱擁の呪縛を振り解き
ろまんてぃしずむの皮を剥ぐ
生きるには死に筋の精神と肉体を削除し
退廃を仕入れる

脈絡の在るところ、落丁を呼び
一図を奪う
夢と現(うつつ)、昼と夜
身を任せる背筋の角度
生きるにはあり余る渇き

神を出で人は初めて情理を尽くす
人は街に出で愁眉を開く
人が生きる時門に入り門を出る
生きるには門の内側外側
惑い揺れながら行き違えばよい

窪みにつもりもなくなく
空虚に理由もなく
過ちに声なく
罪に力なく肩を落とせばよい
生きるには暗い水の底息を止めて目を閉じればよい

夢は消え足に課された追想が列を乱す
生きるには手を開いて心行くまで失えばよい
ふさわしい一瞬を見送り
忌々(ゆゆ)しい次の瞬間に姿を描ければよい

幸いは一様に崩れ
不幸せはちぐはぐに積み重なる
行きずりに求める物語
心引かれ満たされる灯ひとつ
生きるにはそのような添えられた定めを生きればいい

生きるには屈辱の中にあって高潔でありたい
生きるには時に共に堕落したい
貴方には私を引き摺り込んでふしだらであってほしい
生きるには少なくとも涙がほしい

惨めな季節 凍る言葉
生きるには何もいらない
パンと水が
床に転がって
雨となって
あればよい
降ればよい

ぷっつり途切れたことば
生きるには朽ちた樹、枯れた葉、閉ざされた光り
滅び往くものとその単一の傾向があればよい
かけ離れた表情で伝える不如意

ぷっつり途切れた碧空
分かれて此の方極印を捺され続ける文字
生きるには代償
書くには代償
あおいうみ
澄み渡った山
手渡す自由

生きるには暗い夜に星の明かりがあればよい
生きるには匿名の便りでいい
人の気配が時たま届けばいい
人に似た血が心から体に流れ、流れ
胸から口元から毀れる

読み終えた本は夢から遠ざかる
終えようとする一日は西に傾き
遠ざかる背中
遠ざかる手と足
生きるには物語りを読み進めればいい

仕方ない成り行き
背と背を合わせ手を離す
往(い)った時を眺め恣(ほしいまま)に荷にする
広がる空を眺め煩わしくて余計な荷を解く

不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
朽ち果てたい
引き括(くる)めてどん底
生きるには並外れて軽はずみでありたい

生きるには私の輪郭と私自身の間の混沌を愛したい
生きるには予(あらかじ)め用意する今と
今この瞬間の身に染みる透明を愛したい
推し量る図を愛したい

荒む姿を映す空気の筋道を接(つ)ぎ合わせ
悖徳(はいとく)の破れた家を修復する
生きるには行き違う人、重ねる月日
後ろ向きに建てた家を愛したい

もちろん愛に理性は要らない
愛に真(まこと)はない値打ちもない
もちろん別れるには貴方と話し合うべきだった
留まるには、唯、岐路に立ち尽くすばかりではならなかった
生きるには希望と落胆のどちらかを選ばなければならなかった

生きるには見え透いた力に動かされ
気付いても知らない振りをする
何かに属し
何かと離れ
生きる時、握り締めた愛と憎しみどちらかを選べない
生きる時、私を真似て人を真似て何処に何があるのか分からない

分かるより分かってもらいたい
生きるには不安の中に目を閉じ
逃れようのない家屋を理解する
生きるには家路を辿ればよい

沙に足音を聞き
岩に身を寄せる
生きるには波があればいい
生きるには引く潮があればいい
生きるには渇きがあればよい

工場の機械の作動の前で人は等しくない
国家の法の下で人は等しくない
私の窓から私は自由に飛び立てない
君の少しも曲がらぬ心の前で私は自由ではない

人は人に幻想を抱く
人は人と抱(いだ)き合いながら沈黙の唇と背く背を持つ
歩み寄る足で踏みつけ触れる指を隠す
生きるには伸び広がる草の上肌を露わにすればよい
生きるには尚、野に可能を探し求めればよい

街端(はず)れの景色
先の尖った形
失くした記憶
生きるには私の風景があればよい

こころはどこにもみあたらない
いきるにはおやをなくしたこどもになればよい
いきるにはあいとわかれたおんなになればよい
ひとはぼんやりおもえばよい

実体もなくあたかも人のようにいればいい
反映に過ぎない本質を生きるには知ったかぶりをすればいい
脳は記憶を表出する装置に過ぎない
生きるには言葉と風景を失くした人であればよい

言語も画像も身の内に蓄積出来ない
記憶は私の外側にある
心は私の外側にある
或る感情を齎し行動に至った筋道
回路を遡(さかのぼ)っても何処にも行き着かない
生きるには今日を私らしく生きればよい

どっちみち水は淀む
陽は落ちる
人は死ぬ
人は人に見せるために生きる
生きるには寝乱れた床(ゆか)を片付け
漏らした声を呑む
人は裏寂しい野に在らざるを得ない
人は踏み行うべき道を歩かねばならない

どっちみち人は死ぬ
色を変え
欠ける
調子を失った視覚と聴覚
調節された方向と広がり
どっちみち人は狭い
どっちみち花の命は短い

生きるには下された審判を受け容れて生きればよい
開かれない地図
知られざる地
淡い期待に揺るぎない現実
生きるには不実な梯子をひたすら上らなければならない

柩(ひつぎ)に入る人
彼の生は無意味である
彼の生を有意義と考える人がいるとき
彼の生は意味のあるものとなる
生きるには生きるそのときを自らのものとして生きればよい
生きるには言われもしない言葉、在りもしない場所に向かい
虚空を前提として生きなければならない

核心を離れ春から遠い寂莫
紙のない昔、神はいなかった
私は私であり
貴方は貴方であった
悲しみは悲しみであり
私の思いは貴方に
貴方の思いは私に
誰の思(おぼ)し召しもなく

唯一つの跡
その時々は一片(ひとひら)の降る雪
その果実は置く霜
生きるには果敢なく密かに
舟ならば沈めばいい
情熱ならば冷やせばよい

人は文字に支配され言葉に翻弄される
記憶が或る確実な一枚の絵であるとき
私はその景色に掌握されている
その文字と景色が形成する絵、一頁の物語
私はそれ以外の何者でもあり得ようはずもない

鎖で繋がれた人の記憶
それは人と人を隔てる
例えば図書室の一冊の本
生きるには或る日、一冊の本を破り捨てればよい
風に吹かれ何処かに消える紙切れを追いそして見失う
生きるには口を開き新しい道を尋ねればいい
生きるには耳をそばだてず目を見開けばよい

どの角を曲がっても許す廊下、許される床
何処の空の下にも鬱蒼とした森
許されない日々
胸を切り細裂くゆとりの時
生きるには遠く、死ぬことからもかけ離れ

小振りな雨
涙が落ちる
夜明け方人知れず
生きるにはいろいろの色彩
生きるにはいつまでも悪い夢を見ている

生きることそれは何もない部屋の何も持たない私が何も思わないこと
決して物笑いになることは惨めではない
裏切られることは一人に向かうことではない
裏切ることそれが一人に向かうことであり
笑い者にすることそれが惨めになることである

今の私と次の瞬間の私が違った顔をしている
今の国の姿と明日の国の姿が一致しない
血塗れの愛着
それが人を愛すことであるかも知れない
それが国を愛すことかも知れない
今日の出来事を紙に印刷するように
考えたことと行ったことが顔に印刷される

線だけで描く絵がある
何を頼りに何を辿ろう
導かれやがて連続する
操られやがて余白を分割する

生きるには知らない街の空を仰ぎ
知らない港から舟を出し
醒めない夢をひた走る
溺れる人形
遠い慰め
生きるには人でなし、下賤な者、火がついた家に住む

常の服を着て頭を垂れ
認め
感じ
記憶し
思考する
泥濘に踏み出す足
空いた所を埋める忍耐

脳を覗いた人々に待つのは死
人の道を踏み外した人々に待つのは死
女であり男である定めを捨てた人々に待つのは死
邪淫に耽る脳科学者と文学者に欠ける認識
認め
感じ
記憶し
思考する
生きるには脳を覗くのではなく
私を見詰める心と私の外側にある私の記憶と古今東西の人々の記憶があればよい
私は人間という地球を成す一つの装置である
一つの装置の一つの部品を盗むことは出来る
一つの装置を壊すことは出来る

人は大地からいのちを
樹木からいのちを
人は水辺で
人は森で
人となる
生きるには息を吸って吐けばよい
息は言葉である
其処に心があり
其処に空があり
其処に海がある
其処に貴方がいる
生まれて死ぬまで私は生きたい

心なくして人は生きられない
心は君のものであって君のものではない
傷つける心も傷ついた心も心である
人はみな、変質したものと欠けたものを抱く

息を吸って吐く
息を吐く時、溜息となり言葉となる
言葉は心である
言葉は命である
人は言葉を得たのではなく、言葉は其処にあった
人が其処にいて、言葉が其処ににあった
記憶が人の外側にあるように
心が人の外側にあるように

認め
感じ
記憶し
思考する
そして人は互いに認識し合う
生きるには認め合って生きればよい
人の心は外側に
人の記憶は外側に
言葉は其処にあり
人が此処にいる
言葉は私と貴方の間にあり
記憶は私と貴方の間にあり
心は私と貴方の間にある

息を吐くとき人は思う
人が思うとき言葉と絵を用いる
息を吸うとき人は何も考えることが出来ない
いのちを得るとき人は何も考えない
息を吐くとき人は思い考え動揺する
命は自然に得られる

人は得た命を捨てない
人は絶望しない
豊かな水
一面の木々
息を吸って希望に燃え
息を吐いて願い
息を止めて考えつめる

20:25 2011/12/27火曜日
22:48 2011/10/04火曜日
20:54 2011/11/25金曜日
21:25 2011/11/26土曜日
22:35 2011/11/27日曜日
20:34 2011/11/28月曜日
18:18 2011/11/29火曜日
20:21 2011/11/30水曜日
20:01 2011/12/01木曜日
21:49 2011/12/02金曜日
20:07 2011/12/03土曜日
19:49 2011/12/04日曜日
21:24 2011/12/05月曜日
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23:06 2011/12/13火曜日
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生きるには

2011/12/26 22:55
生きるにはごはんを食べればよい
生きるには死ななきゃいい
生きるにはきれいないろの服を着て
我を忘れ盛りの歌を歌えばよい

もっともちいさいものであればよい
とにかく世に知られずひっそりいればよい
生きるには生きればいい
暑い日が続けば水に体を捩(ね)じ込む
寒い日が続けば氷を割って底に沈む

生きるには一人用のこころがあればいい
生きるには一人分の食器に一人分のスプーン
禁じられた食卓の触れないうわさ
一人用の寝台に一人分の乱れ
生きるにはすっかりなくす生き物の殻

しあわせを待つ
しあわせを待つ
しあわせを待つ
生きるには一列にしあわせをいくつ並べよう
どれくらいしあわせになる日を待てばよいのだろう
胸に宛てて送り届けられる打ち消しの文字
見えないものを見て、見えるものを見て
見ていないわ
見えなかったの

生きるには夜、一時(いっとき)ゆめをみたい
生きるには朝、二つに千切った希望の形を二人で分け合いたい
何もかもがいやになる
行方、流れ去る時

男はおんなに
女はおとこに
ことばを捨てて
正義を捨てて
此の世の生を捨てて
と云えない

生きるには何もしないでいればよい
生きているから
今日が流れ
明日が流れ
希望は日に映えて

生きるには苺のようにかわいくあればよい
わずかなしあわせを胸に抱き
大きな木の影に眠っていればいい
生きるには眠りかけたらそのままみんな忘れてしまえばいい

生きるには昨日に手を加えて
生きるには聖書に手を加えて
生きるには良心に手を加えて
過ぎた物と
完全な物と
手の込んだ物と
分厚い物を
欠けた爪としてすっかり切ってしまえばよい

生きるにはひょっとしたら死んだように悄悄(しおしお)と暮らせばよい
理性と感性に通じる道を破壊し迷い子になればいい
その道に美しい花を植え新しい歌を口ずさもう

生きるには狭い心をなるったけ心細く保ち
門を閉じ雨戸を閉め部屋を真っ暗にする
暗闇には小さなろうそくの灯かりがあればよい
庭には雀の網を張ればよい
雀がかかれば身代わりにわずかの涙を流せばよい

生きるには風に靡(なび)き雨に濡れ非を打たれればよい
生きるには陽を浴び水を浴び酒を浴び非を認めればよい
ガラスの破片を撒いて血を流す
無駄口を利いて胸をずたずたに引き裂く
生きるには弱弱しくよろめきながら歩けばよい

夜眠り朝目覚めればいい
眠って起きて嘆きの荷を水に流せばいい
この上なくひそやかないのちを針と糸で侵入から守ればよい

生きるには手の平にある未来を全部なくして孤独に暮らし
処方された夢を投げ捨て
世界に割り当てられる鈍感な主義思想に属さない
生きるには降る幸と吐息のサラダを作って食すればよい

理不尽に振り返らないばかりに
おどけた手と縛られた足から成る
狂おしいほどの落下に殉じ
空一面物さびしく
口いっぱい十字架を頬張る

生きるには瓶の中の根を弄び
底に渇きを張り付け
許された裡(うち)なる所有をアルコールに浸す
生きるには声と涙、倶(とも)に下る烈しい炎
灼き尽くす私の席

生きるにはえとらんぜ
背に負う負極
のちの時代に成し遂げられる独立を支持する
かかとの辺(あた)り、定められた時刻
ガラスの靴、ガラスの空間
小声で囁く、「しあわせは零時に」

荒れ果てた城
不可能はなかった
意味を持つ行動と意志の統制
歪曲された人の絵姿
生きるには服従の方式を採用する

生きるには今日はまた違う今日を
明日はまた俗悪な今日を
いつまでも見つからない燃やした手紙と捨てたあるばむ
生きるには道端にあるとは限らない愁えをひも解く

雨に打たれて情けなく
風に揺れて情けなく
花を摘むのに明け暮れる
報われたい、裏切られたい、求められたい
生きるには形どった花を象(かたど)る

生きるには生きた空白に偏(ひとえ)に煩わされ
生きるには生きる幻想に深く恥じ入り
今熱情の欠如に打ちひしがれ
貴方の愛した楽園に向かう

幕が下りるまでのろのろ生きればよい
常軌を逸したくちびるの虜(とりこ)となり
生きるにはスプーンで言い知れぬ傾倒を注ぎ
全権のテーブルを離れればよい

生きるには自由への途(みち)を正しく歩くだけで
誓いを固く守るだけでいい
裏付ける何ものもいらない
今日でさえ誤解に息を呑む
明日生きるには窓を開け朝の光の中で大きく息を吸う
数多(あまた)の星を見て大きく息を吐く

ぼんやり座る窓辺
落ちた花は何かを思い出させる
何も思い出したくなければ息を呑み込めばいい
この上ない父と母の下で言い訳をし危険に強く惹かれる
生きるには傾く思いを露(あらわ)に自制を捨てればよい

生きるには低く垂れた雲
荒れた海原
卓上に海図を広げ終局を迎えればよい
苦悩は光を遮って闇に降り立つ

生きるには軽はずみであればいい
生きるには目覚めた朝
横に眠る見知らぬ人に分かれを告げ
何もかも忘れてしまえばいい
調子の外れた歌を賛美し
ふたたび皆と一緒に行けばいい

生きるには書物から目を解き放ち
その人の抱擁の呪縛を振り解き
ろまんてぃしずむの皮を剥ぐ
生きるには死に筋の精神と肉体を削除し
退廃を仕入れる

脈絡の在るところ、落丁を呼び
一図を奪う
夢と現(うつつ)、昼と夜
身を任せる背筋の角度
生きるにはあり余る渇き

神を出で人は初めて情理を尽くす
人は街に出で愁眉を開く
人が生きる時門に入り門を出る
生きるには門の内側外側
惑い揺れながら行き違えばよい

窪みにつもりもなくなく
空虚に理由もなく
過ちに声なく
罪に力なく肩を落とせばよい
生きるには暗い水の底息を止めて目を閉じればよい

夢は消え足に課された追想が列を乱す
生きるには手を開いて心行くまで失えばよい
ふさわしい一瞬を見送り
忌々(ゆゆ)しい次の瞬間に姿を描ければよい

幸いは一様に崩れ
不幸せはちぐはぐに積み重なる
行きずりに求める物語
心引かれ満たされる灯ひとつ
生きるにはそのような添えられた定めを生きればいい

生きるには屈辱の中にあって高潔でありたい
生きるには時に共に堕落したい
貴方には私を引き摺り込んでふしだらであってほしい
生きるには少なくとも涙がほしい

惨めな季節 凍る言葉
生きるには何もいらない
パンと水が
床に転がって
雨となって
あればよい
降ればよい

ぷっつり途切れたことば
生きるには朽ちた樹、枯れた葉、閉ざされた光り
滅び往くものとその単一の傾向があればよい
かけ離れた表情で伝える不如意

ぷっつり途切れた碧空
分かれて此の方極印を捺され続ける文字
生きるには代償
書くには代償
あおいうみ
澄み渡った山
手渡す自由

生きるには暗い夜に星の明かりがあればよい
生きるには匿名の便りでいい
人の気配が時たま届けばいい
人に似た血が心から体に流れ、流れ
胸から口元から毀れる

読み終えた本は夢から遠ざかる
終えようとする一日は西に傾き
遠ざかる背中
遠ざかる手と足
生きるには物語りを読み進めればいい

仕方ない成り行き
背と背を合わせ手を離す
往(い)った時を眺め恣(ほしいまま)に荷にする
広がる空を眺め煩わしくて余計な荷を解く

不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
朽ち果てたい
引き括(くる)めてどん底
生きるには並外れて軽はずみでありたい

生きるには私の輪郭と私自身の間の混沌を愛したい
生きるには予(あらかじ)め用意する今と
今この瞬間の身に染みる透明を愛したい
推し量る図を愛したい

荒む姿を映す空気の筋道を接(つ)ぎ合わせ
悖徳(はいとく)の破れた家を修復する
生きるには行き違う人、重ねる月日
後ろ向きに建てた家を愛したい

もちろん愛に理性は要らない
愛に真(まこと)はない値打ちもない
もちろん別れるには貴方と話し合うべきだった
留まるには、唯、岐路に立ち尽くすばかりではならなかった
生きるには希望と落胆のどちらかを選ばなければならなかった

生きるには見え透いた力に動かされ
気付いても知らない振りをする
何かに属し
何かと離れ
生きる時、握り締めた愛と憎しみどちらかを選べない
生きる時、私を真似て人を真似て何処に何があるのか分からない

分かるより分かってもらいたい
生きるには不安の中に目を閉じ
逃れようのない家屋を理解する
生きるには家路を辿ればよい

沙に足音を聞き
岩に身を寄せる
生きるには波があればいい
生きるには引く潮があればいい
生きるには渇きがあればよい

工場の機械の作動の前で人は等しくない
国家の法の下で人は等しくない
私の窓から私は自由に飛び立てない
君の少しも曲がらぬ心の前で私は自由ではない

人は人に幻想を抱く
人は人と抱(いだ)き合いながら沈黙の唇と背く背を持つ
歩み寄る足で踏みつけ触れる指を隠す
生きるには伸び広がる草の上肌を露わにすればよい
生きるには尚、野に可能を探し求めればよい

街端(はず)れの景色
先の尖った形
失くした記憶
生きるには私の風景があればよい

こころはどこにもみあたらない
いきるにはおやをなくしたこどもになればよい
いきるにはあいとわかれたおんなになればよい
ひとはぼんやりおもえばよい

実体もなくあたかも人のようにいればいい
反映に過ぎない本質を生きるには知ったかぶりをすればいい
脳は記憶を表出する装置に過ぎない
生きるには言葉と風景を失くした人であればよい

言語も画像も身の内に蓄積出来ない
記憶は私の外側にある
心は私の外側にある
或る感情を齎し行動に至った筋道
回路を遡(さかのぼ)っても何処にも行き着かない
生きるには今日を私らしく生きればよい

どっちみち水は淀む
陽は落ちる
人は死ぬ
人は人に見せるために生きる
生きるには寝乱れた床(ゆか)を片付け
漏らした声を呑む
人は裏寂しい野に在らざるを得ない
人は踏み行うべき道を歩かねばならない

どっちみち人は死ぬ
色を変え
欠ける
調子を失った視覚と聴覚
調節された方向と広がり
どっちみち人は狭い
どっちみち花の命は短い

生きるには下された審判を受け容れて生きればよい
開かれない地図
知られざる地
淡い期待に揺るぎない現実
生きるには不実な梯子をひたすら上らなければならない

柩(ひつぎ)に入る人
彼の生は無意味である
彼の生を有意義と考える人がいるとき
彼の生は意味のあるものとなる
生きるには生きるそのときを自らのものとして生きればよい
生きるには言われもしない言葉、在りもしない場所に向かい
虚空を前提として生きなければならない

核心を離れ春から遠い寂莫
紙のない昔、神はいなかった
私は私であり
貴方は貴方であった
悲しみは悲しみであり
私の思いは貴方に
貴方の思いは私に
誰の思(おぼ)し召しもなく

唯一つの跡
その時々は一片(ひとひら)の降る雪
その果実は置く霜
生きるには果敢なく密かに
舟ならば沈めばいい
情熱ならば冷やせばよい

人は文字に支配され言葉に翻弄される
記憶が或る確実な一枚の絵であるとき
私はその景色に掌握されている
その文字と景色が形成する絵、一頁の物語
私はそれ以外の何者でもあり得ようはずもない

鎖で繋がれた人の記憶
それは人と人を隔てる
例えば図書室の一冊の本
生きるには或る日、一冊の本を破り捨てればよい
風に吹かれ何処かに消える紙切れを追いそして見失う
生きるには口を開き新しい道を尋ねればいい
生きるには耳をそばだてず目を見開けばよい

どの角を曲がっても許す廊下、許される床
何処の空の下にも鬱蒼とした森
許されない日々
胸を切り細裂くゆとりの時
生きるには遠く、死ぬことからもかけ離れ

小振りな雨
涙が落ちる
夜明け方人知れず
生きるにはいろいろの色彩
生きるにはいつまでも悪い夢を見ている

生きることそれは何もない部屋の何も持たない私が何も思わないこと
決して物笑いになることは惨めではない
裏切られることは一人に向かうことではない
裏切ることそれが一人に向かうことであり
笑い者にすることそれが惨めになることである

今の私と次の瞬間の私が違った顔をしている
今の国の姿と明日の国の姿が一致しない
血塗れの愛着
それが人を愛すことであるかも知れない
それが国を愛すことかも知れない
今日の出来事を紙に印刷するように
考えたことと行ったことが顔に印刷される

線だけで描く絵がある
何を頼りに何を辿ろう
導かれやがて連続する
操られやがて余白を分割する

生きるには知らない街の空を仰ぎ
知らない港から舟を出し
醒めない夢をひた走る
溺れる人形
遠い慰め
生きるには人でなし、下賤な者、火がついた家に住む

常の服を着て頭を垂れ
認め
感じ
記憶し
思考する
泥濘に踏み出す足
空いた所を埋める忍耐

脳を覗いた人々に待つのは死
人の道を踏み外した人々に待つのは死
女であり男である定めを捨てた人々に待つのは死
邪淫に耽る脳科学者と文学者に欠ける認識
認め
感じ
記憶し
思考する
生きるには脳を覗くのではなく
私を見詰める心と私の外側にある私の記憶と古今東西の人々の記憶があればよい
私は人間という地球を成す一つの装置である
一つの装置の一つの部品を盗むことは出来る
一つの装置を壊すことは出来る

人は大地からいのちを
樹木からいのちを
人は水辺で
人は森で
人となる
生きるには息を吸って吐けばよい
息は言葉である
其処に心があり
其処に空があり
其処に海がある
其処に貴方がいる
生まれて死ぬまで私は生きたい

心なくして人は生きられない
心は君のものであって君のものではない
傷つける心も傷ついた心も心である
人はみな、変質したものと欠けたものを抱く

息を吸って吐く
息を吐く時、溜息となり言葉となる
言葉は心である
言葉は命である
人は言葉を得たのではなく、言葉は其処にあった
人が其処にいて、言葉が其処ににあった
記憶が人の外側にあるように
心が人の外側にあるように

認め
感じ
記憶し
思考する
そして人は互いに認識し合う
生きるには認め合って生きればよい
人の心は外側に
人の記憶は外側に
言葉は其処にあり
人が此処にいる
言葉は私と貴方の間にあり
記憶は私と貴方の間にあり
心は私と貴方の間にある

22:11 2011/12/26月曜日
22:48 2011/10/04火曜日
20:54 2011/11/25金曜日
21:25 2011/11/26土曜日
22:35 2011/11/27日曜日
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20:56 2011/12/24土曜日
20:55 2011/12/25日曜日
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生きるには

2011/12/25 21:38
生きるにはごはんを食べればよい
生きるには死ななきゃいい
生きるにはきれいないろの服を着て
我を忘れ盛りの歌を歌えばよい

もっともちいさいものであればよい
とにかく世に知られずひっそりいればよい
生きるには生きればいい
暑い日が続けば水に体を捩(ね)じ込む
寒い日が続けば氷を割って底に沈む

生きるには一人用のこころがあればいい
生きるには一人分の食器に一人分のスプーン
禁じられた食卓の触れないうわさ
一人用の寝台に一人分の乱れ
生きるにはすっかりなくす生き物の殻

しあわせを待つ
しあわせを待つ
しあわせを待つ
生きるには一列にしあわせをいくつ並べよう
どれくらいしあわせになる日を待てばよいのだろう
胸に宛てて送り届けられる打ち消しの文字
見えないものを見て、見えるものを見て
見ていないわ
見えなかったの

生きるには夜、一時(いっとき)ゆめをみたい
生きるには朝、二つに千切った希望の形を二人で分け合いたい
何もかもがいやになる
行方、流れ去る時

男はおんなに
女はおとこに
ことばを捨てて
正義を捨てて
此の世の生を捨てて
と云えない

生きるには何もしないでいればよい
生きているから
今日が流れ
明日が流れ
希望は日に映えて

生きるには苺のようにかわいくあればよい
わずかなしあわせを胸に抱き
大きな木の影に眠っていればいい
生きるには眠りかけたらそのままみんな忘れてしまえばいい

生きるには昨日に手を加えて
生きるには聖書に手を加えて
生きるには良心に手を加えて
過ぎた物と
完全な物と
手の込んだ物と
分厚い物を
欠けた爪としてすっかり切ってしまえばよい

生きるにはひょっとしたら死んだように悄悄(しおしお)と暮らせばよい
理性と感性に通じる道を破壊し迷い子になればいい
その道に美しい花を植え新しい歌を口ずさもう

生きるには狭い心をなるったけ心細く保ち
門を閉じ雨戸を閉め部屋を真っ暗にする
暗闇には小さなろうそくの灯かりがあればよい
庭には雀の網を張ればよい
雀がかかれば身代わりにわずかの涙を流せばよい

生きるには風に靡(なび)き雨に濡れ非を打たれればよい
生きるには陽を浴び水を浴び酒を浴び非を認めればよい
ガラスの破片を撒いて血を流す
無駄口を利いて胸をずたずたに引き裂く
生きるには弱弱しくよろめきながら歩けばよい

夜眠り朝目覚めればいい
眠って起きて嘆きの荷を水に流せばいい
この上なくひそやかないのちを針と糸で侵入から守ればよい

生きるには手の平にある未来を全部なくして孤独に暮らし
処方された夢を投げ捨て
世界に割り当てられる鈍感な主義思想に属さない
生きるには降る幸と吐息のサラダを作って食すればよい

理不尽に振り返らないばかりに
おどけた手と縛られた足から成る
狂おしいほどの落下に殉じ
空一面物さびしく
口いっぱい十字架を頬張る

生きるには瓶の中の根を弄び
底に渇きを張り付け
許された裡(うち)なる所有をアルコールに浸す
生きるには声と涙、倶(とも)に下る烈しい炎
灼き尽くす私の席

生きるにはえとらんぜ
背に負う負極
のちの時代に成し遂げられる独立を支持する
かかとの辺(あた)り、定められた時刻
ガラスの靴、ガラスの空間
小声で囁く、「しあわせは零時に」

荒れ果てた城
不可能はなかった
意味を持つ行動と意志の統制
歪曲された人の絵姿
生きるには服従の方式を採用する

生きるには今日はまた違う今日を
明日はまた俗悪な今日を
いつまでも見つからない燃やした手紙と捨てたあるばむ
生きるには道端にあるとは限らない愁えをひも解く

雨に打たれて情けなく
風に揺れて情けなく
花を摘むのに明け暮れる
報われたい、裏切られたい、求められたい
生きるには形どった花を象(かたど)る

生きるには生きた空白に偏(ひとえ)に煩わされ
生きるには生きる幻想に深く恥じ入り
今熱情の欠如に打ちひしがれ
貴方の愛した楽園に向かう

幕が下りるまでのろのろ生きればよい
常軌を逸したくちびるの虜(とりこ)となり
生きるにはスプーンで言い知れぬ傾倒を注ぎ
全権のテーブルを離れればよい

生きるには自由への途(みち)を正しく歩くだけで
誓いを固く守るだけでいい
裏付ける何ものもいらない
今日でさえ誤解に息を呑む
明日生きるには窓を開け朝の光の中で大きく息を吸う
数多(あまた)の星を見て大きく息を吐く

ぼんやり座る窓辺
落ちた花は何かを思い出させる
何も思い出したくなければ息を呑み込めばいい
この上ない父と母の下で言い訳をし危険に強く惹かれる
生きるには傾く思いを露(あらわ)に自制を捨てればよい

生きるには低く垂れた雲
荒れた海原
卓上に海図を広げ終局を迎えればよい
苦悩は光を遮って闇に降り立つ

生きるには軽はずみであればいい
生きるには目覚めた朝
横に眠る見知らぬ人に分かれを告げ
何もかも忘れてしまえばいい
調子の外れた歌を賛美し
ふたたび皆と一緒に行けばいい

生きるには書物から目を解き放ち
その人の抱擁の呪縛を振り解き
ろまんてぃしずむの皮を剥ぐ
生きるには死に筋の精神と肉体を削除し
退廃を仕入れる

脈絡の在るところ、落丁を呼び
一図を奪う
夢と現(うつつ)、昼と夜
身を任せる背筋の角度
生きるにはあり余る渇き

神を出で人は初めて情理を尽くす
人は街に出で愁眉を開く
人が生きる時門に入り門を出る
生きるには門の内側外側
惑い揺れながら行き違えばよい

窪みにつもりもなくなく
空虚に理由もなく
過ちに声なく
罪に力なく肩を落とせばよい
生きるには暗い水の底息を止めて目を閉じればよい

夢は消え足に課された追想が列を乱す
生きるには手を開いて心行くまで失えばよい
ふさわしい一瞬を見送り
忌々(ゆゆ)しい次の瞬間に姿を描ければよい

幸いは一様に崩れ
不幸せはちぐはぐに積み重なる
行きずりに求める物語
心引かれ満たされる灯ひとつ
生きるにはそのような添えられた定めを生きればいい

生きるには屈辱の中にあって高潔でありたい
生きるには時に共に堕落したい
貴方には私を引き摺り込んでふしだらであってほしい
生きるには少なくとも涙がほしい

惨めな季節 凍る言葉
生きるには何もいらない
パンと水が
床に転がって
雨となって
あればよい
降ればよい

ぷっつり途切れたことば
生きるには朽ちた樹、枯れた葉、閉ざされた光り
滅び往くものとその単一の傾向があればよい
かけ離れた表情で伝える不如意

ぷっつり途切れた碧空
分かれて此の方極印を捺され続ける文字
生きるには代償
書くには代償
あおいうみ
澄み渡った山
手渡す自由

生きるには暗い夜に星の明かりがあればよい
生きるには匿名の便りでいい
人の気配が時たま届けばいい
人に似た血が心から体に流れ、流れ
胸から口元から毀れる

読み終えた本は夢から遠ざかる
終えようとする一日は西に傾き
遠ざかる背中
遠ざかる手と足
生きるには物語りを読み進めればいい

仕方ない成り行き
背と背を合わせ手を離す
往(い)った時を眺め恣(ほしいまま)に荷にする
広がる空を眺め煩わしくて余計な荷を解く

不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
朽ち果てたい
引き括(くる)めてどん底
生きるには並外れて軽はずみでありたい

生きるには私の輪郭と私自身の間の混沌を愛したい
生きるには予(あらかじ)め用意する今と
今この瞬間の身に染みる透明を愛したい
推し量る図を愛したい

荒む姿を映す空気の筋道を接(つ)ぎ合わせ
悖徳(はいとく)の破れた家を修復する
生きるには行き違う人、重ねる月日
後ろ向きに建てた家を愛したい

もちろん愛に理性は要らない
愛に真(まこと)はない値打ちもない
もちろん別れるには貴方と話し合うべきだった
留まるには、唯、岐路に立ち尽くすばかりではならなかった
生きるには希望と落胆のどちらかを選ばなければならなかった

生きるには見え透いた力に動かされ
気付いても知らない振りをする
何かに属し
何かと離れ
生きる時、握り締めた愛と憎しみどちらかを選べない
生きる時、私を真似て人を真似て何処に何があるのか分からない

分かるより分かってもらいたい
生きるには不安の中に目を閉じ
逃れようのない家屋を理解する
生きるには家路を辿ればよい

沙に足音を聞き
岩に身を寄せる
生きるには波があればいい
生きるには引く潮があればいい
生きるには渇きがあればよい

工場の機械の作動の前で人は等しくない
国家の法の下で人は等しくない
私の窓から私は自由に飛び立てない
君の少しも曲がらぬ心の前で私は自由ではない

人は人に幻想を抱く
人は人と抱(いだ)き合いながら沈黙の唇と背く背を持つ
歩み寄る足で踏みつけ触れる指を隠す
生きるには伸び広がる草の上肌を露わにすればよい
生きるには尚、野に可能を探し求めればよい

街端(はず)れの景色
先の尖った形
失くした記憶
生きるには私の風景があればよい

こころはどこにもみあたらない
いきるにはおやをなくしたこどもになればよい
いきるにはあいとわかれたおんなになればよい
ひとはぼんやりおもえばよい

実体もなくあたかも人のようにいればいい
反映に過ぎない本質を生きるには知ったかぶりをすればいい
脳は記憶を表出する装置に過ぎない
生きるには言葉と風景を失くした人であればよい

言語も画像も身の内に蓄積出来ない
記憶は私の外側にある
心は私の外側にある
或る感情を齎し行動に至った筋道
回路を遡(さかのぼ)っても何処にも行き着かない
生きるには今日を私らしく生きればよい

どっちみち水は淀む
陽は落ちる
人は死ぬ
人は人に見せるために生きる
生きるには寝乱れた床(ゆか)を片付け
漏らした声を呑む
人は裏寂しい野に在らざるを得ない
人は踏み行うべき道を歩かねばならない

どっちみち人は死ぬ
色を変え
欠ける
調子を失った視覚と聴覚
調節された方向と広がり
どっちみち人は狭い
どっちみち花の命は短い

生きるには下された審判を受け容れて生きればよい
開かれない地図
知られざる地
淡い期待に揺るぎない現実
生きるには不実な梯子をひたすら上らなければならない

柩(ひつぎ)に入る人
彼の生は無意味である
彼の生を有意義と考える人がいるとき
彼の生は意味のあるものとなる
生きるには生きるそのときを自らのものとして生きればよい
生きるには言われもしない言葉、在りもしない場所に向かい
虚空を前提として生きなければならない

核心を離れ春から遠い寂莫
紙のない昔、神はいなかった
私は私であり
貴方は貴方であった
悲しみは悲しみであり
私の思いは貴方に
貴方の思いは私に
誰の思(おぼ)し召しもなく

唯一つの跡
その時々は一片(ひとひら)の降る雪
その果実は置く霜
生きるには果敢なく密かに
舟ならば沈めばいい
情熱ならば冷やせばよい

人は文字に支配され言葉に翻弄される
記憶が或る確実な一枚の絵であるとき
私はその景色に掌握されている
その文字と景色が形成する絵、一頁の物語
私はそれ以外の何者でもあり得ようはずもない

鎖で繋がれた人の記憶
それは人と人を隔てる
例えば図書室の一冊の本
生きるには或る日、一冊の本を破り捨てればよい
風に吹かれ何処かに消える紙切れを追いそして見失う
生きるには口を開き新しい道を尋ねればいい
生きるには耳をそばだてず目を見開けばよい

どの角を曲がっても許す廊下、許される床
何処の空の下にも鬱蒼とした森
許されない日々
胸を切り細裂くゆとりの時
生きるには遠く、死ぬことからもかけ離れ

小振りな雨
涙が落ちる
夜明け方人知れず
生きるにはいろいろの色彩
生きるにはいつまでも悪い夢を見ている

生きることそれは何もない部屋の何も持たない私が何も思わないこと
決して物笑いになることは惨めではない
裏切られることは一人に向かうことではない
裏切ることそれが一人に向かうことであり
笑い者にすることそれが惨めになることである

今の私と次の瞬間の私が違った顔をしている
今の国の姿と明日の国の姿が一致しない
血塗れの愛着
それが人を愛すことであるかも知れない
それが国を愛すことかも知れない
今日の出来事を紙に印刷するように
考えたことと行ったことが顔に印刷される

線だけで描く絵がある
何を頼りに何を辿ろう
導かれやがて連続する
操られやがて余白を分割する

生きるには知らない街の空を仰ぎ
知らない港から舟を出し
醒めない夢をひた走る
溺れる人形
遠い慰め
生きるには人でなし、下賤な者、火がついた家に住む

常の服を着て頭を垂れ
認め
感じ
記憶し
思考する
泥濘に踏み出す足
空いた所を埋める忍耐

脳を覗いた人々に待つのは死
人の道を踏み外した人々に待つのは死
女であり男である定めを捨てた人々に待つのは死
邪淫に耽る脳科学者と文学者に欠ける認識
認め
感じ
記憶し
思考する
生きるには脳を覗くのではなく
私を見詰める心と私の外側にある私の記憶と古今東西の人々の記憶があればよい
私は人間という地球を成す一つの装置である
一つの装置の一つの部品を盗むことは出来る
一つの装置を壊すことは出来る

人は大地からいのちを
樹木からいのちを
人は水辺で
人は森で
人となる
生きるには息を吸って吐けばよい
息は言葉である
そこに心があり
そこに空があり
そこに海がある
そこに貴方がいる
生まれて死ぬまで私は生きたい

心なくして人は生きられない
心は君のものであって君のものではない
傷つける心も傷ついた心も心である
人はみな、変質したものと欠けたものを抱きしめ生きる

20:55 2011/12/25日曜日
22:48 2011/10/04火曜日
20:54 2011/11/25金曜日
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生きるには

2011/12/24 21:16
生きるにはごはんを食べればよい
生きるには死ななきゃいい
生きるにはきれいないろの服を着て
我を忘れ盛りの歌を歌えばよい

もっともちいさいものであればよい
とにかく世に知られずひっそりいればよい
生きるには生きればいい
暑い日が続けば水に体を捩(ね)じ込む
寒い日が続けば氷を割って底に沈む

生きるには一人用のこころがあればいい
生きるには一人分の食器に一人分のスプーン
禁じられた食卓の触れないうわさ
一人用の寝台に一人分の乱れ
生きるにはすっかりなくす生き物の殻

しあわせを待つ
しあわせを待つ
しあわせを待つ
生きるには一列にしあわせをいくつ並べよう
どれくらいしあわせになる日を待てばよいのだろう
胸に宛てて送り届けられる打ち消しの文字
見えないものを見て、見えるものを見て
見ていないわ
見えなかったの

生きるには夜、一時(いっとき)ゆめをみたい
生きるには朝、二つに千切った希望の形を二人で分け合いたい
何もかもがいやになる
行方、流れ去る時

男はおんなに
女はおとこに
ことばを捨てて
正義を捨てて
此の世の生を捨てて
と云えない

生きるには何もしないでいればよい
生きているから
今日が流れ
明日が流れ
希望は日に映えて

生きるには苺のようにかわいくあればよい
わずかなしあわせを胸に抱き
大きな木の影に眠っていればいい
生きるには眠りかけたらそのままみんな忘れてしまえばいい

生きるには昨日に手を加えて
生きるには聖書に手を加えて
生きるには良心に手を加えて
過ぎた物と
完全な物と
手の込んだ物と
分厚い物を
欠けた爪としてすっかり切ってしまえばよい

生きるにはひょっとしたら死んだように悄悄(しおしお)と暮らせばよい
理性と感性に通じる道を破壊し迷い子になればいい
その道に美しい花を植え新しい歌を口ずさもう

生きるには狭い心をなるったけ心細く保ち
門を閉じ雨戸を閉め部屋を真っ暗にする
暗闇には小さなろうそくの灯かりがあればよい
庭には雀の網を張ればよい
雀がかかれば身代わりにわずかの涙を流せばよい

生きるには風に靡(なび)き雨に濡れ非を打たれればよい
生きるには陽を浴び水を浴び酒を浴び非を認めればよい
ガラスの破片を撒いて血を流す
無駄口を利いて胸をずたずたに引き裂く
生きるには弱弱しくよろめきながら歩けばよい

夜眠り朝目覚めればいい
眠って起きて嘆きの荷を水に流せばいい
この上なくひそやかないのちを針と糸で侵入から守ればよい

生きるには手の平にある未来を全部なくして孤独に暮らし
処方された夢を投げ捨て
世界に割り当てられる鈍感な主義思想に属さない
生きるには降る幸と吐息のサラダを作って食すればよい

理不尽に振り返らないばかりに
おどけた手と縛られた足から成る
狂おしいほどの落下に殉じ
空一面物さびしく
口いっぱい十字架を頬張る

生きるには瓶の中の根を弄び
底に渇きを張り付け
許された裡(うち)なる所有をアルコールに浸す
生きるには声と涙、倶(とも)に下る烈しい炎
灼き尽くす私の席

生きるにはえとらんぜ
背に負う負極
のちの時代に成し遂げられる独立を支持する
かかとの辺(あた)り、定められた時刻
ガラスの靴、ガラスの空間
小声で囁く、「しあわせは零時に」

荒れ果てた城
不可能はなかった
意味を持つ行動と意志の統制
歪曲された人の絵姿
生きるには服従の方式を採用する

生きるには今日はまた違う今日を
明日はまた俗悪な今日を
いつまでも見つからない燃やした手紙と捨てたあるばむ
生きるには道端にあるとは限らない愁えをひも解く

雨に打たれて情けなく
風に揺れて情けなく
花を摘むのに明け暮れる
報われたい、裏切られたい、求められたい
生きるには形どった花を象(かたど)る

生きるには生きた空白に偏(ひとえ)に煩わされ
生きるには生きる幻想に深く恥じ入り
今熱情の欠如に打ちひしがれ
貴方の愛した楽園に向かう

幕が下りるまでのろのろ生きればよい
常軌を逸したくちびるの虜(とりこ)となり
生きるにはスプーンで言い知れぬ傾倒を注ぎ
全権のテーブルを離れればよい

生きるには自由への途(みち)を正しく歩くだけで
誓いを固く守るだけでいい
裏付ける何ものもいらない
今日でさえ誤解に息を呑む
明日生きるには窓を開け朝の光の中で大きく息を吸う
数多(あまた)の星を見て大きく息を吐く

ぼんやり座る窓辺
落ちた花は何かを思い出させる
何も思い出したくなければ息を呑み込めばいい
この上ない父と母の下で言い訳をし危険に強く惹かれる
生きるには傾く思いを露(あらわ)に自制を捨てればよい

生きるには低く垂れた雲
荒れた海原
卓上に海図を広げ終局を迎えればよい
苦悩は光を遮って闇に降り立つ

生きるには軽はずみであればいい
生きるには目覚めた朝
横に眠る見知らぬ人に分かれを告げ
何もかも忘れてしまえばいい
調子の外れた歌を賛美し
ふたたび皆と一緒に行けばいい

生きるには書物から目を解き放ち
その人の抱擁の呪縛を振り解き
ろまんてぃしずむの皮を剥ぐ
生きるには死に筋の精神と肉体を削除し
退廃を仕入れる

脈絡の在るところ、落丁を呼び
一図を奪う
夢と現(うつつ)、昼と夜
身を任せる背筋の角度
生きるにはあり余る渇き

神を出で人は初めて情理を尽くす
人は街に出で愁眉を開く
人が生きる時門に入り門を出る
生きるには門の内側外側
惑い揺れながら行き違えばよい

窪みにつもりもなくなく
空虚に理由もなく
過ちに声なく
罪に力なく肩を落とせばよい
生きるには暗い水の底息を止めて目を閉じればよい

夢は消え足に課された追想が列を乱す
生きるには手を開いて心行くまで失えばよい
ふさわしい一瞬を見送り
忌々(ゆゆ)しい次の瞬間に姿を描ければよい

幸いは一様に崩れ
不幸せはちぐはぐに積み重なる
行きずりに求める物語
心引かれ満たされる灯ひとつ
生きるにはそのような添えられた定めを生きればいい

生きるには屈辱の中にあって高潔でありたい
生きるには時に共に堕落したい
貴方には私を引き摺り込んでふしだらであってほしい
生きるには少なくとも涙がほしい

惨めな季節 凍る言葉
生きるには何もいらない
パンと水が
床に転がって
雨となって
あればよい
降ればよい

ぷっつり途切れたことば
生きるには朽ちた樹、枯れた葉、閉ざされた光り
滅び往くものとその単一の傾向があればよい
かけ離れた表情で伝える不如意

ぷっつり途切れた碧空
分かれて此の方極印を捺され続ける文字
生きるには代償
書くには代償
あおいうみ
澄み渡った山
手渡す自由

生きるには暗い夜に星の明かりがあればよい
生きるには匿名の便りでいい
人の気配が時たま届けばいい
人に似た血が心から体に流れ、流れ
胸から口元から毀れる

読み終えた本は夢から遠ざかる
終えようとする一日は西に傾き
遠ざかる背中
遠ざかる手と足
生きるには物語りを読み進めればいい

仕方ない成り行き
背と背を合わせ手を離す
往(い)った時を眺め恣(ほしいまま)に荷にする
広がる空を眺め煩わしくて余計な荷を解く

不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
朽ち果てたい
引き括(くる)めてどん底
生きるには並外れて軽はずみでありたい

生きるには私の輪郭と私自身の間の混沌を愛したい
生きるには予(あらかじ)め用意する今と
今この瞬間の身に染みる透明を愛したい
推し量る図を愛したい

荒む姿を映す空気の筋道を接(つ)ぎ合わせ
悖徳(はいとく)の破れた家を修復する
生きるには行き違う人、重ねる月日
後ろ向きに建てた家を愛したい

もちろん愛に理性は要らない
愛に真(まこと)はない値打ちもない
もちろん別れるには貴方と話し合うべきだった
留まるには、唯、岐路に立ち尽くすばかりではならなかった
生きるには希望と落胆のどちらかを選ばなければならなかった

生きるには見え透いた力に動かされ
気付いても知らない振りをする
何かに属し
何かと離れ
生きる時、握り締めた愛と憎しみどちらかを選べない
生きる時、私を真似て人を真似て何処に何があるのか分からない

分かるより分かってもらいたい
生きるには不安の中に目を閉じ
逃れようのない家屋を理解する
生きるには家路を辿ればよい

沙に足音を聞き
岩に身を寄せる
生きるには波があればいい
生きるには引く潮があればいい
生きるには渇きがあればよい

工場の機械の作動の前で人は等しくない
国家の法の下で人は等しくない
私の窓から私は自由に飛び立てない
君の少しも曲がらぬ心の前で私は自由ではない

人は人に幻想を抱く
人は人と抱(いだ)き合いながら沈黙の唇と背く背を持つ
歩み寄る足で踏みつけ触れる指を隠す
生きるには伸び広がる草の上肌を露わにすればよい
生きるには尚、野に可能を探し求めればよい

街端(はず)れの景色
先の尖った形
失くした記憶
生きるには私の風景があればよい

こころはどこにもみあたらない
いきるにはおやをなくしたこどもになればよい
いきるにはあいとわかれたおんなになればよい
ひとはぼんやりおもえばよい

実体もなくあたかも人のようにいればいい
反映に過ぎない本質を生きるには知ったかぶりをすればいい
脳は記憶を表出する装置に過ぎない
生きるには言葉と風景を失くした人であればよい

言語も画像も身の内に蓄積出来ない
記憶は私の外側にある
心は私の外側にある
或る感情を齎し行動に至った筋道
回路を遡(さかのぼ)っても何処にも行き着かない
生きるには今日を私らしく生きればよい

どっちみち水は淀む
陽は落ちる
人は死ぬ
人は人に見せるために生きる
生きるには寝乱れた床(ゆか)を片付け
漏らした声を呑む
人は裏寂しい野に在らざるを得ない
人は踏み行うべき道を歩かねばならない

どっちみち人は死ぬ
色を変え
欠ける
調子を失った視覚と聴覚
調節された方向と広がり
どっちみち人は狭い
どっちみち花の命は短い

生きるには下された審判を受け容れて生きればよい
開かれない地図
知られざる地
淡い期待に揺るぎない現実
生きるには不実な梯子をひたすら上らなければならない

柩(ひつぎ)に入る人
彼の生は無意味である
彼の生を有意義と考える人がいるとき
彼の生は意味のあるものとなる
生きるには生きるそのときを自らのものとして生きればよい
生きるには言われもしない言葉、在りもしない場所に向かい
虚空を前提として生きなければならない

核心を離れ春から遠い寂莫
紙のない昔、神はいなかった
私は私であり
貴方は貴方であった
悲しみは悲しみであり
私の思いは貴方に
貴方の思いは私に
誰の思(おぼ)し召しもなく

唯一つの跡
その時々は一片(ひとひら)の降る雪
その果実は置く霜
生きるには果敢なく密かに
舟ならば沈めばいい
情熱ならば冷やせばよい

人は文字に支配され言葉に翻弄される
記憶が或る確実な一枚の絵であるとき
私はその景色に掌握されている
その文字と景色が形成する絵、一頁の物語
私はそれ以外の何者でもあり得ようはずもない

鎖で繋がれた人の記憶
それは人と人を隔てる
例えば図書室の一冊の本
生きるには或る日、一冊の本を破り捨てればよい
風に吹かれ何処かに消える紙切れを追いそして見失う
生きるには口を開き新しい道を尋ねればいい
生きるには耳をそばだてず目を見開けばよい

どの角を曲がっても許す廊下、許される床
何処の空の下にも鬱蒼とした森
許されない日々
胸を切り細裂くゆとりの時
生きるには遠く、死ぬことからもかけ離れ

小振りな雨
涙が落ちる
夜明け方人知れず
生きるにはいろいろの色彩
生きるにはいつまでも悪い夢を見ている

生きることそれは何もない部屋の何も持たない私が何も思わないこと
決して物笑いになることは惨めではない
裏切られることは一人に向かうことではない
裏切ることそれが一人に向かうことであり
笑い者にすることそれが惨めになることである

今の私と次の瞬間の私が違った顔をしている
今の国の姿と明日の国の姿が一致しない
血塗れの愛着
それが人を愛すことであるかも知れない
それが国を愛すことかも知れない
今日の出来事を紙に印刷するように
考えたことと行ったことが顔に印刷される

線だけで描く絵がある
何を頼りに何を辿ろう
導かれやがて連続する
操られやがて余白を分割する

生きるには知らない街の空を仰ぎ
知らない港から舟を出し
醒めない夢をひた走る
溺れる人形
遠い慰め
生きるには人でなし、下賤な者、火がついた家に住む

常の服を着て頭を垂れ
認め
感じ
記憶し
思考する
泥濘に踏み出す足
空いた所を埋める忍耐

脳を覗いた人々に待つのは死
人の道を踏み外した人々に待つのは死
女であり男である定めを捨てた人々に待つのは死
邪淫に耽る脳科学者と学者に欠ける認識
認め
感じ
記憶し
思考する
生きるには脳を覗くのではなく
私を見詰める心と私の外側にある私の記憶と古今東西の人々の記憶があればよい
私は人間という地球を成す一つの装置である
一つの装置の一つの部品を盗むことは出来る
一つの装置を壊すことは出来る

20:56 2011/12/24土曜日
22:48 2011/10/04火曜日
20:54 2011/11/25金曜日
21:25 2011/11/26土曜日
22:35 2011/11/27日曜日
20:34 2011/11/28月曜日
18:18 2011/11/29火曜日
20:21 2011/11/30水曜日
20:01 2011/12/01木曜日
21:49 2011/12/02金曜日
20:07 2011/12/03土曜日
19:49 2011/12/04日曜日
21:24 2011/12/05月曜日
20:14 2011/12/06火曜日
20:53 2011/12/07水曜日
20:10 2011/12/08木曜日
20:22 2011/12/09金曜日
20:16 2011/12/10土曜日
20:32 2011/12/11日曜日
20:51 2011/12/12月曜日
23:06 2011/12/13火曜日
19:17 2011/12/14水曜日
20:44 2011/12/15木曜日
22:08 2011/12/16金曜日
21:39 2011/12/17土曜日
21:30 2011/12/18日曜日
20:03 2011/12/19月曜日
21:12 2011/12/20火曜日
21:19 2011/12/21水曜日
21:17 2011/12/22木曜日
21:06 2011/12/23金曜日
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生きるには

2011/12/23 21:13
生きるにはごはんを食べればよい
生きるには死ななきゃいい
生きるにはきれいないろの服を着て
我を忘れ盛りの歌を歌えばよい

もっともちいさいものであればよい
とにかく世に知られずひっそりいればよい
生きるには生きればいい
暑い日が続けば水に体を捩(ね)じ込む
寒い日が続けば氷を割って底に沈む

生きるには一人用のこころがあればいい
生きるには一人分の食器に一人分のスプーン
禁じられた食卓の触れないうわさ
一人用の寝台に一人分の乱れ
生きるにはすっかりなくす生き物の殻

しあわせを待つ
しあわせを待つ
しあわせを待つ
生きるには一列にしあわせをいくつ並べよう
どれくらいしあわせになる日を待てばよいのだろう
胸に宛てて送り届けられる打ち消しの文字
見えないものを見て、見えるものを見て
見ていないわ
見えなかったの

生きるには夜、一時(いっとき)ゆめをみたい
生きるには朝、二つに千切った希望の形を二人で分け合いたい
何もかもがいやになる
行方、流れ去る時

男はおんなに
女はおとこに
ことばを捨てて
正義を捨てて
此の世の生を捨てて
と云えない

生きるには何もしないでいればよい
生きているから
今日が流れ
明日が流れ
希望は日に映えて

生きるには苺のようにかわいくあればよい
わずかなしあわせを胸に抱き
大きな木の影に眠っていればいい
生きるには眠りかけたらそのままみんな忘れてしまえばいい

生きるには昨日に手を加えて
生きるには聖書に手を加えて
生きるには良心に手を加えて
過ぎた物と
完全な物と
手の込んだ物と
分厚い物を
欠けた爪としてすっかり切ってしまえばよい

生きるにはひょっとしたら死んだように悄悄(しおしお)と暮らせばよい
理性と感性に通じる道を破壊し迷い子になればいい
その道に美しい花を植え新しい歌を口ずさもう

生きるには狭い心をなるったけ心細く保ち
門を閉じ雨戸を閉め部屋を真っ暗にする
暗闇には小さなろうそくの灯かりがあればよい
庭には雀の網を張ればよい
雀がかかれば身代わりにわずかの涙を流せばよい

生きるには風に靡(なび)き雨に濡れ非を打たれればよい
生きるには陽を浴び水を浴び酒を浴び非を認めればよい
ガラスの破片を撒いて血を流す
無駄口を利いて胸をずたずたに引き裂く
生きるには弱弱しくよろめきながら歩けばよい

夜眠り朝目覚めればいい
眠って起きて嘆きの荷を水に流せばいい
この上なくひそやかないのちを針と糸で侵入から守ればよい

生きるには手の平にある未来を全部なくして孤独に暮らし
処方された夢を投げ捨て
世界に割り当てられる鈍感な主義思想に属さない
生きるには降る幸と吐息のサラダを作って食すればよい

理不尽に振り返らないばかりに
おどけた手と縛られた足から成る
狂おしいほどの落下に殉じ
空一面物さびしく
口いっぱい十字架を頬張る

生きるには瓶の中の根を弄び
底に渇きを張り付け
許された裡(うち)なる所有をアルコールに浸す
生きるには声と涙、倶(とも)に下る烈しい炎
灼き尽くす私の席

生きるにはえとらんぜ
背に負う負極
のちの時代に成し遂げられる独立を支持する
かかとの辺(あた)り、定められた時刻
ガラスの靴、ガラスの空間
小声で囁く、「しあわせは零時に」

荒れ果てた城
不可能はなかった
意味を持つ行動と意志の統制
歪曲された人の絵姿
生きるには服従の方式を採用する

生きるには今日はまた違う今日を
明日はまた俗悪な今日を
いつまでも見つからない燃やした手紙と捨てたあるばむ
生きるには道端にあるとは限らない愁えをひも解く

雨に打たれて情けなく
風に揺れて情けなく
花を摘むのに明け暮れる
報われたい、裏切られたい、求められたい
生きるには形どった花を象(かたど)る

生きるには生きた空白に偏(ひとえ)に煩わされ
生きるには生きる幻想に深く恥じ入り
今熱情の欠如に打ちひしがれ
貴方の愛した楽園に向かう

幕が下りるまでのろのろ生きればよい
常軌を逸したくちびるの虜(とりこ)となり
生きるにはスプーンで言い知れぬ傾倒を注ぎ
全権のテーブルを離れればよい

生きるには自由への途(みち)を正しく歩くだけで
誓いを固く守るだけでいい
裏付ける何ものもいらない
今日でさえ誤解に息を呑む
明日生きるには窓を開け朝の光の中で大きく息を吸う
数多(あまた)の星を見て大きく息を吐く

ぼんやり座る窓辺
落ちた花は何かを思い出させる
何も思い出したくなければ息を呑み込めばいい
この上ない父と母の下で言い訳をし危険に強く惹かれる
生きるには傾く思いを露(あらわ)に自制を捨てればよい

生きるには低く垂れた雲
荒れた海原
卓上に海図を広げ終局を迎えればよい
苦悩は光を遮って闇に降り立つ

生きるには軽はずみであればいい
生きるには目覚めた朝
横に眠る見知らぬ人に分かれを告げ
何もかも忘れてしまえばいい
調子の外れた歌を賛美し
ふたたび皆と一緒に行けばいい

生きるには書物から目を解き放ち
その人の抱擁の呪縛を振り解き
ろまんてぃしずむの皮を剥ぐ
生きるには死に筋の精神と肉体を削除し
退廃を仕入れる

脈絡の在るところ、落丁を呼び
一図を奪う
夢と現(うつつ)、昼と夜
身を任せる背筋の角度
生きるにはあり余る渇き

神を出で人は初めて情理を尽くす
人は街に出で愁眉を開く
人が生きる時門に入り門を出る
生きるには門の内側外側
惑い揺れながら行き違えばよい

窪みにつもりもなくなく
空虚に理由もなく
過ちに声なく
罪に力なく肩を落とせばよい
生きるには暗い水の底息を止めて目を閉じればよい

夢は消え足に課された追想が列を乱す
生きるには手を開いて心行くまで失えばよい
ふさわしい一瞬を見送り
忌々(ゆゆ)しい次の瞬間に姿を描ければよい

幸いは一様に崩れ
不幸せはちぐはぐに積み重なる
行きずりに求める物語
心引かれ満たされる灯ひとつ
生きるにはそのような添えられた定めを生きればいい

生きるには屈辱の中にあって高潔でありたい
生きるには時に共に堕落したい
貴方には私を引き摺り込んでふしだらであってほしい
生きるには少なくとも涙がほしい

惨めな季節 凍る言葉
生きるには何もいらない
パンと水が
床に転がって
雨となって
あればよい
降ればよい

ぷっつり途切れたことば
生きるには朽ちた樹、枯れた葉、閉ざされた光り
滅び往くものとその単一の傾向があればよい
かけ離れた表情で伝える不如意

ぷっつり途切れた碧空
分かれて此の方極印を捺され続ける文字
生きるには代償
書くには代償
あおいうみ
澄み渡った山
手渡す自由

生きるには暗い夜に星の明かりがあればよい
生きるには匿名の便りでいい
人の気配が時たま届けばいい
人に似た血が心から体に流れ、流れ
胸から口元から毀れる

読み終えた本は夢から遠ざかる
終えようとする一日は西に傾き
遠ざかる背中
遠ざかる手と足
生きるには物語りを読み進めればいい

仕方ない成り行き
背と背を合わせ手を離す
往(い)った時を眺め恣(ほしいまま)に荷にする
広がる空を眺め煩わしくて余計な荷を解く

不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
朽ち果てたい
引き括(くる)めてどん底
生きるには並外れて軽はずみでありたい

生きるには私の輪郭と私自身の間の混沌を愛したい
生きるには予(あらかじ)め用意する今と
今この瞬間の身に染みる透明を愛したい
推し量る図を愛したい

荒む姿を映す空気の筋道を接(つ)ぎ合わせ
悖徳(はいとく)の破れた家を修復する
生きるには行き違う人、重ねる月日
後ろ向きに建てた家を愛したい

もちろん愛に理性は要らない
愛に真(まこと)はない値打ちもない
もちろん別れるには貴方と話し合うべきだった
留まるには、唯、岐路に立ち尽くすばかりではならなかった
生きるには希望と落胆のどちらかを選ばなければならなかった

生きるには見え透いた力に動かされ
気付いても知らない振りをする
何かに属し
何かと離れ
生きる時、握り締めた愛と憎しみどちらかを選べない
生きる時、私を真似て人を真似て何処に何があるのか分からない

分かるより分かってもらいたい
生きるには不安の中に目を閉じ
逃れようのない家屋を理解する
生きるには家路を辿ればよい

沙に足音を聞き
岩に身を寄せる
生きるには波があればいい
生きるには引く潮があればいい
生きるには渇きがあればよい

工場の機械の作動の前で人は等しくない
国家の法の下で人は等しくない
私の窓から私は自由に飛び立てない
君の少しも曲がらぬ心の前で私は自由ではない

人は人に幻想を抱く
人は人と抱(いだ)き合いながら沈黙の唇と背く背を持つ
歩み寄る足で踏みつけ触れる指を隠す
生きるには伸び広がる草の上肌を露わにすればよい
生きるには尚、野に可能を探し求めればよい

街端(はず)れの景色
先の尖った形
失くした記憶
生きるには私の風景があればよい

こころはどこにもみあたらない
いきるにはおやをなくしたこどもになればよい
いきるにはあいとわかれたおんなになればよい
ひとはぼんやりおもえばよい

実体もなくあたかも人のようにいればいい
反映に過ぎない本質を生きるには知ったかぶりをすればいい
脳は記憶を表出する装置に過ぎない
生きるには言葉と風景を失くした人であればよい

言語も画像も身の内に蓄積出来ない
記憶は私の外側にある
心は私の外側にある
或る感情を齎し行動に至った筋道
回路を遡(さかのぼ)っても何処にも行き着かない
生きるには今日を私らしく生きればよい

どっちみち水は淀む
陽は落ちる
人は死ぬ
人は人に見せるために生きる
生きるには寝乱れた床(ゆか)を片付け
漏らした声を呑む
人は裏寂しい野に在らざるを得ない
人は踏み行うべき道を歩かねばならない

どっちみち人は死ぬ
色を変え
欠ける
調子を失った視覚と聴覚
調節された方向と広がり
どっちみち人は狭い
どっちみち花の命は短い

生きるには下された審判を受け容れて生きればよい
開かれない地図
知られざる地
淡い期待に揺るぎない現実
生きるには不実な梯子をひたすら上らなければならない

柩(ひつぎ)に入る人
彼の生は無意味である
彼の生を有意義と考える人がいるとき
彼の生は意味のあるものとなる
生きるには生きるそのときを自らのものとして生きればよい
生きるには言われもしない言葉、在りもしない場所に向かい
虚空を前提として生きなければならない

核心を離れ春から遠い寂莫
紙のない昔、神はいなかった
私は私であり
貴方は貴方であった
悲しみは悲しみであり
私の思いは貴方に
貴方の思いは私に
誰の思(おぼ)し召しもなく

唯一つの跡
その時々は一片(ひとひら)の降る雪
その果実は置く霜
生きるには果敢なく密かに
舟ならば沈めばいい
情熱ならば冷やせばよい

人は文字に支配され言葉に翻弄される
記憶が或る確実な一枚の絵であるとき
私はその景色に掌握されている
その文字と景色が形成する絵、一頁の物語
私はそれ以外の何者でもあり得ようはずもない

鎖で繋がれた人の記憶
それは人と人を隔てる
例えば図書室の一冊の本
生きるには或る日、一冊の本を破り捨てればよい
風に吹かれ何処かに消える紙切れを追いそして見失う
生きるには口を開き新しい道を尋ねればいい
生きるには耳をそばだてず目を見開けばよい

どの角を曲がっても許す廊下、許される床
何処の空の下にも鬱蒼とした森
許されない日々
胸を切り細裂くゆとりの時
生きるには遠く、死ぬことからもかけ離れ

小振りな雨
涙が落ちる
夜明け方人知れず
生きるにはいろいろの色彩
生きるにはいつまでも悪い夢を見ている

生きることそれは何もない部屋の何も持たない私が何も思わないこと
決して物笑いになることは惨めではない
裏切られることは一人に向かうことではない
裏切ることそれが一人に向かうことであり
笑い者にすることそれが惨めになることである

今の私と次の瞬間の私が違った顔をしている
今の国の姿と明日の国の姿が一致しない
血塗れの愛着
それが人を愛すことであるかも知れない
それが国を愛すことかも知れない
今日の出来事を紙に印刷するように
考えたことと行ったことが顔に印刷される

線だけで描く絵がある
何を頼りに何を辿ろう
導かれやがて連続する
操られやがて余白を分割する

生きるには知らない街の空を仰ぎ
知らない港から舟を出し
醒めない夢をひた走る
溺れる人形
遠い慰め
生きるには人でなし、下賤な者、火がついた家に住む

21:06 2011/12/23金曜日
22:48 2011/10/04火曜日
20:54 2011/11/25金曜日
21:25 2011/11/26土曜日
22:35 2011/11/27日曜日
20:34 2011/11/28月曜日
18:18 2011/11/29火曜日
20:21 2011/11/30水曜日
20:01 2011/12/01木曜日
21:49 2011/12/02金曜日
20:07 2011/12/03土曜日
19:49 2011/12/04日曜日
21:24 2011/12/05月曜日
20:14 2011/12/06火曜日
20:53 2011/12/07水曜日
20:10 2011/12/08木曜日
20:22 2011/12/09金曜日
20:16 2011/12/10土曜日
20:32 2011/12/11日曜日
20:51 2011/12/12月曜日
23:06 2011/12/13火曜日
19:17 2011/12/14水曜日
20:44 2011/12/15木曜日
22:08 2011/12/16金曜日
21:39 2011/12/17土曜日
21:30 2011/12/18日曜日
20:03 2011/12/19月曜日
21:12 2011/12/20火曜日
21:19 2011/12/21水曜日
21:17 2011/12/22木曜日
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生きるには

2011/12/22 21:55
生きるにはごはんを食べればよい
生きるには死ななきゃいい
生きるにはきれいないろの服を着て
我を忘れ盛りの歌を歌えばよい

もっともちいさいものであればよい
とにかく世に知られずひっそりいればよい
生きるには生きればいい
暑い日が続けば水に体を捩(ね)じ込む
寒い日が続けば氷を割って底に沈む

生きるには一人用のこころがあればいい
生きるには一人分の食器に一人分のスプーン
禁じられた食卓の触れないうわさ
一人用の寝台に一人分の乱れ
生きるにはすっかりなくす生き物の殻

しあわせを待つ
しあわせを待つ
しあわせを待つ
生きるには一列にしあわせをいくつ並べよう
どれくらいしあわせになる日を待てばよいのだろう
胸に宛てて送り届けられる打ち消しの文字
見えないものを見て、見えるものを見て
見ていないわ
見えなかったの

生きるには夜、一時(いっとき)ゆめをみたい
生きるには朝、二つに千切った希望の形を二人で分け合いたい
何もかもがいやになる
行方、流れ去る時

男はおんなに
女はおとこに
ことばを捨てて
正義を捨てて
此の世の生を捨てて
と云えない

生きるには何もしないでいればよい
生きているから
今日が流れ
明日が流れ
希望は日に映えて

生きるには苺のようにかわいくあればよい
わずかなしあわせを胸に抱き
大きな木の影に眠っていればいい
生きるには眠りかけたらそのままみんな忘れてしまえばいい

生きるには昨日に手を加えて
生きるには聖書に手を加えて
生きるには良心に手を加えて
過ぎた物と
完全な物と
手の込んだ物と
分厚い物を
欠けた爪としてすっかり切ってしまえばよい

生きるにはひょっとしたら死んだように悄悄(しおしお)と暮らせばよい
理性と感性に通じる道を破壊し迷い子になればいい
その道に美しい花を植え新しい歌を口ずさもう

生きるには狭い心をなるったけ心細く保ち
門を閉じ雨戸を閉め部屋を真っ暗にする
暗闇には小さなろうそくの灯かりがあればよい
庭には雀の網を張ればよい
雀がかかれば身代わりにわずかの涙を流せばよい

生きるには風に靡(なび)き雨に濡れ非を打たれればよい
生きるには陽を浴び水を浴び酒を浴び非を認めればよい
ガラスの破片を撒いて血を流す
無駄口を利いて胸をずたずたに引き裂く
生きるには弱弱しくよろめきながら歩けばよい

夜眠り朝目覚めればいい
眠って起きて嘆きの荷を水に流せばいい
この上なくひそやかないのちを針と糸で侵入から守ればよい

生きるには手の平にある未来を全部なくして孤独に暮らし
処方された夢を投げ捨て
世界に割り当てられる鈍感な主義思想に属さない
生きるには降る幸と吐息のサラダを作って食すればよい

理不尽に振り返らないばかりに
おどけた手と縛られた足から成る
狂おしいほどの落下に殉じ
空一面物さびしく
口いっぱい十字架を頬張る

生きるには瓶の中の根を弄び
底に渇きを張り付け
許された裡(うち)なる所有をアルコールに浸す
生きるには声と涙、倶(とも)に下る烈しい炎
灼き尽くす私の席

生きるにはえとらんぜ
背に負う負極
のちの時代に成し遂げられる独立を支持する
かかとの辺(あた)り、定められた時刻
ガラスの靴、ガラスの空間
小声で囁く、「しあわせは零時に」

荒れ果てた城
不可能はなかった
意味を持つ行動と意志の統制
歪曲された人の絵姿
生きるには服従の方式を採用する

生きるには今日はまた違う今日を
明日はまた俗悪な今日を
いつまでも見つからない燃やした手紙と捨てたあるばむ
生きるには道端にあるとは限らない愁えをひも解く

雨に打たれて情けなく
風に揺れて情けなく
花を摘むのに明け暮れる
報われたい、裏切られたい、求められたい
生きるには形どった花を象(かたど)る

生きるには生きた空白に偏(ひとえ)に煩わされ
生きるには生きる幻想に深く恥じ入り
今熱情の欠如に打ちひしがれ
貴方の愛した楽園に向かう

幕が下りるまでのろのろ生きればよい
常軌を逸したくちびるの虜(とりこ)となり
生きるにはスプーンで言い知れぬ傾倒を注ぎ
全権のテーブルを離れればよい

生きるには自由への途(みち)を正しく歩くだけで
誓いを固く守るだけでいい
裏付ける何ものもいらない
今日でさえ誤解に息を呑む
明日生きるには窓を開け朝の光の中で大きく息を吸う
数多(あまた)の星を見て大きく息を吐く

ぼんやり座る窓辺
落ちた花は何かを思い出させる
何も思い出したくなければ息を呑み込めばいい
この上ない父と母の下で言い訳をし危険に強く惹かれる
生きるには傾く思いを露(あらわ)に自制を捨てればよい

生きるには低く垂れた雲
荒れた海原
卓上に海図を広げ終局を迎えればよい
苦悩は光を遮って闇に降り立つ

生きるには軽はずみであればいい
生きるには目覚めた朝
横に眠る見知らぬ人に分かれを告げ
何もかも忘れてしまえばいい
調子の外れた歌を賛美し
ふたたび皆と一緒に行けばいい

生きるには書物から目を解き放ち
その人の抱擁の呪縛を振り解き
ろまんてぃしずむの皮を剥ぐ
生きるには死に筋の精神と肉体を削除し
退廃を仕入れる

脈絡の在るところ、落丁を呼び
一図を奪う
夢と現(うつつ)、昼と夜
身を任せる背筋の角度
生きるにはあり余る渇き

神を出で人は初めて情理を尽くす
人は街に出で愁眉を開く
人が生きる時門に入り門を出る
生きるには門の内側外側
惑い揺れながら行き違えばよい

窪みにつもりもなくなく
空虚に理由もなく
過ちに声なく
罪に力なく肩を落とせばよい
生きるには暗い水の底息を止めて目を閉じればよい

夢は消え足に課された追想が列を乱す
生きるには手を開いて心行くまで失えばよい
ふさわしい一瞬を見送り
忌々(ゆゆ)しい次の瞬間に姿を描ければよい

幸いは一様に崩れ
不幸せはちぐはぐに積み重なる
行きずりに求める物語
心引かれ満たされる灯ひとつ
生きるにはそのような添えられた定めを生きればいい

生きるには屈辱の中にあって高潔でありたい
生きるには時に共に堕落したい
貴方には私を引き摺り込んでふしだらであってほしい
生きるには少なくとも涙がほしい

惨めな季節 凍る言葉
生きるには何もいらない
パンと水が
床に転がって
雨となって
あればよい
降ればよい

ぷっつり途切れたことば
生きるには朽ちた樹、枯れた葉、閉ざされた光り
滅び往くものとその単一の傾向があればよい
かけ離れた表情で伝える不如意

ぷっつり途切れた碧空
分かれて此の方極印を捺され続ける文字
生きるには代償
書くには代償
あおいうみ
澄み渡った山
手渡す自由

生きるには暗い夜に星の明かりがあればよい
生きるには匿名の便りでいい
人の気配が時たま届けばいい
人に似た血が心から体に流れ、流れ
胸から口元から毀れる

読み終えた本は夢から遠ざかる
終えようとする一日は西に傾き
遠ざかる背中
遠ざかる手と足
生きるには物語りを読み進めればいい

仕方ない成り行き
背と背を合わせ手を離す
往(い)った時を眺め恣(ほしいまま)に荷にする
広がる空を眺め煩わしくて余計な荷を解く

不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
朽ち果てたい
引き括(くる)めてどん底
生きるには並外れて軽はずみでありたい

生きるには私の輪郭と私自身の間の混沌を愛したい
生きるには予(あらかじ)め用意する今と
今この瞬間の身に染みる透明を愛したい
推し量る図を愛したい

荒む姿を映す空気の筋道を接(つ)ぎ合わせ
悖徳(はいとく)の破れた家を修復する
生きるには行き違う人、重ねる月日
後ろ向きに建てた家を愛したい

もちろん愛に理性は要らない
愛に真(まこと)はない値打ちもない
もちろん別れるには貴方と話し合うべきだった
留まるには、唯、岐路に立ち尽くすばかりではならなかった
生きるには希望と落胆のどちらかを選ばなければならなかった

生きるには見え透いた力に動かされ
気付いても知らない振りをする
何かに属し
何かと離れ
生きる時、握り締めた愛と憎しみどちらかを選べない
生きる時、私を真似て人を真似て何処に何があるのか分からない

分かるより分かってもらいたい
生きるには不安の中に目を閉じ
逃れようのない家屋を理解する
生きるには家路を辿ればよい

沙に足音を聞き
岩に身を寄せる
生きるには波があればいい
生きるには引く潮があればいい
生きるには渇きがあればよい

工場の機械の作動の前で人は等しくない
国家の法の下で人は等しくない
私の窓から私は自由に飛び立てない
君の少しも曲がらぬ心の前で私は自由ではない

人は人に幻想を抱く
人は人と抱(いだ)き合いながら沈黙の唇と背く背を持つ
歩み寄る足で踏みつけ触れる指を隠す
生きるには伸び広がる草の上肌を露わにすればよい
生きるには尚、野に可能を探し求めればよい

街端(はず)れの景色
先の尖った形
失くした記憶
生きるには私の風景があればよい

こころはどこにもみあたらない
いきるにはおやをなくしたこどもになればよい
いきるにはあいとわかれたおんなになればよい
ひとはぼんやりおもえばよい

実体もなくあたかも人のようにいればいい
反映に過ぎない本質を生きるには知ったかぶりをすればいい
脳は記憶を表出する装置に過ぎない
生きるには言葉と風景を失くした人であればよい

言語も画像も身の内に蓄積出来ない
記憶は私の外側にある
心は私の外側にある
或る感情を齎し行動に至った筋道
回路を遡(さかのぼ)っても何処にも行き着かない
生きるには今日を私らしく生きればよい

どっちみち水は淀む
陽は落ちる
人は死ぬ
人は人に見せるために生きる
生きるには寝乱れた床(ゆか)を片付け
漏らした声を呑む
人は裏寂しい野に在らざるを得ない
人は踏み行うべき道を歩かねばならない

どっちみち人は死ぬ
色を変え
欠ける
調子を失った視覚と聴覚
調節された方向と広がり
どっちみち人は狭い
どっちみち花の命は短い

生きるには下された審判を受け容れて生きればよい
開かれない地図
知られざる地
淡い期待に揺るぎない現実
生きるには不実な梯子をひたすら上らなければならない

柩(ひつぎ)に入る人
彼の生は無意味である
彼の生を有意義と考える人がいるとき
彼の生は意味のあるものとなる
生きるには生きるそのときを自らのものとして生きればよい
生きるには言われもしない言葉、在りもしない場所に向かい
虚空を前提として生きなければならない

核心を離れ春から遠い寂莫
紙のない昔、神はいなかった
私は私であり
貴方は貴方であった
悲しみは悲しみであり
私の思いは貴方に
貴方の思いは私に
誰の思(おぼ)し召しもなく

唯一つの跡
その時々は一片(ひとひら)の降る雪
その果実は置く霜
生きるには果敢なく密かに
舟ならば沈めばいい
情熱ならば冷やせばよい

人は文字に支配され言葉に翻弄される
記憶が或る確実な一枚の絵であるとき
私はその景色に掌握されている
その文字と景色が形成する絵、一頁の物語
私はそれ以外の何者でもあり得ようはずもない

鎖で繋がれた人の記憶
それは人と人を隔てる
例えば図書室の一冊の本
生きるには或る日、一冊の本を破り捨てればよい
風に吹かれ何処かに消える紙切れを追いそして見失う
生きるには口を開き新しい道を尋ねればいい
生きるには耳をそばだてず目を見開けばよい

どの角を曲がっても許す廊下、許される床
何処の空の下にも鬱蒼とした森
許されない日々
胸を切り細裂くゆとりの時
生きるには遠く、死ぬことからもかけ離れ

小振りな雨
涙が落ちる
夜明け方人知れず
生きるにはいろいろの色彩
生きるにはいつまでも悪い夢を見ている

生きることそれは何もない部屋の何も持たない私が何も思わないこと
決して物笑いになることは惨めではない
裏切られることは一人に向かうことではない
裏切ることそれが一人に向かうことであり
笑い者にすることそれが惨めになることである

今の私と次の瞬間の私が違った顔をしている
今の国の姿と明日の国の姿が一致しない
血塗れの愛着
それが人を愛すことであるかも知れない
それが国を愛すことかも知れない
今日の出来事を紙に印刷するように
考えたことと行ったことが顔に印刷される

21:17 2011/12/22木曜日
22:48 2011/10/04火曜日
20:54 2011/11/25金曜日
21:25 2011/11/26土曜日
22:35 2011/11/27日曜日
20:34 2011/11/28月曜日
18:18 2011/11/29火曜日
20:21 2011/11/30水曜日
20:01 2011/12/01木曜日
21:49 2011/12/02金曜日
20:07 2011/12/03土曜日
19:49 2011/12/04日曜日
21:24 2011/12/05月曜日
20:14 2011/12/06火曜日
20:53 2011/12/07水曜日
20:10 2011/12/08木曜日
20:22 2011/12/09金曜日
20:16 2011/12/10土曜日
20:32 2011/12/11日曜日
20:51 2011/12/12月曜日
23:06 2011/12/13火曜日
19:17 2011/12/14水曜日
20:44 2011/12/15木曜日
22:08 2011/12/16金曜日
21:39 2011/12/17土曜日
21:30 2011/12/18日曜日
20:03 2011/12/19月曜日
21:12 2011/12/20火曜日
21:19 2011/12/21水曜日

米子市教育委員会は、私のメールアドレスから自分が使う大人の玩具の会員登録を私の名前で行い、私のメールアドレスを登録しています。
そのメールアドレスで毎日チャットをしていたのは、
http://blog.goo.ne.jp/rose6986
です。
このブログにコメントを投稿している売春婦と私のメールアドレスを使って毎日チャットをしています。
このメールアドレスを無理に作らせ、勝手に使ったのは、DEODEO加藤という修理係で、犯罪を積み重ねた功労で今はDEODEO社員になっています。

DEODEOは私の家の電化製品を壊しては修理させ、壊しては買わせています。
米子市教育委員会は、私のメールアドレスから自分が使う大人の玩具の会員登録を私の名前で行い、私のメールアドレスを登録しています。

そのメールアドレスで毎日チャットをしていたのは、
http://blog.goo.ne.jp/rose6986
です。
このブログにコメントを投稿している売春婦と私のメールアドレスを使って毎日チャットをしています。
このメールアドレスを無理に作らせ、勝手に使ったのは、DEODEO加藤という修理係で、犯罪を積み重ねた功労で今はDEODEO社員になっています。
DEODEOは私の家の電化製品を壊しては修理させ、壊しては買わせています。


私の記事を盗んでは毎日のように講談社が記事にし、鳩山由起夫と小沢一郎が記事を盗んで首相の所信表明演説に使い、 世耕弘成がRose6986を使って因縁をつけてBIGLOBEブログ「午後のデル」を二度も非表示、現在に至っています。
不正アクセスとパソコンの操作によって、編集不能にし、故意に変えられている記事を削除することも編集することも出来ない状態にあります。
しかし、世耕弘成と麻生太郎、小沢一郎、鳩山由起夫、福島瑞穂は、偽名、精神障害者(嘘、健康そのもの)、生活保護不正受給者である「鳥居正宏のときどきLOGOS」の捏造名誉毀損事件公判に合わせて非表示のブログ「午後のデル」二つに侵入し、記事の日付と内容を改竄しています。


隣の木村は創価学会の人相の悪い男と女に電力メーターを居間に付け替えさせています。
電力会社が付け替えなければなりません。

夜間温熱の風呂用のメーターが無くなっています。
木村の家だけ特別な敗戦にしてありますから、電力料金を払っていないのだと思います。
中国電力が徴収していないというのが真相で、実際私の家に来た日に、見ていても木村の家にメーターを測りに行っていません。

今、私は28度、風力は中にして暖房をつけています。
しかし温風なりません。
木村に新聞社、雑誌社、米子市教育委員、医師会が入っています。
男には必ず一売春婦が付いています。
米子市と米子市教育委員会、創価学会公明党の調達している売春婦、雑誌社がアパートや藤田(兄弟は、売春婦の労務管理を行い年金の付け回しを行っていると思われ、今年急に20台駐車可能の駐車場を作っている。)に囲っている売春婦、教師元教師米子市教育委員会勤務の売春公務員が必ず付きます。
男一人に三人の女が付いていることもあります。
木村でパソコンを使うために電圧が下がり、私の家のブレーカーが落ちます。
それに暖房を付けても全く温風が出ません。
私の家から見えないようにしました。

今日は木曜日で、一斉にコカインを製造、夜中中私は起こされる文部科学省の役人、市内の医師と看護婦が集まる日です。
おそらくさっきセックスをしている声を聞かせたのは、文部科学省の役人と教育委員会の例の女です。
そういう時は全員布団の上で寝て投稿妨害をすると言います。
暖房が機能しないので、20人は集まっていると思います。

二十一時、藤田(新潮社)から一台、西尾(私学振興会、米子市教育委員会)から一台、車が木村の家の隣の橋谷に停まり、売春婦を乗せて出て行きました。
部屋の暖房がやっと少しまともになりました。
暖房費二時間分、新潮社は払ってくれますか?
払う気もないのなら、もう投稿妨害するのも、翻訳の妨害をするのも、翻訳した詩を盗むのも止めて下さい。

二十二時、又何人か木村から出て行きました。
やっと暖房が普通に使えます。
三時間部屋が暖まることもなく、暖房費、電力料金の無駄遣いです。
中国電力、中国電工、DEODEOが組んでいます。
加藤を初めとするDEODEO社員、DEODEO関連会社社員、彼らはいつも隣の木村に入って人体実験、性的肉体的虐待を行っています。
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生きるには

2011/12/21 21:34
生きるにはごはんを食べればよい
生きるには死ななきゃいい
生きるにはきれいないろの服を着て
我を忘れ盛りの歌を歌えばよい

もっともちいさいものであればよい
とにかく世に知られずひっそりいればよい
生きるには生きればいい
暑い日が続けば水に体を捩(ね)じ込む
寒い日が続けば氷を割って底に沈む

生きるには一人用のこころがあればいい
生きるには一人分の食器に一人分のスプーン
禁じられた食卓の触れないうわさ
一人用の寝台に一人分の乱れ
生きるにはすっかりなくす生き物の殻

しあわせを待つ
しあわせを待つ
しあわせを待つ
生きるには一列にしあわせをいくつ並べよう
どれくらいしあわせになる日を待てばよいのだろう
胸に宛てて送り届けられる打ち消しの文字
見えないものを見て、見えるものを見て
見ていないわ
見えなかったの

生きるには夜、一時(いっとき)ゆめをみたい
生きるには朝、二つに千切った希望の形を二人で分け合いたい
何もかもがいやになる
行方、流れ去る時

男はおんなに
女はおとこに
ことばを捨てて
正義を捨てて
此の世の生を捨てて
と云えない

生きるには何もしないでいればよい
生きているから
今日が流れ
明日が流れ
希望は日に映えて

生きるには苺のようにかわいくあればよい
わずかなしあわせを胸に抱き
大きな木の影に眠っていればいい
生きるには眠りかけたらそのままみんな忘れてしまえばいい

生きるには昨日に手を加えて
生きるには聖書に手を加えて
生きるには良心に手を加えて
過ぎた物と
完全な物と
手の込んだ物と
分厚い物を
欠けた爪としてすっかり切ってしまえばよい

生きるにはひょっとしたら死んだように悄悄(しおしお)と暮らせばよい
理性と感性に通じる道を破壊し迷い子になればいい
その道に美しい花を植え新しい歌を口ずさもう

生きるには狭い心をなるったけ心細く保ち
門を閉じ雨戸を閉め部屋を真っ暗にする
暗闇には小さなろうそくの灯かりがあればよい
庭には雀の網を張ればよい
雀がかかれば身代わりにわずかの涙を流せばよい

生きるには風に靡(なび)き雨に濡れ非を打たれればよい
生きるには陽を浴び水を浴び酒を浴び非を認めればよい
ガラスの破片を撒いて血を流す
無駄口を利いて胸をずたずたに引き裂く
生きるには弱弱しくよろめきながら歩けばよい

夜眠り朝目覚めればいい
眠って起きて嘆きの荷を水に流せばいい
この上なくひそやかないのちを針と糸で侵入から守ればよい

生きるには手の平にある未来を全部なくして孤独に暮らし
処方された夢を投げ捨て
世界に割り当てられる鈍感な主義思想に属さない
生きるには降る幸と吐息のサラダを作って食すればよい

理不尽に振り返らないばかりに
おどけた手と縛られた足から成る
狂おしいほどの落下に殉じ
空一面物さびしく
口いっぱい十字架を頬張る

生きるには瓶の中の根を弄び
底に渇きを張り付け
許された裡(うち)なる所有をアルコールに浸す
生きるには声と涙、倶(とも)に下る烈しい炎
灼き尽くす私の席

生きるにはえとらんぜ
背に負う負極
のちの時代に成し遂げられる独立を支持する
かかとの辺(あた)り、定められた時刻
ガラスの靴、ガラスの空間
小声で囁く、「しあわせは零時に」

荒れ果てた城
不可能はなかった
意味を持つ行動と意志の統制
歪曲された人の絵姿
生きるには服従の方式を採用する

生きるには今日はまた違う今日を
明日はまた俗悪な今日を
いつまでも見つからない燃やした手紙と捨てたあるばむ
生きるには道端にあるとは限らない愁えをひも解く

雨に打たれて情けなく
風に揺れて情けなく
花を摘むのに明け暮れる
報われたい、裏切られたい、求められたい
生きるには形どった花を象(かたど)る

生きるには生きた空白に偏(ひとえ)に煩わされ
生きるには生きる幻想に深く恥じ入り
今熱情の欠如に打ちひしがれ
貴方の愛した楽園に向かう

幕が下りるまでのろのろ生きればよい
常軌を逸したくちびるの虜(とりこ)となり
生きるにはスプーンで言い知れぬ傾倒を注ぎ
全権のテーブルを離れればよい

生きるには自由への途(みち)を正しく歩くだけで
誓いを固く守るだけでいい
裏付ける何ものもいらない
今日でさえ誤解に息を呑む
明日生きるには窓を開け朝の光の中で大きく息を吸う
数多(あまた)の星を見て大きく息を吐く

ぼんやり座る窓辺
落ちた花は何かを思い出させる
何も思い出したくなければ息を呑み込めばいい
この上ない父と母の下で言い訳をし危険に強く惹かれる
生きるには傾く思いを露(あらわ)に自制を捨てればよい

生きるには低く垂れた雲
荒れた海原
卓上に海図を広げ終局を迎えればよい
苦悩は光を遮って闇に降り立つ

生きるには軽はずみであればいい
生きるには目覚めた朝
横に眠る見知らぬ人に分かれを告げ
何もかも忘れてしまえばいい
調子の外れた歌を賛美し
ふたたび皆と一緒に行けばいい

生きるには書物から目を解き放ち
その人の抱擁の呪縛を振り解き
ろまんてぃしずむの皮を剥ぐ
生きるには死に筋の精神と肉体を削除し
退廃を仕入れる

脈絡の在るところ、落丁を呼び
一図を奪う
夢と現(うつつ)、昼と夜
身を任せる背筋の角度
生きるにはあり余る渇き

神を出で人は初めて情理を尽くす
人は街に出で愁眉を開く
人が生きる時門に入り門を出る
生きるには門の内側外側
惑い揺れながら行き違えばよい

窪みにつもりもなくなく
空虚に理由もなく
過ちに声なく
罪に力なく肩を落とせばよい
生きるには暗い水の底息を止めて目を閉じればよい

夢は消え足に課された追想が列を乱す
生きるには手を開いて心行くまで失えばよい
ふさわしい一瞬を見送り
忌々(ゆゆ)しい次の瞬間に姿を描ければよい

幸いは一様に崩れ
不幸せはちぐはぐに積み重なる
行きずりに求める物語
心引かれ満たされる灯ひとつ
生きるにはそのような添えられた定めを生きればいい

生きるには屈辱の中にあって高潔でありたい
生きるには時に共に堕落したい
貴方には私を引き摺り込んでふしだらであってほしい
生きるには少なくとも涙がほしい

惨めな季節 凍る言葉
生きるには何もいらない
パンと水が
床に転がって
雨となって
あればよい
降ればよい

ぷっつり途切れたことば
生きるには朽ちた樹、枯れた葉、閉ざされた光り
滅び往くものとその単一の傾向があればよい
かけ離れた表情で伝える不如意

ぷっつり途切れた碧空
分かれて此の方極印を捺され続ける文字
生きるには代償
書くには代償
あおいうみ
澄み渡った山
手渡す自由

生きるには暗い夜に星の明かりがあればよい
生きるには匿名の便りでいい
人の気配が時たま届けばいい
人に似た血が心から体に流れ、流れ
胸から口元から毀れる

読み終えた本は夢から遠ざかる
終えようとする一日は西に傾き
遠ざかる背中
遠ざかる手と足
生きるには物語りを読み進めればいい

仕方ない成り行き
背と背を合わせ手を離す
往(い)った時を眺め恣(ほしいまま)に荷にする
広がる空を眺め煩わしくて余計な荷を解く

不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
朽ち果てたい
引き括(くる)めてどん底
生きるには並外れて軽はずみでありたい

生きるには私の輪郭と私自身の間の混沌を愛したい
生きるには予(あらかじ)め用意する今と
今この瞬間の身に染みる透明を愛したい
推し量る図を愛したい

荒む姿を映す空気の筋道を接(つ)ぎ合わせ
悖徳(はいとく)の破れた家を修復する
生きるには行き違う人、重ねる月日
後ろ向きに建てた家を愛したい

もちろん愛に理性は要らない
愛に真(まこと)はない値打ちもない
もちろん別れるには貴方と話し合うべきだった
留まるには、唯、岐路に立ち尽くすばかりではならなかった
生きるには希望と落胆のどちらかを選ばなければならなかった

生きるには見え透いた力に動かされ
気付いても知らない振りをする
何かに属し
何かと離れ
生きる時、握り締めた愛と憎しみどちらかを選べない
生きる時、私を真似て人を真似て何処に何があるのか分からない

分かるより分かってもらいたい
生きるには不安の中に目を閉じ
逃れようのない家屋を理解する
生きるには家路を辿ればよい

沙に足音を聞き
岩に身を寄せる
生きるには波があればいい
生きるには引く潮があればいい
生きるには渇きがあればよい

工場の機械の作動の前で人は等しくない
国家の法の下で人は等しくない
私の窓から私は自由に飛び立てない
君の少しも曲がらぬ心の前で私は自由ではない

人は人に幻想を抱く
人は人と抱(いだ)き合いながら沈黙の唇と背く背を持つ
歩み寄る足で踏みつけ触れる指を隠す
生きるには伸び広がる草の上肌を露わにすればよい
生きるには尚、野に可能を探し求めればよい

街端(はず)れの景色
先の尖った形
失くした記憶
生きるには私の風景があればよい

こころはどこにもみあたらない
いきるにはおやをなくしたこどもになればよい
いきるにはあいとわかれたおんなになればよい
ひとはぼんやりおもえばよい

実体もなくあたかも人のようにいればいい
反映に過ぎない本質を生きるには知ったかぶりをすればいい
脳は記憶を表出する装置に過ぎない
生きるには言葉と風景を失くした人であればよい

言語も画像も身の内に蓄積出来ない
記憶は私の外側にある
心は私の外側にある
或る感情を齎し行動に至った筋道
回路を遡(さかのぼ)っても何処にも行き着かない
生きるには今日を私らしく生きればよい

どっちみち水は淀む
陽は落ちる
人は死ぬ
人は人に見せるために生きる
生きるには寝乱れた床(ゆか)を片付け
漏らした声を呑む
人は裏寂しい野に在らざるを得ない
人は踏み行うべき道を歩かねばならない

どっちみち人は死ぬ
色を変え
欠ける
調子を失った視覚と聴覚
調節された方向と広がり
どっちみち人は狭い
どっちみち花の命は短い

生きるには下された審判を受け容れて生きればよい
開かれない地図
知られざる地
淡い期待に揺るぎない現実
生きるには不実な梯子をひたすら上らなければならない

柩(ひつぎ)に入る人
彼の生は無意味である
彼の生を有意義と考える人がいるとき
彼の生は意味のあるものとなる
生きるには生きるそのときを自らのものとして生きればよい
生きるには言われもしない言葉、在りもしない場所に向かい
虚空を前提として生きなければならない

核心を離れ春から遠い寂莫
紙のない昔、神はいなかった
私は私であり
貴方は貴方であった
悲しみは悲しみであり
私の思いは貴方に
貴方の思いは私に
誰の思(おぼ)し召しもなく

唯一つの跡
その時々は一片(ひとひら)の降る雪
その果実は置く霜
生きるには果敢なく密かに
舟ならば沈めばいい
情熱ならば冷やせばよい

人は文字に支配され言葉に翻弄される
記憶が或る確実な一枚の絵であるとき
私はその景色に掌握されている
その文字と景色が形成する絵、一頁の物語
私はそれ以外の何者でもあり得ようはずもない

鎖で繋がれた人の記憶
それは人と人を隔てる
例えば図書室の一冊の本
生きるには或る日、一冊の本を破り捨てればよい
風に吹かれ何処かに消える紙切れを追いそして見失う
生きるには口を開き新しい道を尋ねればいい
生きるには耳をそばだてず目を見開けばよい

どの角を曲がっても許す廊下、許される床
何処の空の下にも鬱蒼とした森
許されない日々
胸を切り細裂くゆとりの時
生きるには遠く、死ぬことからもかけ離れ

小振りな雨
涙が落ちる
夜明け方人知れず
生きるにはいろいろの色彩
生きるにはいつまでも悪い夢を見ている

21:19 2011/12/21水曜日
22:48 2011/10/04火曜日
20:54 2011/11/25金曜日
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19:49 2011/12/04日曜日
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20:16 2011/12/10土曜日
20:32 2011/12/11日曜日
20:51 2011/12/12月曜日
23:06 2011/12/13火曜日
19:17 2011/12/14水曜日
20:44 2011/12/15木曜日
22:08 2011/12/16金曜日
21:39 2011/12/17土曜日
21:30 2011/12/18日曜日
20:03 2011/12/19月曜日
21:12 2011/12/20火曜日
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生きるには

2011/12/20 21:32
生きるにはごはんを食べればよい
生きるには死ななきゃいい
生きるにはきれいないろの服を着て
我を忘れ盛りの歌を歌えばよい

もっともちいさいものであればよい
とにかく世に知られずひっそりいればよい
生きるには生きればいい
暑い日が続けば水に体を捩(ね)じ込む
寒い日が続けば氷を割って底に沈む

生きるには一人用のこころがあればいい
生きるには一人分の食器に一人分のスプーン
禁じられた食卓の触れないうわさ
一人用の寝台に一人分の乱れ
生きるにはすっかりなくす生き物の殻

しあわせを待つ
しあわせを待つ
しあわせを待つ
生きるには一列にしあわせをいくつ並べよう
どれくらいしあわせになる日を待てばよいのだろう
胸に宛てて送り届けられる打ち消しの文字
見えないものを見て、見えるものを見て
見ていないわ
見えなかったの

生きるには夜、一時(いっとき)ゆめをみたい
生きるには朝、二つに千切った希望の形を二人で分け合いたい
何もかもがいやになる
行方、流れ去る時

男はおんなに
女はおとこに
ことばを捨てて
正義を捨てて
此の世の生を捨てて
と云えない

生きるには何もしないでいればよい
生きているから
今日が流れ
明日が流れ
希望は日に映えて

生きるには苺のようにかわいくあればよい
わずかなしあわせを胸に抱き
大きな木の影に眠っていればいい
生きるには眠りかけたらそのままみんな忘れてしまえばいい

生きるには昨日に手を加えて
生きるには聖書に手を加えて
生きるには良心に手を加えて
過ぎた物と
完全な物と
手の込んだ物と
分厚い物を
欠けた爪としてすっかり切ってしまえばよい

生きるにはひょっとしたら死んだように悄悄(しおしお)と暮らせばよい
理性と感性に通じる道を破壊し迷い子になればいい
その道に美しい花を植え新しい歌を口ずさもう

生きるには狭い心をなるったけ心細く保ち
門を閉じ雨戸を閉め部屋を真っ暗にする
暗闇には小さなろうそくの灯かりがあればよい
庭には雀の網を張ればよい
雀がかかれば身代わりにわずかの涙を流せばよい

生きるには風に靡(なび)き雨に濡れ非を打たれればよい
生きるには陽を浴び水を浴び酒を浴び非を認めればよい
ガラスの破片を撒いて血を流す
無駄口を利いて胸をずたずたに引き裂く
生きるには弱弱しくよろめきながら歩けばよい

夜眠り朝目覚めればいい
眠って起きて嘆きの荷を水に流せばいい
この上なくひそやかないのちを針と糸で侵入から守ればよい

生きるには手の平にある未来を全部なくして孤独に暮らし
処方された夢を投げ捨て
世界に割り当てられる鈍感な主義思想に属さない
生きるには降る幸と吐息のサラダを作って食すればよい

理不尽に振り返らないばかりに
おどけた手と縛られた足から成る
狂おしいほどの落下に殉じ
空一面物さびしく
口いっぱい十字架を頬張る

生きるには瓶の中の根を弄び
底に渇きを張り付け
許された裡(うち)なる所有をアルコールに浸す
生きるには声と涙、倶(とも)に下る烈しい炎
灼き尽くす私の席

生きるにはえとらんぜ
背に負う負極
のちの時代に成し遂げられる独立を支持する
かかとの辺(あた)り、定められた時刻
ガラスの靴、ガラスの空間
小声で囁く、「しあわせは零時に」

荒れ果てた城
不可能はなかった
意味を持つ行動と意志の統制
歪曲された人の絵姿
生きるには服従の方式を採用する

生きるには今日はまた違う今日を
明日はまた俗悪な今日を
いつまでも見つからない燃やした手紙と捨てたあるばむ
生きるには道端にあるとは限らない愁えをひも解く

雨に打たれて情けなく
風に揺れて情けなく
花を摘むのに明け暮れる
報われたい、裏切られたい、求められたい
生きるには形どった花を象(かたど)る

生きるには生きた空白に偏(ひとえ)に煩わされ
生きるには生きる幻想に深く恥じ入り
今熱情の欠如に打ちひしがれ
貴方の愛した楽園に向かう

幕が下りるまでのろのろ生きればよい
常軌を逸したくちびるの虜(とりこ)となり
生きるにはスプーンで言い知れぬ傾倒を注ぎ
全権のテーブルを離れればよい

生きるには自由への途(みち)を正しく歩くだけで
誓いを固く守るだけでいい
裏付ける何ものもいらない
今日でさえ誤解に息を呑む
明日生きるには窓を開け朝の光の中で大きく息を吸う
数多(あまた)の星を見て大きく息を吐く

ぼんやり座る窓辺
落ちた花は何かを思い出させる
何も思い出したくなければ息を呑み込めばいい
この上ない父と母の下で言い訳をし危険に強く惹かれる
生きるには傾く思いを露(あらわ)に自制を捨てればよい

生きるには低く垂れた雲
荒れた海原
卓上に海図を広げ終局を迎えればよい
苦悩は光を遮って闇に降り立つ

生きるには軽はずみであればいい
生きるには目覚めた朝
横に眠る見知らぬ人に分かれを告げ
何もかも忘れてしまえばいい
調子の外れた歌を賛美し
ふたたび皆と一緒に行けばいい

生きるには書物から目を解き放ち
その人の抱擁の呪縛を振り解き
ろまんてぃしずむの皮を剥ぐ
生きるには死に筋の精神と肉体を削除し
退廃を仕入れる

脈絡の在るところ、落丁を呼び
一図を奪う
夢と現(うつつ)、昼と夜
身を任せる背筋の角度
生きるにはあり余る渇き

神を出で人は初めて情理を尽くす
人は街に出で愁眉を開く
人が生きる時門に入り門を出る
生きるには門の内側外側
惑い揺れながら行き違えばよい

窪みにつもりもなくなく
空虚に理由もなく
過ちに声なく
罪に力なく肩を落とせばよい
生きるには暗い水の底息を止めて目を閉じればよい

夢は消え足に課された追想が列を乱す
生きるには手を開いて心行くまで失えばよい
ふさわしい一瞬を見送り
忌々(ゆゆ)しい次の瞬間に姿を描ければよい

幸いは一様に崩れ
不幸せはちぐはぐに積み重なる
行きずりに求める物語
心引かれ満たされる灯ひとつ
生きるにはそのような添えられた定めを生きればいい

生きるには屈辱の中にあって高潔でありたい
生きるには時に共に堕落したい
貴方には私を引き摺り込んでふしだらであってほしい
生きるには少なくとも涙がほしい

惨めな季節 凍る言葉
生きるには何もいらない
パンと水が
床に転がって
雨となって
あればよい
降ればよい

ぷっつり途切れたことば
生きるには朽ちた樹、枯れた葉、閉ざされた光り
滅び往くものとその単一の傾向があればよい
かけ離れた表情で伝える不如意

ぷっつり途切れた碧空
分かれて此の方極印を捺され続ける文字
生きるには代償
書くには代償
あおいうみ
澄み渡った山
手渡す自由

生きるには暗い夜に星の明かりがあればよい
生きるには匿名の便りでいい
人の気配が時たま届けばいい
人に似た血が心から体に流れ、流れ
胸から口元から毀れる

読み終えた本は夢から遠ざかる
終えようとする一日は西に傾き
遠ざかる背中
遠ざかる手と足
生きるには物語りを読み進めればいい

仕方ない成り行き
背と背を合わせ手を離す
往(い)った時を眺め恣(ほしいまま)に荷にする
広がる空を眺め煩わしくて余計な荷を解く

不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
朽ち果てたい
引き括(くる)めてどん底
生きるには並外れて軽はずみでありたい

生きるには私の輪郭と私自身の間の混沌を愛したい
生きるには予(あらかじ)め用意する今と
今この瞬間の身に染みる透明を愛したい
推し量る図を愛したい

荒む姿を映す空気の筋道を接(つ)ぎ合わせ
悖徳(はいとく)の破れた家を修復する
生きるには行き違う人、重ねる月日
後ろ向きに建てた家を愛したい

もちろん愛に理性は要らない
愛に真(まこと)はない値打ちもない
もちろん別れるには貴方と話し合うべきだった
留まるには、唯、岐路に立ち尽くすばかりではならなかった
生きるには希望と落胆のどちらかを選ばなければならなかった

生きるには見え透いた力に動かされ
気付いても知らない振りをする
何かに属し
何かと離れ
生きる時、握り締めた愛と憎しみどちらかを選べない
生きる時、私を真似て人を真似て何処に何があるのか分からない

分かるより分かってもらいたい
生きるには不安の中に目を閉じ
逃れようのない家屋を理解する
生きるには家路を辿ればよい

沙に足音を聞き
岩に身を寄せる
生きるには波があればいい
生きるには引く潮があればいい
生きるには渇きがあればよい

工場の機械の作動の前で人は等しくない
国家の法の下で人は等しくない
私の窓から私は自由に飛び立てない
君の少しも曲がらぬ心の前で私は自由ではない

人は人に幻想を抱く
人は人と抱(いだ)き合いながら沈黙の唇と背く背を持つ
歩み寄る足で踏みつけ触れる指を隠す
生きるには伸び広がる草の上肌を露わにすればよい
生きるには尚、野に可能を探し求めればよい

街端(はず)れの景色
先の尖った形
失くした記憶
生きるには私の風景があればよい

こころはどこにもみあたらない
いきるにはおやをなくしたこどもになればよい
いきるにはあいとわかれたおんなになればよい
ひとはぼんやりおもえばよい

実体もなくあたかも人のようにいればいい
反映に過ぎない本質を生きるには知ったかぶりをすればいい
脳は記憶を表出する装置に過ぎない
生きるには言葉と風景を失くした人であればよい

言語も画像も身の内に蓄積出来ない
記憶は私の外側にある
心は私の外側にある
或る感情を齎し行動に至った筋道
回路を遡(さかのぼ)っても何処にも行き着かない
生きるには今日を私らしく生きればよい

どっちみち水は淀む
陽は落ちる
人は死ぬ
人は人に見せるために生きる
生きるには寝乱れた床(ゆか)を片付け
漏らした声を呑む
人は裏寂しい野に在らざるを得ない
人は踏み行うべき道を歩かねばならない

どっちみち人は死ぬ
色を変え
欠ける
調子を失った視覚と聴覚
調節された方向と広がり
どっちみち人は狭い
どっちみち花の命は短い

生きるには下された審判を受け容れて生きればよい
開かれない地図
知られざる地
淡い期待に揺るぎない現実
生きるには不実な梯子をひたすら上らなければならない

柩(ひつぎ)に入る人
彼の生は無意味である
彼の生を有意義と考える人がいるとき
彼の生は意味のあるものとなる
生きるには生きるそのときを自らのものとして生きればよい
生きるには言われもしない言葉、在りもしない場所に向かい
虚空を前提として生きなければならない

核心を離れ春から遠い寂莫
紙のない昔、神はいなかった
私は私であり
貴方は貴方であった
悲しみは悲しみであり
私の思いは貴方に
貴方の思いは私に
誰の思(おぼ)し召しもなく

唯一つの跡
その時々は一片(ひとひら)の降る雪
その果実は置く霜
生きるには果敢なく密かに
舟ならば沈めばいい
情熱ならば冷やせばよい

人は文字に支配され言葉に翻弄される
記憶が或る確実な一枚の絵であるとき
私はその景色に掌握されている
その文字と景色が形成する絵、一頁の物語
私はそれ以外の何者でもあり得ようはずもない

鎖で繋がれた人の記憶
それは人と人を隔てる
例えば図書室の一冊の本
生きるには或る日一冊の本を破り捨てればよい
風に吹かれ何処かに消える紙切れを追いそして見失う
生きるには口を開き新しい道を尋ねればいい
生きるには耳をそばだてず目を見開けばよい

21:12 2011/12/20火曜日
22:48 2011/10/04火曜日
20:54 2011/11/25金曜日
21:25 2011/11/26土曜日
22:35 2011/11/27日曜日
20:34 2011/11/28月曜日
18:18 2011/11/29火曜日
20:21 2011/11/30水曜日
20:01 2011/12/01木曜日
21:49 2011/12/02金曜日
20:07 2011/12/03土曜日
19:49 2011/12/04日曜日
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20:14 2011/12/06火曜日
20:53 2011/12/07水曜日
20:10 2011/12/08木曜日
20:22 2011/12/09金曜日
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21:30 2011/12/18日曜日
20:03 2011/12/19月曜日
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生きるには

2011/12/19 23:00
生きるにはごはんを食べればよい
生きるには死ななきゃいい
生きるにはきれいないろの服を着て
我を忘れ盛りの歌を歌えばよい

もっともちいさいものであればよい
とにかく世に知られずひっそりいればよい
生きるには生きればいい
暑い日が続けば水に体を捩(ね)じ込む
寒い日が続けば氷を割って底に沈む

生きるには一人用のこころがあればいい
生きるには一人分の食器に一人分のスプーン
禁じられた食卓の触れないうわさ
一人用の寝台に一人分の乱れ
生きるにはすっかりなくす生き物の殻

しあわせを待つ
しあわせを待つ
しあわせを待つ
生きるには一列にしあわせをいくつ並べよう
どれくらいしあわせになる日を待てばよいのだろう
胸に宛てて送り届けられる打ち消しの文字
見えないものを見て、見えるものを見て
見ていないわ
見えなかったの

生きるには夜、一時(いっとき)ゆめをみたい
生きるには朝、二つに千切った希望の形を二人で分け合いたい
何もかもがいやになる
行方、流れ去る時

男はおんなに
女はおとこに
ことばを捨てて
正義を捨てて
此の世の生を捨てて
と云えない

生きるには何もしないでいればよい
生きているから
今日が流れ
明日が流れ
希望は日に映えて

生きるには苺のようにかわいくあればよい
わずかなしあわせを胸に抱き
大きな木の影に眠っていればいい
生きるには眠りかけたらそのままみんな忘れてしまえばいい

生きるには昨日に手を加えて
生きるには聖書に手を加えて
生きるには良心に手を加えて
過ぎた物と
完全な物と
手の込んだ物と
分厚い物を
欠けた爪としてすっかり切ってしまえばよい

生きるにはひょっとしたら死んだように悄悄(しおしお)と暮らせばよい
理性と感性に通じる道を破壊し迷い子になればいい
その道に美しい花を植え新しい歌を口ずさもう

生きるには狭い心をなるったけ心細く保ち
門を閉じ雨戸を閉め部屋を真っ暗にする
暗闇には小さなろうそくの灯かりがあればよい
庭には雀の網を張ればよい
雀がかかれば身代わりにわずかの涙を流せばよい

生きるには風に靡(なび)き雨に濡れ非を打たれればよい
生きるには陽を浴び水を浴び酒を浴び非を認めればよい
ガラスの破片を撒いて血を流す
無駄口を利いて胸をずたずたに引き裂く
生きるには弱弱しくよろめきながら歩けばよい

夜眠り朝目覚めればいい
眠って起きて嘆きの荷を水に流せばいい
この上なくひそやかないのちを針と糸で侵入から守ればよい

生きるには手の平にある未来を全部なくして孤独に暮らし
処方された夢を投げ捨て
世界に割り当てられる鈍感な主義思想に属さない
生きるには降る幸と吐息のサラダを作って食すればよい

理不尽に振り返らないばかりに
おどけた手と縛られた足から成る
狂おしいほどの落下に殉じ
空一面物さびしく
口いっぱい十字架を頬張る

生きるには瓶の中の根を弄び
底に渇きを張り付け
許された裡(うち)なる所有をアルコールに浸す
生きるには声と涙、倶(とも)に下る烈しい炎
灼き尽くす私の席

生きるにはえとらんぜ
背に負う負極
のちの時代に成し遂げられる独立を支持する
かかとの辺(あた)り、定められた時刻
ガラスの靴、ガラスの空間
小声で囁く、「しあわせは零時に」

荒れ果てた城
不可能はなかった
意味を持つ行動と意志の統制
歪曲された人の絵姿
生きるには服従の方式を採用する

生きるには今日はまた違う今日を
明日はまた俗悪な今日を
いつまでも見つからない燃やした手紙と捨てたあるばむ
生きるには道端にあるとは限らない愁えをひも解く

雨に打たれて情けなく
風に揺れて情けなく
花を摘むのに明け暮れる
報われたい、裏切られたい、求められたい
生きるには形どった花を象(かたど)る

生きるには生きた空白に偏(ひとえ)に煩わされ
生きるには生きる幻想に深く恥じ入り
今熱情の欠如に打ちひしがれ
貴方の愛した楽園に向かう

幕が下りるまでのろのろ生きればよい
常軌を逸したくちびるの虜(とりこ)となり
生きるにはスプーンで言い知れぬ傾倒を注ぎ
全権のテーブルを離れればよい

生きるには自由への途(みち)を正しく歩くだけで
誓いを固く守るだけでいい
裏付ける何ものもいらない
今日でさえ誤解に息を呑む
明日生きるには窓を開け朝の光の中で大きく息を吸う
数多(あまた)の星を見て大きく息を吐く

ぼんやり座る窓辺
落ちた花は何かを思い出させる
何も思い出したくなければ息を呑み込めばいい
この上ない父と母の下で言い訳をし危険に強く惹かれる
生きるには傾く思いを露(あらわ)に自制を捨てればよい

生きるには低く垂れた雲
荒れた海原
卓上に海図を広げ終局を迎えればよい
苦悩は光を遮って闇に降り立つ

生きるには軽はずみであればいい
生きるには目覚めた朝
横に眠る見知らぬ人に分かれを告げ
何もかも忘れてしまえばいい
調子の外れた歌を賛美し
ふたたび皆と一緒に行けばいい

生きるには書物から目を解き放ち
その人の抱擁の呪縛を振り解き
ろまんてぃしずむの皮を剥ぐ
生きるには死に筋の精神と肉体を削除し
退廃を仕入れる

脈絡の在るところ、落丁を呼び
一図を奪う
夢と現(うつつ)、昼と夜
身を任せる背筋の角度
生きるにはあり余る渇き

神を出で人は初めて情理を尽くす
人は街に出で愁眉を開く
人が生きる時門に入り門を出る
生きるには門の内側外側
惑い揺れながら行き違えばよい

窪みにつもりもなくなく
空虚に理由もなく
過ちに声なく
罪に力なく肩を落とせばよい
生きるには暗い水の底息を止めて目を閉じればよい

夢は消え足に課された追想が列を乱す
生きるには手を開いて心行くまで失えばよい
ふさわしい一瞬を見送り
忌々(ゆゆ)しい次の瞬間に姿を描ければよい

幸いは一様に崩れ
不幸せはちぐはぐに積み重なる
行きずりに求める物語
心引かれ満たされる灯ひとつ
生きるにはそのような添えられた定めを生きればいい

生きるには屈辱の中にあって高潔でありたい
生きるには時に共に堕落したい
貴方には私を引き摺り込んでふしだらであってほしい
生きるには少なくとも涙がほしい

惨めな季節 凍る言葉
生きるには何もいらない
パンと水が
床に転がって
雨となって
あればよい
降ればよい

ぷっつり途切れたことば
生きるには朽ちた樹、枯れた葉、閉ざされた光り
滅び往くものとその単一の傾向があればよい
かけ離れた表情で伝える不如意

ぷっつり途切れた碧空
分かれて此の方極印を捺され続ける文字
生きるには代償
書くには代償
あおいうみ
澄み渡った山
手渡す自由

生きるには暗い夜に星の明かりがあればよい
生きるには匿名の便りでいい
人の気配が時たま届けばいい
人に似た血が心から体に流れ、流れ
胸から口元から毀れる

読み終えた本は夢から遠ざかる
終えようとする一日は西に傾き
遠ざかる背中
遠ざかる手と足
生きるには物語りを読み進めればいい

仕方ない成り行き
背と背を合わせ手を離す
往(い)った時を眺め恣(ほしいまま)に荷にする
広がる空を眺め煩わしくて余計な荷を解く

不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
朽ち果てたい
引き括(くる)めてどん底
生きるには並外れて軽はずみでありたい

生きるには私の輪郭と私自身の間の混沌を愛したい
生きるには予(あらかじ)め用意する今と
今この瞬間の身に染みる透明を愛したい
推し量る図を愛したい

荒む姿を映す空気の筋道を接(つ)ぎ合わせ
悖徳(はいとく)の破れた家を修復する
生きるには行き違う人、重ねる月日
後ろ向きに建てた家を愛したい

もちろん愛に理性は要らない
愛に真(まこと)はない値打ちもない
もちろん別れるには貴方と話し合うべきだった
留まるには、唯、岐路に立ち尽くすばかりではならなかった
生きるには希望と落胆のどちらかを選ばなければならなかった

生きるには見え透いた力に動かされ
気付いても知らない振りをする
何かに属し
何かと離れ
生きる時、握り締めた愛と憎しみどちらかを選べない
生きる時、私を真似て人を真似て何処に何があるのか分からない

分かるより分かってもらいたい
生きるには不安の中に目を閉じ
逃れようのない家屋を理解する
生きるには家路を辿ればよい

沙に足音を聞き
岩に身を寄せる
生きるには波があればいい
生きるには引く潮があればいい
生きるには渇きがあればよい

工場の機械の作動の前で人は等しくない
国家の法の下で人は等しくない
私の窓から私は自由に飛び立てない
君の少しも曲がらぬ心の前で私は自由ではない

人は人に幻想を抱く
人は人と抱(いだ)き合いながら沈黙の唇と背く背を持つ
歩み寄る足で踏みつけ触れる指を隠す
生きるには伸び広がる草の上肌を露わにすればよい
生きるには尚、野に可能を探し求めればよい

街端(はず)れの景色
先の尖った形
失くした記憶
生きるには私の風景があればよい

こころはどこにもみあたらない
いきるにはおやをなくしたこどもになればよい
いきるにはあいとわかれたおんなになればよい
ひとはぼんやりおもえばよい

実体もなくあたかも人のようにいればいい
反映に過ぎない本質を生きるには知ったかぶりをすればいい
脳は記憶を表出する装置に過ぎない
生きるには言葉と風景を失くした人であればよい

言語も画像も身の内に蓄積出来ない
記憶は私の外側にある
心は私の外側にある
或る感情を齎し行動に至った筋道
回路を遡(さかのぼ)っても何処にも行き着かない
生きるには今日を私らしく生きればよい

どっちみち水は淀む
陽は落ちる
人は死ぬ
人は人に見せるために生きる
生きるには寝乱れた床(ゆか)を片付け
漏らした声を呑む
人は裏寂しい野に在らざるを得ない
人は踏み行うべき道を歩かねばならない

どっちみち人は死ぬ
色を変え
欠ける
調子を失った視覚と聴覚
調節された方向と広がり
どっちみち人は狭い
どっちみち花の命は短い

生きるには下された審判を受け容れて生きればよい
開かれない地図
知られざる地
淡い期待に揺るぎない現実
生きるには不実な梯子をひたすら上らなければならない

柩(ひつぎ)に入る人
彼の生は無意味である
彼の生を有意義と考える人がいるとき
彼の生は意味のあるものとなる
生きるには生きるそのときを自らのものとして生きればよい
生きるには言われもしない言葉、在りもしない場所に向かい
虚空を前提として生きなければならない

核心を離れ春から遠い寂莫
紙のない昔、神はいなかった
私は私であり
貴方は貴方であった
悲しみは悲しみであり
私の思いは貴方に
貴方の思いは私に
誰の思(おぼ)し召しもなく

唯一つの跡
その時々は一片(ひとひら)の降る雪
その果実は置く霜
生きるには果敢なく密かに
舟ならば沈めばいい
情熱ならば冷やせばいい

20:03 2011/12/19月曜日
22:48 2011/10/04火曜日
20:54 2011/11/25金曜日
21:25 2011/11/26土曜日
22:35 2011/11/27日曜日
20:34 2011/11/28月曜日
18:18 2011/11/29火曜日
20:21 2011/11/30水曜日
20:01 2011/12/01木曜日
21:49 2011/12/02金曜日
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19:49 2011/12/04日曜日
21:24 2011/12/05月曜日
20:14 2011/12/06火曜日
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20:22 2011/12/09金曜日
20:16 2011/12/10土曜日
20:32 2011/12/11日曜日
20:51 2011/12/12月曜日
23:06 2011/12/13火曜日
19:17 2011/12/14水曜日
20:44 2011/12/15木曜日
22:08 2011/12/16金曜日
21:39 2011/12/17土曜日
21:30 2011/12/18日曜日
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生きるには

2011/12/18 22:32
生きるにはごはんを食べればよい
生きるには死ななきゃいい
生きるにはきれいないろの服を着て
我を忘れ盛りの歌を歌えばよい

もっともちいさいものであればよい
とにかく世に知られずひっそりいればよい
生きるには生きればいい
暑い日が続けば水に体を捩(ね)じ込む
寒い日が続けば氷を割って底に沈む

生きるには一人用のこころがあればいい
生きるには一人分の食器に一人分のスプーン
禁じられた食卓の触れないうわさ
一人用の寝台に一人分の乱れ
生きるにはすっかりなくす生き物の殻

しあわせを待つ
しあわせを待つ
しあわせを待つ
生きるには一列にしあわせをいくつ並べよう
どれくらいしあわせになる日を待てばよいのだろう
胸に宛てて送り届けられる打ち消しの文字
見えないものを見て、見えるものを見て
見ていないわ
見えなかったの

生きるには夜、一時(いっとき)ゆめをみたい
生きるには朝、二つに千切った希望の形を二人で分け合いたい
何もかもがいやになる
行方、流れ去る時

男はおんなに
女はおとこに
ことばを捨てて
正義を捨てて
此の世の生を捨てて
と云えない

生きるには何もしないでいればよい
生きているから
今日が流れ
明日が流れ
希望は日に映えて

生きるには苺のようにかわいくあればよい
わずかなしあわせを胸に抱き
大きな木の影に眠っていればいい
生きるには眠りかけたらそのままみんな忘れてしまえばいい

生きるには昨日に手を加えて
生きるには聖書に手を加えて
生きるには良心に手を加えて
過ぎた物と
完全な物と
手の込んだ物と
分厚い物を
欠けた爪としてすっかり切ってしまえばよい

生きるにはひょっとしたら死んだように悄悄(しおしお)と暮らせばよい
理性と感性に通じる道を破壊し迷い子になればいい
その道に美しい花を植え新しい歌を口ずさもう

生きるには狭い心をなるったけ心細く保ち
門を閉じ雨戸を閉め部屋を真っ暗にする
暗闇には小さなろうそくの灯かりがあればよい
庭には雀の網を張ればよい
雀がかかれば身代わりにわずかの涙を流せばよい

生きるには風に靡(なび)き雨に濡れ非を打たれればよい
生きるには陽を浴び水を浴び酒を浴び非を認めればよい
ガラスの破片を撒いて血を流す
無駄口を利いて胸をずたずたに引き裂く
生きるには弱弱しくよろめきながら歩けばよい

夜眠り朝目覚めればいい
眠って起きて嘆きの荷を水に流せばいい
この上なくひそやかないのちを針と糸で侵入から守ればよい

生きるには手の平にある未来を全部なくして孤独に暮らし
処方された夢を投げ捨て
世界に割り当てられる鈍感な主義思想に属さない
生きるには降る幸と吐息のサラダを作って食すればよい

理不尽に振り返らないばかりに
おどけた手と縛られた足から成る
狂おしいほどの落下に殉じ
空一面物さびしく
口いっぱい十字架を頬張る

生きるには瓶の中の根を弄び
底に渇きを張り付け
許された裡(うち)なる所有をアルコールに浸す
生きるには声と涙、倶(とも)に下る烈しい炎
灼き尽くす私の席

生きるにはえとらんぜ
背に負う負極
のちの時代に成し遂げられる独立を支持する
かかとの辺(あた)り、定められた時刻
ガラスの靴、ガラスの空間
小声で囁く、「しあわせは零時に」

荒れ果てた城
不可能はなかった
意味を持つ行動と意志の統制
歪曲された人の絵姿
生きるには服従の方式を採用する

生きるには今日はまた違う今日を
明日はまた俗悪な今日を
いつまでも見つからない燃やした手紙と捨てたあるばむ
生きるには道端にあるとは限らない愁えをひも解く

雨に打たれて情けなく
風に揺れて情けなく
花を摘むのに明け暮れる
報われたい、裏切られたい、求められたい
生きるには形どった花を象(かたど)る

生きるには生きた空白に偏(ひとえ)に煩わされ
生きるには生きる幻想に深く恥じ入り
今熱情の欠如に打ちひしがれ
貴方の愛した楽園に向かう

幕が下りるまでのろのろ生きればよい
常軌を逸したくちびるの虜(とりこ)となり
生きるにはスプーンで言い知れぬ傾倒を注ぎ
全権のテーブルを離れればよい

生きるには自由への途(みち)を正しく歩くだけで
誓いを固く守るだけでいい
裏付ける何ものもいらない
今日でさえ誤解に息を呑む
明日生きるには窓を開け朝の光の中で大きく息を吸う
数多(あまた)の星を見て大きく息を吐く

ぼんやり座る窓辺
落ちた花は何かを思い出させる
何も思い出したくなければ息を呑み込めばいい
この上ない父と母の下で言い訳をし危険に強く惹かれる
生きるには傾く思いを露(あらわ)に自制を捨てればよい

生きるには低く垂れた雲
荒れた海原
卓上に海図を広げ終局を迎えればよい
苦悩は光を遮って闇に降り立つ

生きるには軽はずみであればいい
生きるには目覚めた朝
横に眠る見知らぬ人に分かれを告げ
何もかも忘れてしまえばいい
調子の外れた歌を賛美し
ふたたび皆と一緒に行けばいい

生きるには書物から目を解き放ち
その人の抱擁の呪縛を振り解き
ろまんてぃしずむの皮を剥ぐ
生きるには死に筋の精神と肉体を削除し
退廃を仕入れる

脈絡の在るところ、落丁を呼び
一図を奪う
夢と現(うつつ)、昼と夜
身を任せる背筋の角度
生きるにはあり余る渇き

神を出で人は初めて情理を尽くす
人は街に出で愁眉を開く
人が生きる時門に入り門を出る
生きるには門の内側外側
惑い揺れながら行き違えばよい

窪みにつもりもなくなく
空虚に理由もなく
過ちに声なく
罪に力なく肩を落とせばよい
生きるには暗い水の底息を止めて目を閉じればよい

夢は消え足に課された追想が列を乱す
生きるには手を開いて心行くまで失えばよい
ふさわしい一瞬を見送り
忌々(ゆゆ)しい次の瞬間に姿を描ければよい

幸いは一様に崩れ
不幸せはちぐはぐに積み重なる
行きずりに求める物語
心引かれ満たされる灯ひとつ
生きるにはそのような添えられた定めを生きればいい

生きるには屈辱の中にあって高潔でありたい
生きるには時に共に堕落したい
貴方には私を引き摺り込んでふしだらであってほしい
生きるには少なくとも涙がほしい

惨めな季節 凍る言葉
生きるには何もいらない
パンと水が
床に転がって
雨となって
あればよい
降ればよい

ぷっつり途切れたことば
生きるには朽ちた樹、枯れた葉、閉ざされた光り
滅び往くものとその単一の傾向があればよい
かけ離れた表情で伝える不如意

ぷっつり途切れた碧空
分かれて此の方極印を捺され続ける文字
生きるには代償
書くには代償
あおいうみ
澄み渡った山
手渡す自由

生きるには暗い夜に星の明かりがあればよい
生きるには匿名の便りでいい
人の気配が時たま届けばいい
人に似た血が心から体に流れ、流れ
胸から口元から毀れる

読み終えた本は夢から遠ざかる
終えようとする一日は西に傾き
遠ざかる背中
遠ざかる手と足
生きるには物語りを読み進めればいい

仕方ない成り行き
背と背を合わせ手を離す
往(い)った時を眺め恣(ほしいまま)に荷にする
広がる空を眺め煩わしくて余計な荷を解く

不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
朽ち果てたい
引き括(くる)めてどん底
生きるには並外れて軽はずみでありたい

生きるには私の輪郭と私自身の間の混沌を愛したい
生きるには予(あらかじ)め用意する今と
今この瞬間の身に染みる透明を愛したい
推し量る図を愛したい

荒む姿を映す空気の筋道を接(つ)ぎ合わせ
悖徳(はいとく)の破れた家を修復する
生きるには行き違う人、重ねる月日
後ろ向きに建てた家を愛したい

もちろん愛に理性は要らない
愛に真(まこと)はない値打ちもない
もちろん別れるには貴方と話し合うべきだった
留まるには、唯、岐路に立ち尽くすばかりではならなかった
生きるには希望と落胆のどちらかを選ばなければならなかった

生きるには見え透いた力に動かされ
気付いても知らない振りをする
何かに属し
何かと離れ
生きる時、握り締めた愛と憎しみどちらかを選べない
生きる時、私を真似て人を真似て何処に何があるのか分からない

分かるより分かってもらいたい
生きるには不安の中に目を閉じ
逃れようのない家屋を理解する
生きるには家路を辿ればよい

沙に足音を聞き
岩に身を寄せる
生きるには波があればいい
生きるには引く潮があればいい
生きるには渇きがあればよい

工場の機械の作動の前で人は等しくない
国家の法の下で人は等しくない
私の窓から私は自由に飛び立てない
君の少しも曲がらぬ心の前で私は自由ではない

人は人に幻想を抱く
人は人と抱(いだ)き合いながら沈黙の唇と背く背を持つ
歩み寄る足で踏みつけ触れる指を隠す
生きるには伸び広がる草の上肌を露わにすればよい
生きるには尚、野に可能を探し求めればよい

街端(はず)れの景色
先の尖った形
失くした記憶
生きるには私の風景があればよい

こころはどこにもみあたらない
いきるにはおやをなくしたこどもになればよい
いきるにはあいとわかれたおんなになればよい
ひとはぼんやりおもえばよい

実体もなくあたかも人のようにいればいい
反映に過ぎない本質を生きるには知ったかぶりをすればいい
脳は記憶を表出する装置に過ぎない
生きるには言葉と風景を失くした人であればよい

言語も画像も身の内に蓄積出来ない
記憶は私の外側にある
心は私の外側にある
或る感情を齎し行動に至った筋道
回路を遡(さかのぼ)っても何処にも行き着かない
生きるには今日を私らしく生きればよい

どっちみち水は淀む
陽は落ちる
人は死ぬ
人は人に見せるために生きる
生きるには寝乱れた床(ゆか)を片付け
漏らした声を呑む
人は裏寂しい野に在らざるを得ない
人は踏み行うべき道を歩かねばならない

どっちみち人は死ぬ
色を変え
欠ける
調子を失った視覚と聴覚
調節された方向と広がり
どっちみち人は狭い
どっちみち花の命は短い

生きるには下された審判を受け容れて生きればよい
開かれない地図
知られざる地
淡い期待に揺るぎない現実
生きるには不実な梯子をひたすら上らなければならない

柩(ひつぎ)に入る人
彼の生は無意味である
彼の生を有意義と考える人がいるとき
彼の生は意味のあるものとなる
生きるには生きるそのときを自らのものとして生きればよい
生きるには言われもしない言葉、在りもしない場所に向かい
虚空を前提として生きなければならない

21:30 2011/12/18日曜日
22:48 2011/10/04火曜日
20:54 2011/11/25金曜日
21:25 2011/11/26土曜日
22:35 2011/11/27日曜日
20:34 2011/11/28月曜日
18:18 2011/11/29火曜日
20:21 2011/11/30水曜日
20:01 2011/12/01木曜日
21:49 2011/12/02金曜日
20:07 2011/12/03土曜日
19:49 2011/12/04日曜日
21:24 2011/12/05月曜日
20:14 2011/12/06火曜日
20:53 2011/12/07水曜日
20:10 2011/12/08木曜日
20:22 2011/12/09金曜日
20:16 2011/12/10土曜日
20:32 2011/12/11日曜日
20:51 2011/12/12月曜日
23:06 2011/12/13火曜日
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21:39 2011/12/17土曜日
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生きるには

2011/12/17 22:00
生きるにはごはんを食べればよい
生きるには死ななきゃいい
生きるにはきれいないろの服を着て
我を忘れ盛りの歌を歌えばよい

もっともちいさいものであればよい
とにかく世に知られずひっそりいればよい
生きるには生きればいい
暑い日が続けば水に体を捩(ね)じ込む
寒い日が続けば氷を割って底に沈む

生きるには一人用のこころがあればいい
生きるには一人分の食器に一人分のスプーン
禁じられた食卓の触れないうわさ
一人用の寝台に一人分の乱れ
生きるにはすっかりなくす生き物の殻

しあわせを待つ
しあわせを待つ
しあわせを待つ
生きるには一列にしあわせをいくつ並べよう
どれくらいしあわせになる日を待てばよいのだろう
胸に宛てて送り届けられる打ち消しの文字
見えないものを見て、見えるものを見て
見ていないわ
見えなかったの

生きるには夜、一時(いっとき)ゆめをみたい
生きるには朝、二つに千切った希望の形を二人で分け合いたい
何もかもがいやになる
行方、流れ去る時

男はおんなに
女はおとこに
ことばを捨てて
正義を捨てて
此の世の生を捨てて
と云えない

生きるには何もしないでいればよい
生きているから
今日が流れ
明日が流れ
希望は日に映えて

生きるには苺のようにかわいくあればよい
わずかなしあわせを胸に抱き
大きな木の影に眠っていればいい
生きるには眠りかけたらそのままみんな忘れてしまえばいい

生きるには昨日に手を加えて
生きるには聖書に手を加えて
生きるには良心に手を加えて
過ぎた物と
完全な物と
手の込んだ物と
分厚い物を
欠けた爪としてすっかり切ってしまえばよい

生きるにはひょっとしたら死んだように悄悄(しおしお)と暮らせばよい
理性と感性に通じる道を破壊し迷い子になればいい
その道に美しい花を植え新しい歌を口ずさもう

生きるには狭い心をなるったけ心細く保ち
門を閉じ雨戸を閉め部屋を真っ暗にする
暗闇には小さなろうそくの灯かりがあればよい
庭には雀の網を張ればよい
雀がかかれば身代わりにわずかの涙を流せばよい

生きるには風に靡(なび)き雨に濡れ非を打たれればよい
生きるには陽を浴び水を浴び酒を浴び非を認めればよい
ガラスの破片を撒いて血を流す
無駄口を利いて胸をずたずたに引き裂く
生きるには弱弱しくよろめきながら歩けばよい

夜眠り朝目覚めればいい
眠って起きて嘆きの荷を水に流せばいい
この上なくひそやかないのちを針と糸で侵入から守ればよい

生きるには手の平にある未来を全部なくして孤独に暮らし
処方された夢を投げ捨て
世界に割り当てられる鈍感な主義思想に属さない
生きるには降る幸と吐息のサラダを作って食すればよい

理不尽に振り返らないばかりに
おどけた手と縛られた足から成る
狂おしいほどの落下に殉じ
空一面物さびしく
口いっぱい十字架を頬張る

生きるには瓶の中の根を弄び
底に渇きを張り付け
許された裡(うち)なる所有をアルコールに浸す
生きるには声と涙、倶(とも)に下る烈しい炎
灼き尽くす私の席

生きるにはえとらんぜ
背に負う負極
のちの時代に成し遂げられる独立を支持する
かかとの辺(あた)り、定められた時刻
ガラスの靴、ガラスの空間
小声で囁く、「しあわせは零時に」

荒れ果てた城
不可能はなかった
意味を持つ行動と意志の統制
歪曲された人の絵姿
生きるには服従の方式を採用する

生きるには今日はまた違う今日を
明日はまた俗悪な今日を
いつまでも見つからない燃やした手紙と捨てたあるばむ
生きるには道端にあるとは限らない愁えをひも解く

雨に打たれて情けなく
風に揺れて情けなく
花を摘むのに明け暮れる
報われたい、裏切られたい、求められたい
生きるには形どった花を象(かたど)る

生きるには生きた空白に偏(ひとえ)に煩わされ
生きるには生きる幻想に深く恥じ入り
今熱情の欠如に打ちひしがれ
貴方の愛した楽園に向かう

幕が下りるまでのろのろ生きればよい
常軌を逸したくちびるの虜(とりこ)となり
生きるにはスプーンで言い知れぬ傾倒を注ぎ
全権のテーブルを離れればよい

生きるには自由への途(みち)を正しく歩くだけで
誓いを固く守るだけでいい
裏付ける何ものもいらない
今日でさえ誤解に息を呑む
明日生きるには窓を開け朝の光の中で大きく息を吸う
数多(あまた)の星を見て大きく息を吐く

ぼんやり座る窓辺
落ちた花は何かを思い出させる
何も思い出したくなければ息を呑み込めばいい
この上ない父と母の下で言い訳をし危険に強く惹かれる
生きるには傾く思いを露(あらわ)に自制を捨てればよい

生きるには低く垂れた雲
荒れた海原
卓上に海図を広げ終局を迎えればよい
苦悩は光を遮って闇に降り立つ

生きるには軽はずみであればいい
生きるには目覚めた朝
横に眠る見知らぬ人に分かれを告げ
何もかも忘れてしまえばいい
調子の外れた歌を賛美し
ふたたび皆と一緒に行けばいい

生きるには書物から目を解き放ち
その人の抱擁の呪縛を振り解き
ろまんてぃしずむの皮を剥ぐ
生きるには死に筋の精神と肉体を削除し
退廃を仕入れる

脈絡の在るところ、落丁を呼び
一図を奪う
夢と現(うつつ)、昼と夜
身を任せる背筋の角度
生きるにはあり余る渇き

神を出で人は初めて情理を尽くす
人は街に出で愁眉を開く
人が生きる時門に入り門を出る
生きるには門の内側外側
惑い揺れながら行き違えばよい

窪みにつもりもなくなく
空虚に理由もなく
過ちに声なく
罪に力なく肩を落とせばよい
生きるには暗い水の底息を止めて目を閉じればよい

夢は消え足に課された追想が列を乱す
生きるには手を開いて心行くまで失えばよい
ふさわしい一瞬を見送り
忌々(ゆゆ)しい次の瞬間に姿を描ければよい

幸いは一様に崩れ
不幸せはちぐはぐに積み重なる
行きずりに求める物語
心引かれ満たされる灯ひとつ
生きるにはそのような添えられた定めを生きればいい

生きるには屈辱の中にあって高潔でありたい
生きるには時に共に堕落したい
貴方には私を引き摺り込んでふしだらであってほしい
生きるには少なくとも涙がほしい

惨めな季節 凍る言葉
生きるには何もいらない
パンと水が
床に転がって
雨となって
あればよい
降ればよい

ぷっつり途切れたことば
生きるには朽ちた樹、枯れた葉、閉ざされた光り
滅び往くものとその単一の傾向があればよい
かけ離れた表情で伝える不如意

ぷっつり途切れた碧空
分かれて此の方極印を捺され続ける文字
生きるには代償
書くには代償
あおいうみ
澄み渡った山
手渡す自由

生きるには暗い夜に星の明かりがあればよい
生きるには匿名の便りでいい
人の気配が時たま届けばいい
人に似た血が心から体に流れ、流れ
胸から口元から毀れる

読み終えた本は夢から遠ざかる
終えようとする一日は西に傾き
遠ざかる背中
遠ざかる手と足
生きるには物語りを読み進めればいい

仕方ない成り行き
背と背を合わせ手を離す
往(い)った時を眺め恣(ほしいまま)に荷にする
広がる空を眺め煩わしくて余計な荷を解く

不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
朽ち果てたい
引き括(くる)めてどん底
生きるには並外れて軽はずみでありたい

生きるには私の輪郭と私自身の間の混沌を愛したい
生きるには予(あらかじ)め用意する今と
今この瞬間の身に染みる透明を愛したい
推し量る図を愛したい

荒む姿を映す空気の筋道を接(つ)ぎ合わせ
悖徳(はいとく)の破れた家を修復する
生きるには行き違う人、重ねる月日
後ろ向きに建てた家を愛したい

もちろん愛に理性は要らない
愛に真(まこと)はない値打ちもない
もちろん別れるには貴方と話し合うべきだった
留まるには、唯、岐路に立ち尽くすばかりではならなかった
生きるには希望と落胆のどちらかを選ばなければならなかった

生きるには見え透いた力に動かされ
気付いても知らない振りをする
何かに属し
何かと離れ
生きる時、握り締めた愛と憎しみどちらかを選べない
生きる時、私を真似て人を真似て何処に何があるのか分からない

分かるより分かってもらいたい
生きるには不安の中に目を閉じ
逃れようのない家屋を理解する
生きるには家路を辿ればよい

沙に足音を聞き
岩に身を寄せる
生きるには波があればいい
生きるには引く潮があればいい
生きるには渇きがあればよい

工場の機械の作動の前で人は等しくない
国家の法の下で人は等しくない
私の窓から私は自由に飛び立てない
君の少しも曲がらぬ心の前で私は自由ではない

人は人に幻想を抱く
人は人と抱(いだ)き合いながら沈黙の唇と背く背を持つ
歩み寄る足で踏みつけ触れる指を隠す
生きるには伸び広がる草の上肌を露わにすればよい
生きるには尚、野に可能を探し求めればよい

街端(はず)れの景色
先の尖った形
失くした記憶
生きるには私の風景があればよい

こころはどこにもみあたらない
いきるにはおやをなくしたこどもになればよい
いきるにはあいとわかれたおんなになればよい
ひとはぼんやりおもえばよい

実体もなくあたかも人のようにいればいい
反映に過ぎない本質を生きるには知ったかぶりをすればいい
脳は記憶を表出する装置に過ぎない
生きるには言葉と風景を失くした人であればよい

言語も画像も身の内に蓄積出来ない
記憶は私の外側にある
心は私の外側にある
或る感情を齎し行動に至った筋道
回路を遡(さかのぼ)っても何処にも行き着かない
生きるには今日を私らしく生きればよい

どっちみち水は淀む
陽は落ちる
人は死ぬ
人は人に見せるために生きる
生きるには寝乱れた床(ゆか)を片付け
漏らした声を呑む
人は裏寂しい野に在らざるを得ない
人は踏み行うべき道を歩かねばならない

どっちみち人は死ぬ
色を変え
欠ける
調子を失った視覚と聴覚
調節された方向と広がり
どっちみち人は狭い
どっちみち花の命は短い

21:39 2011/12/17土曜日
22:48 2011/10/04火曜日
20:54 2011/11/25金曜日
21:25 2011/11/26土曜日
22:35 2011/11/27日曜日
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20:32 2011/12/11日曜日
20:51 2011/12/12月曜日
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22:08 2011/12/16金曜日
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生きるには

2011/12/16 22:55
生きるにはごはんを食べればよい
生きるには死ななきゃいい
生きるにはきれいないろの服を着て
我を忘れ盛りの歌を歌えばよい

もっともちいさいものであればよい
とにかく世に知られずひっそりいればよい
生きるには生きればいい
暑い日が続けば水に体を捩(ね)じ込む
寒い日が続けば氷を割って底に沈む

生きるには一人用のこころがあればいい
生きるには一人分の食器に一人分のスプーン
禁じられた食卓の触れないうわさ
一人用の寝台に一人分の乱れ
生きるにはすっかりなくす生き物の殻

しあわせを待つ
しあわせを待つ
しあわせを待つ
生きるには一列にしあわせをいくつ並べよう
どれくらいしあわせになる日を待てばよいのだろう
胸に宛てて送り届けられる打ち消しの文字
見えないものを見て、見えるものを見て
見ていないわ
見えなかったの

生きるには夜、一時(いっとき)ゆめをみたい
生きるには朝、二つに千切った希望の形を二人で分け合いたい
何もかもがいやになる
行方、流れ去る時

男はおんなに
女はおとこに
ことばを捨てて
正義を捨てて
此の世の生を捨てて
と云えない

生きるには何もしないでいればよい
生きているから
今日が流れ
明日が流れ
希望は日に映えて

生きるには苺のようにかわいくあればよい
わずかなしあわせを胸に抱き
大きな木の影に眠っていればいい
生きるには眠りかけたらそのままみんな忘れてしまえばいい

生きるには昨日に手を加えて
生きるには聖書に手を加えて
生きるには良心に手を加えて
過ぎた物と
完全な物と
手の込んだ物と
分厚い物を
欠けた爪としてすっかり切ってしまえばよい

生きるにはひょっとしたら死んだように悄悄(しおしお)と暮らせばよい
理性と感性に通じる道を破壊し迷い子になればいい
その道に美しい花を植え新しい歌を口ずさもう

生きるには狭い心をなるったけ心細く保ち
門を閉じ雨戸を閉め部屋を真っ暗にする
暗闇には小さなろうそくの灯かりがあればよい
庭には雀の網を張ればよい
雀がかかれば身代わりにわずかの涙を流せばよい

生きるには風に靡(なび)き雨に濡れ非を打たれればよい
生きるには陽を浴び水を浴び酒を浴び非を認めればよい
ガラスの破片を撒いて血を流す
無駄口を利いて胸をずたずたに引き裂く
生きるには弱弱しくよろめきながら歩けばよい

夜眠り朝目覚めればいい
眠って起きて嘆きの荷を水に流せばいい
この上なくひそやかないのちを針と糸で侵入から守ればよい

生きるには手の平にある未来を全部なくして孤独に暮らし
処方された夢を投げ捨て
世界に割り当てられる鈍感な主義思想に属さない
生きるには降る幸と吐息のサラダを作って食すればよい

理不尽に振り返らないばかりに
おどけた手と縛られた足から成る
狂おしいほどの落下に殉じ
空一面物さびしく
口いっぱい十字架を頬張る

生きるには瓶の中の根を弄び
底に渇きを張り付け
許された裡(うち)なる所有をアルコールに浸す
生きるには声と涙、倶(とも)に下る烈しい炎
灼き尽くす私の席

生きるにはえとらんぜ
背に負う負極
のちの時代に成し遂げられる独立を支持する
かかとの辺(あた)り、定められた時刻
ガラスの靴、ガラスの空間
小声で囁く、「しあわせは零時に」

荒れ果てた城
不可能はなかった
意味を持つ行動と意志の統制
歪曲された人の絵姿
生きるには服従の方式を採用する

生きるには今日はまた違う今日を
明日はまた俗悪な今日を
いつまでも見つからない燃やした手紙と捨てたあるばむ
生きるには道端にあるとは限らない愁えをひも解く

雨に打たれて情けなく
風に揺れて情けなく
花を摘むのに明け暮れる
報われたい、裏切られたい、求められたい
生きるには形どった花を象(かたど)る

生きるには生きた空白に偏(ひとえ)に煩わされ
生きるには生きる幻想に深く恥じ入り
今熱情の欠如に打ちひしがれ
貴方の愛した楽園に向かう

幕が下りるまでのろのろ生きればよい
常軌を逸したくちびるの虜(とりこ)となり
生きるにはスプーンで言い知れぬ傾倒を注ぎ
全権のテーブルを離れればよい

生きるには自由への途(みち)を正しく歩くだけで
誓いを固く守るだけでいい
裏付ける何ものもいらない
今日でさえ誤解に息を呑む
明日生きるには窓を開け朝の光の中で大きく息を吸う
数多(あまた)の星を見て大きく息を吐く

ぼんやり座る窓辺
落ちた花は何かを思い出させる
何も思い出したくなければ息を呑み込めばいい
この上ない父と母の下で言い訳をし危険に強く惹かれる
生きるには傾く思いを露(あらわ)に自制を捨てればよい

生きるには低く垂れた雲
荒れた海原
卓上に海図を広げ終局を迎えればよい
苦悩は光を遮って闇に降り立つ

生きるには軽はずみであればいい
生きるには目覚めた朝
横に眠る見知らぬ人に分かれを告げ
何もかも忘れてしまえばいい
調子の外れた歌を賛美し
ふたたび皆と一緒に行けばいい

生きるには書物から目を解き放ち
その人の抱擁の呪縛を振り解き
ろまんてぃしずむの皮を剥ぐ
生きるには死に筋の精神と肉体を削除し
退廃を仕入れる

脈絡の在るところ、落丁を呼び
一図を奪う
夢と現(うつつ)、昼と夜
身を任せる背筋の角度
生きるにはあり余る渇き

神を出で人は初めて情理を尽くす
人は街に出で愁眉を開く
人が生きる時門に入り門を出る
生きるには門の内側外側
惑い揺れながら行き違えばよい

窪みにつもりもなくなく
空虚に理由もなく
過ちに声なく
罪に力なく肩を落とせばよい
生きるには暗い水の底息を止めて目を閉じればよい

夢は消え足に課された追想が列を乱す
生きるには手を開いて心行くまで失えばよい
ふさわしい一瞬を見送り
忌々(ゆゆ)しい次の瞬間に姿を描ければよい

幸いは一様に崩れ
不幸せはちぐはぐに積み重なる
行きずりに求める物語
心引かれ満たされる灯ひとつ
生きるにはそのような添えられた定めを生きればいい

生きるには屈辱の中にあって高潔でありたい
生きるには時に共に堕落したい
貴方には私を引き摺り込んでふしだらであってほしい
生きるには少なくとも涙がほしい

惨めな季節 凍る言葉
生きるには何もいらない
パンと水が
床に転がって
雨となって
あればよい
降ればよい

ぷっつり途切れたことば
生きるには朽ちた樹、枯れた葉、閉ざされた光り
滅び往くものとその単一の傾向があればよい
かけ離れた表情で伝える不如意

ぷっつり途切れた碧空
分かれて此の方極印を捺され続ける文字
生きるには代償
書くには代償
あおいうみ
澄み渡った山
手渡す自由

生きるには暗い夜に星の明かりがあればよい
生きるには匿名の便りでいい
人の気配が時たま届けばいい
人に似た血が心から体に流れ、流れ
胸から口元から毀れる

読み終えた本は夢から遠ざかる
終えようとする一日は西に傾き
遠ざかる背中
遠ざかる手と足
生きるには物語りを読み進めればいい

仕方ない成り行き
背と背を合わせ手を離す
往(い)った時を眺め恣(ほしいまま)に荷にする
広がる空を眺め煩わしくて余計な荷を解く

不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
朽ち果てたい
引き括(くる)めてどん底
生きるには並外れて軽はずみでありたい

生きるには私の輪郭と私自身の間の混沌を愛したい
生きるには予(あらかじ)め用意する今と
今この瞬間の身に染みる透明を愛したい
推し量る図を愛したい

荒む姿を映す空気の筋道を接(つ)ぎ合わせ
悖徳(はいとく)の破れた家を修復する
生きるには行き違う人、重ねる月日
後ろ向きに建てた家を愛したい

もちろん愛に理性は要らない
愛に真(まこと)はない値打ちもない
もちろん別れるには貴方と話し合うべきだった
留まるには、唯、岐路に立ち尽くすばかりではならなかった
生きるには希望と落胆のどちらかを選ばなければならなかった

生きるには見え透いた力に動かされ
気付いても知らない振りをする
何かに属し
何かと離れ
生きる時、握り締めた愛と憎しみどちらかを選べない
生きる時、私を真似て人を真似て何処に何があるのか分からない

分かるより分かってもらいたい
生きるには不安の中に目を閉じ
逃れようのない家屋を理解する
生きるには家路を辿ればよい

沙に足音を聞き
岩に身を寄せる
生きるには波があればいい
生きるには引く潮があればいい
生きるには渇きがあればよい

工場の機械の作動の前で人は等しくない
国家の法の下で人は等しくない
私の窓から私は自由に飛び立てない
君の少しも曲がらぬ心の前で私は自由ではない

人は人に幻想を抱く
人は人と抱(いだ)き合いながら沈黙の唇と背く背を持つ
歩み寄る足で踏みつけ触れる指を隠す
生きるには伸び広がる草の上肌を露わにすればよい
生きるには尚、野に可能を探し求めればよい

街端(はず)れの景色
先の尖った形
失くした記憶
生きるには私の風景があればよい

こころはどこにもみあたらない
いきるにはおやをなくしたこどもになればよい
いきるにはあいとわかれたおんなになればよい
ひとはぼんやりおもえばよい

実体もなくあたかも人のようにいればいい
反映に過ぎない本質を生きるには知ったかぶりをすればいい
脳は記憶を表出する装置に過ぎない
生きるには言葉と風景を失くした人であればよい

言語も画像も身の内に蓄積出来ない
記憶は私の外側にある
心は私の外側にある
或る感情を齎し行動に至った筋道は
回路を遡(さかのぼ)っても何処にも行き着かない
生きるには今日を私らしく生きればよい

22:08 2011/12/16金曜日
22:48 2011/10/04火曜日
20:54 2011/11/25金曜日
21:25 2011/11/26土曜日
22:35 2011/11/27日曜日
20:34 2011/11/28月曜日
18:18 2011/11/29火曜日
20:21 2011/11/30水曜日
20:01 2011/12/01木曜日
21:49 2011/12/02金曜日
20:07 2011/12/03土曜日
19:49 2011/12/04日曜日
21:24 2011/12/05月曜日
20:14 2011/12/06火曜日
20:53 2011/12/07水曜日
20:10 2011/12/08木曜日
20:22 2011/12/09金曜日
20:16 2011/12/10土曜日
20:32 2011/12/11日曜日
20:51 2011/12/12月曜日
23:06 2011/12/13火曜日
19:17 2011/12/14水曜日
20:44 2011/12/15木曜日


記事を盗み嫌がらせをする人


・峰万里恵のページ 入り口
リスボンに ファドをたずねて
http://mariemine.web.fc2.com/revista/lisboa_fado.html]
・広瀬周一
http://tokorozawa.tv/pc2/profile.htm
知的障害者福祉施設関係者・・日本財団、日本会議
所沢市議会議員立候補者
???花凛???花凛???
雨宮処凛・・記事を盗んで削除し、厚生労働省で公表し毎日新聞が掲載
殺未遂を何度も繰り返すなど、自身も地獄のような日々を送って来た???
こんなこと、大声で何年も喋ることですか?
それにしては薬物常用についてWIKIPEDIA記載を一度消しましたね。
何か、不都合が???

講談社、毎日新聞社は小沢一郎、鳩山由起夫、世耕弘成と共謀、Biglobeの記事を盗んで雨宮処凛の名義を借り出版。
赤旗共産党、社民党、日弁連も雨宮処凛と記事盗撮による映像音声の窃盗を繰り返している。
同じ窃盗仲間勝間和代と2008年本を出版、私のGoo政治経済関連ブログ「風のピアノ」「成田悦子の真実」を削除非表示にしている。
http://blog.goo.ne.jp/rose6986
壮麻 陣 blog
と「鳥居正宏のときどきLOGOS」を私のブログ削除用に自公政権と社民党、新聞・雑誌社が作った。

Unknown (ma)
2011-12-14 15:58:55
これはもしかして、ご本人?
むふふ♪ (壮麻 陣)
2011-12-15 02:18:41
ラストの怪物くんみたいな男影は・・・私ですっ!
ベースギターをこよなく愛したせいで、左手の指がかなり伸びたようです、あはは♪

左手の指がかなり伸びたようです、あはは♪ ・・人体実験を行っていると書いてあると思って下さい。
NTTレゾナントが提供している写真を貼り付けているだけで、本人の写真ではない。
本人は、新潮社社員であったり、他の出版社社員であったりする。
いつまで49歳でしょう?

女の性器をいじる西村正男・高橋敬幸弁護士 (1) 12/14 19:04
叔父を(二人)殺した米子市西村正男弁護士 (3) 12/15 18:41
成悦の(***)暴露します! (6) 12/14 16:46
麻薬コカイン密造オナニーする(**)市(**)住民 (1) 12/14 13:57

これは隣の40年引き篭もり介護保険不正受給、身障者手当て不正受給者元教師勝部とその妹の元教師(講談社社員と偽装夫婦)に講談社社員が「爆サイ.com」山陰版に記事の題名を勝手に付けて書き込ませているコメントです。
当然その講談社社員も書き込んでいます。

米子市と米子市教育委員会、湯原俊二民主党元社民党
民主党 参議院議員 川上義博
青山学院大学卒業
1999年、再選
総務教育常任委員長、企画土木常任委員長
倉吉駅周辺整備計画調査特別委員長
自民党県連政調会長等歴任
2003年 衆議院議員初当選
国会対策委員、組織本部建設・農水対策副委員長
法務委員、環境委員、内閣委員、農林水産委員
を中心として、自民党、共産党は、私の中傷を遂行して来た新聞、出版社記者、編集者を市内の住民を追い出したり殺している家に招待し、教師、介護士、看護婦、市民劇場、労音会員を慰安婦として毎日藤田、小林、西尾、八塚、竹下が送迎、提供しています。

私は一度も「爆サイ.com」山陰版にコメントを投稿したことはありせん。
講談社のサイトだと思っています。
講談社は、隣の勝部妹の夫として毎日介護士の売春婦を連れ込み、私の記事を今日も盗んで削除改竄をしています。
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生きるには

2011/12/15 21:36
生きるにはごはんを食べればよい
生きるには死ななきゃいい
生きるにはきれいないろの服を着て
我を忘れ盛りの歌を歌えばよい

もっともちいさいものであればよい
とにかく世に知られずひっそりいればよい
生きるには生きればいい
暑い日が続けば水に体を捩(ね)じ込む
寒い日が続けば氷を割って底に沈む

生きるには一人用のこころがあればいい
生きるには一人分の食器に一人分のスプーン
禁じられた食卓の触れないうわさ
一人用の寝台に一人分の乱れ
生きるにはすっかりなくす生き物の殻

しあわせを待つ
しあわせを待つ
しあわせを待つ
生きるには一列にしあわせをいくつ並べよう
どれくらいしあわせになる日を待てばよいのだろう
胸に宛てて送り届けられる打ち消しの文字
見えないものを見て、見えるものを見て
見ていないわ
見えなかったの

生きるには夜、一時(いっとき)ゆめをみたい
生きるには朝、二つに千切った希望の形を二人で分け合いたい
何もかもがいやになる
行方、流れ去る時

男はおんなに
女はおとこに
ことばを捨てて
正義を捨てて
此の世の生を捨てて
と云えない

生きるには何もしないでいればよい
生きているから
今日が流れ
明日が流れ
希望は日に映えて

生きるには苺のようにかわいくあればよい
わずかなしあわせを胸に抱き
大きな木の影に眠っていればいい
生きるには眠りかけたらそのままみんな忘れてしまえばいい

生きるには昨日に手を加えて
生きるには聖書に手を加えて
生きるには良心に手を加えて
過ぎた物と
完全な物と
手の込んだ物と
分厚い物を
欠けた爪としてすっかり切ってしまえばよい

生きるにはひょっとしたら死んだように悄悄(しおしお)と暮らせばよい
理性と感性に通じる道を破壊し迷い子になればいい
その道に美しい花を植え新しい歌を口ずさもう

生きるには狭い心をなるったけ心細く保ち
門を閉じ雨戸を閉め部屋を真っ暗にする
暗闇には小さなろうそくの灯かりがあればよい
庭には雀の網を張ればよい
雀がかかれば身代わりにわずかの涙を流せばよい

生きるには風に靡(なび)き雨に濡れ非を打たれればよい
生きるには陽を浴び水を浴び酒を浴び非を認めればよい
ガラスの破片を撒いて血を流す
無駄口を利いて胸をずたずたに引き裂く
生きるには弱弱しくよろめきながら歩けばよい

夜眠り朝目覚めればいい
眠って起きて嘆きの荷を水に流せばいい
この上なくひそやかないのちを針と糸で侵入から守ればよい

生きるには手の平にある未来を全部なくして孤独に暮らし
処方された夢を投げ捨て
世界に割り当てられる鈍感な主義思想に属さない
生きるには降る幸と吐息のサラダを作って食すればよい

理不尽に振り返らないばかりに
おどけた手と縛られた足から成る
狂おしいほどの落下に殉じ
空一面物さびしく
口いっぱい十字架を頬張る

生きるには瓶の中の根を弄び
底に渇きを張り付け
許された裡(うち)なる所有をアルコールに浸す
生きるには声と涙、倶(とも)に下る烈しい炎
灼き尽くす私の席

生きるにはえとらんぜ
背に負う負極
のちの時代に成し遂げられる独立を支持する
かかとの辺(あた)り、定められた時刻
ガラスの靴、ガラスの空間
小声で囁く、「しあわせは零時に」

荒れ果てた城
不可能はなかった
意味を持つ行動と意志の統制
歪曲された人の絵姿
生きるには服従の方式を採用する

生きるには今日はまた違う今日を
明日はまた俗悪な今日を
いつまでも見つからない燃やした手紙と捨てたあるばむ
生きるには道端にあるとは限らない愁えをひも解く

雨に打たれて情けなく
風に揺れて情けなく
花を摘むのに明け暮れる
報われたい、裏切られたい、求められたい
生きるには形どった花を象(かたど)る

生きるには生きた空白に偏(ひとえ)に煩わされ
生きるには生きる幻想に深く恥じ入り
今熱情の欠如に打ちひしがれ
貴方の愛した楽園に向かう

幕が下りるまでのろのろ生きればよい
常軌を逸したくちびるの虜(とりこ)となり
生きるにはスプーンで言い知れぬ傾倒を注ぎ
全権のテーブルを離れればよい

生きるには自由への途(みち)を正しく歩くだけで
誓いを固く守るだけでいい
裏付ける何ものもいらない
今日でさえ誤解に息を呑む
明日生きるには窓を開け朝の光の中で大きく息を吸う
数多(あまた)の星を見て大きく息を吐く

ぼんやり座る窓辺
落ちた花は何かを思い出させる
何も思い出したくなければ息を呑み込めばいい
この上ない父と母の下で言い訳をし危険に強く惹かれる
生きるには傾く思いを露(あらわ)に自制を捨てればよい

生きるには低く垂れた雲
荒れた海原
卓上に海図を広げ終局を迎えればよい
苦悩は光を遮って闇に降り立つ

生きるには軽はずみであればいい
生きるには目覚めた朝
横に眠る見知らぬ人に分かれを告げ
何もかも忘れてしまえばいい
調子の外れた歌を賛美し
ふたたび皆と一緒に行けばいい

生きるには書物から目を解き放ち
その人の抱擁の呪縛を振り解き
ろまんてぃしずむの皮を剥ぐ
生きるには死に筋の精神と肉体を削除し
退廃を仕入れる

脈絡の在るところ、落丁を呼び
一図を奪う
夢と現(うつつ)、昼と夜
身を任せる背筋の角度
生きるにはあり余る渇き

神を出で人は初めて情理を尽くす
人は街に出で愁眉を開く
人が生きる時門に入り門を出る
生きるには門の内側外側
惑い揺れながら行き違えばよい

窪みにつもりもなくなく
空虚に理由もなく
過ちに声なく
罪に力なく肩を落とせばよい
生きるには暗い水の底息を止めて目を閉じればよい

夢は消え足に課された追想が列を乱す
生きるには手を開いて心行くまで失えばよい
ふさわしい一瞬を見送り
忌々(ゆゆ)しい次の瞬間に姿を描ければよい

幸いは一様に崩れ
不幸せはちぐはぐに積み重なる
行きずりに求める物語
心引かれ満たされる灯ひとつ
生きるにはそのような添えられた定めを生きればいい

生きるには屈辱の中にあって高潔でありたい
生きるには時に共に堕落したい
貴方には私を引き摺り込んでふしだらであってほしい
生きるには少なくとも涙がほしい

惨めな季節 凍る言葉
生きるには何もいらない
パンと水が
床に転がって
雨となって
あればよい
降ればよい

ぷっつり途切れたことば
生きるには朽ちた樹、枯れた葉、閉ざされた光り
滅び往くものとその単一の傾向があればよい
かけ離れた表情で伝える不如意

ぷっつり途切れた碧空
分かれて此の方極印を捺され続ける文字
生きるには代償
書くには代償
あおいうみ
澄み渡った山
手渡す自由

生きるには暗い夜に星の明かりがあればよい
生きるには匿名の便りでいい
人の気配が時たま届けばいい
人に似た血が心から体に流れ、流れ
胸から口元から毀れる

読み終えた本は夢から遠ざかる
終えようとする一日は西に傾き
遠ざかる背中
遠ざかる手と足
生きるには物語りを読み進めればいい

仕方ない成り行き
背と背を合わせ手を離す
往(い)った時を眺め恣(ほしいまま)に荷にする
広がる空を眺め煩わしくて余計な荷を解く

不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
朽ち果てたい
引き括(くる)めてどん底
生きるには並外れて軽はずみでありたい

生きるには私の輪郭と私自身の間の混沌を愛したい
生きるには予(あらかじ)め用意する今と
今この瞬間の身に染みる透明を愛したい
推し量る図を愛したい

荒む姿を映す空気の筋道を接(つ)ぎ合わせ
悖徳(はいとく)の破れた家を修復する
生きるには行き違う人、重ねる月日
後ろ向きに建てた家を愛したい

もちろん愛に理性は要らない
愛に真(まこと)はない値打ちもない
もちろん別れるには貴方と話し合うべきだった
留まるには、唯、岐路に立ち尽くすばかりではならなかった
生きるには希望と落胆のどちらかを選ばなければならなかった

生きるには見え透いた力に動かされ
気付いても知らない振りをする
何かに属し
何かと離れ
生きる時、握り締めた愛と憎しみどちらかを選べない
生きる時、私を真似て人を真似て何処に何があるのか分からない

分かるより分かってもらう
生きるには不安の中に目を閉じ
逃れようのない家屋を理解する
生きるには家路を辿ればよい

沙に足音を聞き
岩に身を寄せる
生きるには波があればいい
生きるには引く潮があればいい
生きるには渇きがあればよい

工場の機械の作動の前で人は等しくない
国家の法の下で人は等しくない
私の窓から私は自由に飛び立てない
君の少しも曲がらぬ心の前で私は自由ではない

人は人に幻想を抱く
人は人と抱(いだ)き合いながら沈黙の唇と背く背を持つ
歩み寄る足で歩き触れる指を隠す
生きるには伸び広がる草の上肌を露わにすればよい
生きるには尚、野に可能を探し求めればよい

街端れの景色
先の尖った形
失くした記憶
生きるには私の風景があればよい

こころはどこにもみあたらない
いきるにはおやをなくしたこどもになればよい
いきるにはあいとわかれたおんなになればよい
ひとはぼんやりおもえばよい

20:44 2011/12/15木曜日
22:48 2011/10/04火曜日
20:54 2011/11/25金曜日
21:25 2011/11/26土曜日
22:35 2011/11/27日曜日
20:34 2011/11/28月曜日
18:18 2011/11/29火曜日
20:21 2011/11/30水曜日
20:01 2011/12/01木曜日
21:49 2011/12/02金曜日
20:07 2011/12/03土曜日
19:49 2011/12/04日曜日
21:24 2011/12/05月曜日
20:14 2011/12/06火曜日
20:53 2011/12/07水曜日
20:10 2011/12/08木曜日
20:22 2011/12/09金曜日
20:16 2011/12/10土曜日
20:32 2011/12/11日曜日
20:51 2011/12/12月曜日
23:06 2011/12/13火曜日
19:17 2011/12/14水曜日
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生きるには

2011/12/14 20:13
生きるにはごはんを食べればよい
生きるには死ななきゃいい
生きるにはきれいないろの服を着て
我を忘れ盛りの歌を歌えばよい

もっともちいさいものであればよい
とにかく世に知られずひっそりいればよい
生きるには生きればいい
暑い日が続けば水に体を捩(ね)じ込む
寒い日が続けば氷を割って底に沈む

生きるには一人用のこころがあればいい
生きるには一人分の食器に一人分のスプーン
禁じられた食卓の触れないうわさ
一人用の寝台に一人分の乱れ
生きるにはすっかりなくす生き物の殻

しあわせを待つ
しあわせを待つ
しあわせを待つ
生きるには一列にしあわせをいくつ並べよう
どれくらいしあわせになる日を待てばよいのだろう
胸に宛てて送り届けられる打ち消しの文字
見えないものを見て、見えるものを見て
見ていないわ
見えなかったの

生きるには夜、一時(いっとき)ゆめをみたい
生きるには朝、二つに千切った希望の形を二人で分け合いたい
何もかもがいやになる
行方、流れ去る時

男はおんなに
女はおとこに
ことばを捨てて
正義を捨てて
此の世の生を捨てて
と云えない

生きるには何もしないでいればよい
生きているから
今日が流れ
明日が流れ
希望は日に映えて

生きるには苺のようにかわいくあればよい
わずかなしあわせを胸に抱き
大きな木の影に眠っていればいい
生きるには眠りかけたらそのままみんな忘れてしまえばいい

生きるには昨日に手を加えて
生きるには聖書に手を加えて
生きるには良心に手を加えて
過ぎた物と
完全な物と
手の込んだ物と
分厚い物を
欠けた爪としてすっかり切ってしまえばよい

生きるにはひょっとしたら死んだように悄悄(しおしお)と暮らせばよい
理性と感性に通じる道を破壊し迷い子になればいい
その道に美しい花を植え新しい歌を口ずさもう

生きるには狭い心をなるったけ心細く保ち
門を閉じ雨戸を閉め部屋を真っ暗にする
暗闇には小さなろうそくの灯かりがあればよい
庭には雀の網を張ればよい
雀がかかれば身代わりにわずかの涙を流せばよい

生きるには風に靡(なび)き雨に濡れ非を打たれればよい
生きるには陽を浴び水を浴び酒を浴び非を認めればよい
ガラスの破片を撒いて血を流す
無駄口を利いて胸をずたずたに引き裂く
生きるには弱弱しくよろめきながら歩けばよい

夜眠り朝目覚めればいい
眠って起きて嘆きの荷を水に流せばいい
この上なくひそやかないのちを針と糸で侵入から守ればよい

生きるには手の平にある未来を全部なくして孤独に暮らし
処方された夢を投げ捨て
世界に割り当てられる鈍感な主義思想に属さない
生きるには降る幸と吐息のサラダを作って食すればよい

理不尽に振り返らないばかりに
おどけた手と縛られた足から成る
狂おしいほどの落下に殉じ
空一面物さびしく
口いっぱい十字架を頬張る

生きるには瓶の中の根を弄び
底に渇きを張り付け
許された裡(うち)なる所有をアルコールに浸す
生きるには声と涙、倶(とも)に下る烈しい炎
灼き尽くす私の席

生きるにはえとらんぜ
背に負う負極
のちの時代に成し遂げられる独立を支持する
かかとの辺(あた)り、定められた時刻
ガラスの靴、ガラスの空間
小声で囁く、「しあわせは零時に」

荒れ果てた城
不可能はなかった
意味を持つ行動と意志の統制
歪曲された人の絵姿
生きるには服従の方式を採用する

生きるには今日はまた違う今日を
明日はまた俗悪な今日を
いつまでも見つからない燃やした手紙と捨てたあるばむ
生きるには道端にあるとは限らない愁えをひも解く

雨に打たれて情けなく
風に揺れて情けなく
花を摘むのに明け暮れる
報われたい、裏切られたい、求められたい
生きるには形どった花を象(かたど)る

生きるには生きた空白に偏(ひとえ)に煩わされ
生きるには生きる幻想に深く恥じ入り
今熱情の欠如に打ちひしがれ
貴方の愛した楽園に向かう

幕が下りるまでのろのろ生きればよい
常軌を逸したくちびるの虜(とりこ)となり
生きるにはスプーンで言い知れぬ傾倒を注ぎ
全権のテーブルを離れればよい

生きるには自由への途(みち)を正しく歩くだけで
誓いを固く守るだけでいい
裏付ける何ものもいらない
今日でさえ誤解に息を呑む
明日生きるには窓を開け朝の光の中で大きく息を吸う
数多(あまた)の星を見て大きく息を吐く

ぼんやり座る窓辺
落ちた花は何かを思い出させる
何も思い出したくなければ息を呑み込めばいい
この上ない父と母の下で言い訳をし危険に強く惹かれる
生きるには傾く思いを露(あらわ)に自制を捨てればよい

生きるには低く垂れた雲
荒れた海原
卓上に海図を広げ終局を迎えればよい
苦悩は光を遮って闇に降り立つ

生きるには軽はずみであればいい
生きるには目覚めた朝
横に眠る見知らぬ人に分かれを告げ
何もかも忘れてしまえばいい
調子の外れた歌を賛美し
ふたたび皆と一緒に行けばいい

生きるには書物から目を解き放ち
その人の抱擁の呪縛を振り解き
ろまんてぃしずむの皮を剥ぐ
生きるには死に筋の精神と肉体を削除し
退廃を仕入れる

脈絡の在るところ、落丁を呼び
一図を奪う
夢と現(うつつ)、昼と夜
身を任せる背筋の角度
生きるにはあり余る渇き

神を出で人は初めて情理を尽くす
人は街に出で愁眉を開く
人が生きる時門に入り門を出る
生きるには門の内側外側
惑い揺れながら行き違えばよい

窪みにつもりもなくなく
空虚に理由もなく
過ちに声なく
罪に力なく肩を落とせばよい
生きるには暗い水の底息を止めて目を閉じればよい

夢は消え足に課された追想が列を乱す
生きるには手を開いて心行くまで失えばよい
ふさわしい一瞬を見送り
忌々(ゆゆ)しい次の瞬間に姿を描ければよい

幸いは一様に崩れ
不幸せはちぐはぐに積み重なる
行きずりに求める物語
心引かれ満たされる灯ひとつ
生きるにはそのような添えられた定めを生きればいい

生きるには屈辱の中にあって高潔でありたい
生きるには時に共に堕落したい
貴方には私を引き摺り込んでふしだらであってほしい
生きるには少なくとも涙がほしい

惨めな季節 凍る言葉
生きるには何もいらない
パンと水が
床に転がって
雨となって
あればよい
降ればよい

ぷっつり途切れたことば
生きるには朽ちた樹、枯れた葉、閉ざされた光り
滅び往くものとその単一の傾向があればよい
かけ離れた表情で伝える不如意

ぷっつり途切れた碧空
分かれて此の方極印を捺され続ける文字
生きるには代償
書くには代償
あおいうみ
澄み渡った山
手渡す自由

生きるには暗い夜に星の明かりがあればよい
生きるには匿名の便りでいい
人の気配が時たま届けばいい
人に似た血が心から体に流れ、流れ
胸から口元から毀れる

読み終えた本は夢から遠ざかる
終えようとする一日は西に傾き
遠ざかる背中
遠ざかる手と足
生きるには物語りを読み進めればいい

仕方ない成り行き
背と背を合わせ手を離す
往(い)った時を眺め恣(ほしいまま)に荷にする
広がる空を眺め煩わしくて余計な荷を解く

不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
朽ち果てたい
引き括(くる)めてどん底
生きるには並外れて軽はずみでありたい

生きるには私の輪郭と私自身の間の混沌を愛したい
生きるには予(あらかじ)め用意する今と
今この瞬間の身に染みる透明を愛したい
推し量る図を愛したい

荒む姿を映す空気の筋道を接(つ)ぎ合わせ
悖徳(はいとく)の破れた家を修復する
生きるには行き違う人、重ねる月日
後ろ向きに建てた家を愛したい

もちろん愛に理性は要らない
愛に真(まこと)はない値打ちもない
もちろん別れるには貴方と話し合うべきだった
留まるには、唯、岐路に立ち尽くすばかりではならなかった
生きるには希望と落胆のどちらかを選ばなければならなかった

生きるには見え透いた力に動かされ
気付いても知らない振りをする
何かに属し
何かと離れ
生きる時、握り締めた愛と憎しみどちらかを選べない
生きる時、私を真似て人を真似て何処に何があるのか分からない

分かるより分かってもらう
生きるには安心するより不安の中に目を閉じ
逃れようのない家屋を理解する
生きるには家路を辿ればよい

沙に足音を聞き
岩に身を寄せる
生きるには波があればいい
生きるには引く潮があればいい
生きるには渇きがあればよい

工場の機械の作動の前で人は等しくない
国家の法の下で人は等しくない
私の窓から私は自由に飛び立てない
君の少しも曲がらぬ心の前で私は自由ではない

人は人に幻想を抱く
人は人と抱(いだ)き合いながら沈黙の唇と背く背を持つ
歩み寄る足で歩き触れる指を隠す
生きるには伸び広がる草の上肌を露わにすればよい
生きるには尚、野に可能を探し求めればよい

19:17 2011/12/14水曜日
22:48 2011/10/04火曜日
20:54 2011/11/25金曜日
21:25 2011/11/26土曜日
22:35 2011/11/27日曜日
20:34 2011/11/28月曜日
18:18 2011/11/29火曜日
20:21 2011/11/30水曜日
20:01 2011/12/01木曜日
21:49 2011/12/02金曜日
20:07 2011/12/03土曜日
19:49 2011/12/04日曜日
21:24 2011/12/05月曜日
20:14 2011/12/06火曜日
20:53 2011/12/07水曜日
20:10 2011/12/08木曜日
20:22 2011/12/09金曜日
20:16 2011/12/10土曜日
20:32 2011/12/11日曜日
20:51 2011/12/12月曜日
23:06 2011/12/13火曜日
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生きるには

2011/12/13 23:54
生きるにはごはんを食べればよい
生きるには死ななきゃいい
生きるにはきれいないろの服を着て
我を忘れ盛りの歌を歌えばよい

もっともちいさいものであればよい
とにかく世に知られずひっそりいればよい
生きるには生きればいい
暑い日が続けば水に体を捩(ね)じ込む
寒い日が続けば氷を割って底に沈む

生きるには一人用のこころがあればいい
生きるには一人分の食器に一人分のスプーン
禁じられた食卓の触れないうわさ
一人用の寝台に一人分の乱れ
生きるにはすっかりなくす生き物の殻

しあわせを待つ
しあわせを待つ
しあわせを待つ
生きるには一列にしあわせをいくつ並べよう
どれくらいしあわせになる日を待てばよいのだろう
胸に宛てて送り届けられる打ち消しの文字
見えないものを見て、見えるものを見て
見ていないわ
見えなかったの

生きるには夜、一時(いっとき)ゆめをみたい
生きるには朝、二つに千切った希望の形を二人で分け合いたい
何もかもがいやになる
行方、流れ去る時

男はおんなに
女はおとこに
ことばを捨てて
正義を捨てて
此の世の生を捨てて
と云えない

生きるには何もしないでいればよい
生きているから
今日が流れ
明日が流れ
希望は日に映えて

生きるには苺のようにかわいくあればよい
わずかなしあわせを胸に抱き
大きな木の影に眠っていればいい
生きるには眠りかけたらそのままみんな忘れてしまえばいい

生きるには昨日に手を加えて
生きるには聖書に手を加えて
生きるには良心に手を加えて
過ぎた物と
完全な物と
手の込んだ物と
分厚い物を
欠けた爪としてすっかり切ってしまえばよい

生きるにはひょっとしたら死んだように悄悄(しおしお)と暮らせばよい
理性と感性に通じる道を破壊し迷い子になればいい
その道に美しい花を植え新しい歌を口ずさもう

生きるには狭い心をなるったけ心細く保ち
門を閉じ雨戸を閉め部屋を真っ暗にする
暗闇には小さなろうそくの灯かりがあればよい
庭には雀の網を張ればよい
雀がかかれば身代わりにわずかの涙を流せばよい

生きるには風に靡(なび)き雨に濡れ非を打たれればよい
生きるには陽を浴び水を浴び酒を浴び非を認めればよい
ガラスの破片を撒いて血を流す
無駄口を利いて胸をずたずたに引き裂く
生きるには弱弱しくよろめきながら歩けばよい

夜眠り朝目覚めればいい
眠って起きて嘆きの荷を水に流せばいい
この上なくひそやかないのちを針と糸で侵入から守ればよい

生きるには手の平にある未来を全部なくして孤独に暮らし
処方された夢を投げ捨て
世界に割り当てられる鈍感な主義思想に属さない
生きるには降る幸と吐息のサラダを作って食すればよい

理不尽に振り返らないばかりに
おどけた手と縛られた足から成る
狂おしいほどの落下に殉じ
空一面物さびしく
口いっぱい十字架を頬張る

生きるには瓶の中の根を弄び
底に渇きを張り付け
許された裡(うち)なる所有をアルコールに浸す
生きるには声と涙、倶(とも)に下る烈しい炎
灼き尽くす私の席

生きるにはえとらんぜ
背に負う負極
のちの時代に成し遂げられる独立を支持する
かかとの辺(あた)り、定められた時刻
ガラスの靴、ガラスの空間
小声で囁く、「しあわせは零時に」

荒れ果てた城
不可能はなかった
意味を持つ行動と意志の統制
歪曲された人の絵姿
生きるには服従の方式を採用する

生きるには今日はまた違う今日を
明日はまた俗悪な今日を
いつまでも見つからない燃やした手紙と捨てたあるばむ
生きるには道端にあるとは限らない愁えをひも解く

雨に打たれて情けなく
風に揺れて情けなく
花を摘むのに明け暮れる
報われたい、裏切られたい、求められたい
生きるには形どった花を象(かたど)る

生きるには生きた空白に偏(ひとえ)に煩わされ
生きるには生きる幻想に深く恥じ入り
今熱情の欠如に打ちひしがれ
貴方の愛した楽園に向かう

幕が下りるまでのろのろ生きればよい
常軌を逸したくちびるの虜(とりこ)となり
生きるにはスプーンで言い知れぬ傾倒を注ぎ
全権のテーブルを離れればよい

生きるには自由への途(みち)を正しく歩くだけで
誓いを固く守るだけでいい
裏付ける何ものもいらない
今日でさえ誤解に息を呑む
明日生きるには窓を開け朝の光の中で大きく息を吸う
数多(あまた)の星を見て大きく息を吐く

ぼんやり座る窓辺
落ちた花は何かを思い出させる
何も思い出したくなければ息を呑み込めばいい
この上ない父と母の下で言い訳をし危険に強く惹かれる
生きるには傾く思いを露(あらわ)に自制を捨てればよい

生きるには低く垂れた雲
荒れた海原
卓上に海図を広げ終局を迎えればよい
苦悩は光を遮って闇に降り立つ

生きるには軽はずみであればいい
生きるには目覚めた朝
横に眠る見知らぬ人に分かれを告げ
何もかも忘れてしまえばいい
調子の外れた歌を賛美し
ふたたび皆と一緒に行けばいい

生きるには書物から目を解き放ち
その人の抱擁の呪縛を振り解き
ろまんてぃしずむの皮を剥ぐ
生きるには死に筋の精神と肉体を削除し
退廃を仕入れる

脈絡の在るところ、落丁を呼び
一図を奪う
夢と現(うつつ)、昼と夜
身を任せる背筋の角度
生きるにはあり余る渇き

神を出で人は初めて情理を尽くす
人は街に出で愁眉を開く
人が生きる時門に入り門を出る
生きるには門の内側外側
惑い揺れながら行き違えばよい

窪みにつもりもなくなく
空虚に理由もなく
過ちに声なく
罪に力なく肩を落とせばよい
生きるには暗い水の底息を止めて目を閉じればよい

夢は消え足に課された追想が列を乱す
生きるには手を開いて心行くまで失えばよい
ふさわしい一瞬を見送り
忌々(ゆゆ)しい次の瞬間に姿を描ければよい

幸いは一様に崩れ
不幸せはちぐはぐに積み重なる
行きずりに求める物語
心引かれ満たされる灯ひとつ
生きるにはそのような添えられた定めを生きればいい

生きるには屈辱の中にあって高潔でありたい
生きるには時に共に堕落したい
貴方には私を引き摺り込んでふしだらであってほしい
生きるには少なくとも涙がほしい

惨めな季節 凍る言葉
生きるには何もいらない
パンと水が
床に転がって
雨となって
あればよい
降ればよい

ぷっつり途切れたことば
生きるには朽ちた樹、枯れた葉、閉ざされた光り
滅び往くものとその単一の傾向があればよい
かけ離れた表情で伝える不如意

ぷっつり途切れた碧空
分かれて此の方極印を捺され続ける文字
生きるには代償
書くには代償
あおいうみ
澄み渡った山
手渡す自由

生きるには暗い夜に星の明かりがあればよい
生きるには匿名の便りでいい
人の気配が時たま届けばいい
人に似た血が心から体に流れ、流れ
胸から口元から毀れる

読み終えた本は夢から遠ざかる
終えようとする一日は西に傾き
遠ざかる背中
遠ざかる手と足
生きるには物語りを読み進めればいい

仕方ない成り行き
背と背を合わせ手を離す
往(い)った時を眺め恣(ほしいまま)に荷にする
広がる空を眺め煩わしくて余計な荷を解く

不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
朽ち果てたい
引き括(くる)めてどん底
生きるには並外れて軽はずみでありたい

生きるには私の輪郭と私自身の間の混沌を愛したい
生きるには予(あらかじ)め用意する今と
今この瞬間の身に染みる透明を愛したい
推し量る図を愛したい

荒む姿を映す空気の筋道を接(つ)ぎ合わせ
悖徳(はいとく)の破れた家を修復する
生きるには行き違う人、重ねる月日
後ろ向きに建てた家を愛したい

もちろん愛に理性は要らない
愛に真(まこと)はない値打ちもない
もちろん別れるには貴方と話し合うべきだった
留まるには、唯、岐路に立ち尽くすばかりではならなかった
生きるには希望と落胆のどちらかを選ばなければならなかった

生きるには見え透いた力に動かされ
気付いても知らない振りをする
何かに属し
何かと離れ
生きる時、握り締めた愛と憎しみどちらかを選べない
生きる時、私を真似て人を真似て何処に何があるのか分からない

分かるより分かってもらう
生きるには安心するより不安の中に目を閉じ
逃れようのない家屋を理解する
生きるには家路を辿ればよい

沙に足音を聞き
岩に囚われの身を寄せる
生きるには波があればいい
生きるには渇きがあればいい

23:06 2011/12/13火曜日
22:48 2011/10/04火曜日
20:54 2011/11/25金曜日
21:25 2011/11/26土曜日
22:35 2011/11/27日曜日
20:34 2011/11/28月曜日
18:18 2011/11/29火曜日
20:21 2011/11/30水曜日
20:01 2011/12/01木曜日
21:49 2011/12/02金曜日
20:07 2011/12/03土曜日
19:49 2011/12/04日曜日
21:24 2011/12/05月曜日
20:14 2011/12/06火曜日
20:53 2011/12/07水曜日
20:10 2011/12/08木曜日
20:22 2011/12/09金曜日
20:16 2011/12/10土曜日
20:32 2011/12/11日曜日
20:51 2011/12/12月曜日

現在西尾、隣の勝部妹、西村妹が隣の木村から投稿妨害を行っています。
西尾(私学振興会・文部科学省)と西村(日弁連・法務省)、西原(医師会・厚生労働省)に住む医師は、「相場雑感」という或る人の掲示板を荒らして盗み取ったYahoo掲示板に、私の名前を書き込んでいます。

勝部の妹は、私が書こうとする詩の一部を私のデータから読み取って私が書く前に言います。
西村の妹は私が書こうとする詩の言葉を書く前に頭から消します。
西村の妹のことを書いた時、その文章が削除されました。
削除したのは、西村正夫弁護士で、西村は私の詩や記事を盗んでは売るという泥棒専門の知的財産権専門弁護士です。
市民オンブズマン高橋敬幸弁護士も同じです。

「音に耳を澄ます」、「音を聞き」・・・
と幾つでも私の記事や詩や生まれてから今日まで書いた文章のデータから出て来た言葉を私が書く前、思う前に創価学会公明党自民党公安医師会日弁連総務省安倍晋三が私の耳に入れた人口内耳に音声を送信し、詩を書く妨害します。
覚えた通りを歩けばよいの間に言葉を入れようとすると、「手探りで」「手探りで」「手探りで」と勝部の妹、西村の妹、西尾がしつこく何度も言います。

感情を支配し、涙さえ出させない、おかしくもないのに笑わせます。
安倍晋三とトヨタは、秋葉原の歩行者天国で、7人が死亡、10人が負傷した無差別殺人事件の加藤智大さんに人口内耳、人口網膜、マイクを喉、口に入れ、電極と遠隔操作するための機器を体中に入れています。
私も同じ器械を入れられています。
加藤智大さんは、自公政権とトヨタの被害者で、私もトヨタと自公政権・民主・社民・国民新党政権、共産党の被害者です。


裏の神田興産創価学会公明党不動産屋には、毎日広江はじめ養和病院医師、看護士が入ってコカインを作っています。
養和病院は、今日の昼間は隣の勝部に入り、お前殺すぞと脅迫し、お風呂に入ると体を切り裂き、音声を送信しています。
夜は毎日女性性器、骨盤を下げ、広げるという信じられないことをします。
上杉隆のブログに、「下杉」と自分達が行っている性的虐待の性器に関するコメントを書いたのは、養和病院と幸萌苑、YBM(清掃会社)です。
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生きるには

2011/12/12 21:12
生きるにはごはんを食べればよい
生きるには死ななきゃいい
生きるにはきれいないろの服を着て
我を忘れ盛りの歌を歌えばよい

もっともちいさいものであればよい
とにかく世に知られずひっそりいればよい
生きるには生きればいい
暑い日が続けば水に体を捩(ね)じ込む
寒い日が続けば氷を割って底に沈む

生きるには一人用のこころがあればいい
生きるには一人分の食器に一人分のスプーン
禁じられた食卓の触れないうわさ
一人用の寝台に一人分の乱れ
生きるにはすっかりなくす生き物の殻

しあわせを待つ
しあわせを待つ
しあわせを待つ
生きるには一列にしあわせをいくつ並べよう
どれくらいしあわせになる日を待てばよいのだろう
胸に宛てて送り届けられる打ち消しの文字
見えないものを見て、見えるものを見て
見ていないわ
見えなかったの

生きるには夜、一時(いっとき)ゆめをみたい
生きるには朝、二つに千切った希望の形を二人で分け合いたい
何もかもがいやになる
行方、流れ去る時

男はおんなに
女はおとこに
ことばを捨てて
正義を捨てて
此の世の生を捨てて
と云えない

生きるには何もしないでいればよい
生きているから
今日が流れ
明日が流れ
希望は日に映えて

生きるには苺のようにかわいくあればよい
わずかなしあわせを胸に抱き
大きな木の影に眠っていればいい
生きるには眠りかけたらそのままみんな忘れてしまえばいい

生きるには昨日に手を加えて
生きるには聖書に手を加えて
生きるには良心に手を加えて
過ぎた物と
完全な物と
手の込んだ物と
分厚い物を
欠けた爪としてすっかり切ってしまえばよい

生きるにはひょっとしたら死んだように悄悄(しおしお)と暮らせばよい
理性と感性に通じる道を破壊し迷い子になればいい
その道に美しい花を植え新しい歌を口ずさもう

生きるには狭い心をなるったけ心細く保ち
門を閉じ雨戸を閉め部屋を真っ暗にする
暗闇には小さなろうそくの灯かりがあればよい
庭には雀の網を張ればよい
雀がかかれば身代わりにわずかの涙を流せばよい

生きるには風に靡(なび)き雨に濡れ非を打たれればよい
生きるには陽を浴び水を浴び酒を浴び非を認めればよい
ガラスの破片を撒いて血を流す
無駄口を利いて胸をずたずたに引き裂く
生きるには弱弱しくよろめきながら歩けばよい

夜眠り朝目覚めればいい
眠って起きて嘆きの荷を水に流せばいい
この上なくひそやかないのちを針と糸で侵入から守ればよい

生きるには手の平にある未来を全部なくして孤独に暮らし
処方された夢を投げ捨て
世界に割り当てられる鈍感な主義思想に属さない
生きるには降る幸と吐息のサラダを作って食すればよい

理不尽に振り返らないばかりに
おどけた手と縛られた足から成る
狂おしいほどの落下に殉じ
空一面物さびしく
口いっぱい十字架を頬張る

生きるには瓶の中の根を弄び
底に渇きを張り付け
許された裡(うち)なる所有をアルコールに浸す
生きるには声と涙、倶(とも)に下る烈しい炎
灼き尽くす私の席

生きるにはえとらんぜ
背に負う負極
のちの時代に成し遂げられる独立を支持する
かかとの辺(あた)り、定められた時刻
ガラスの靴、ガラスの空間
小声で囁く、「しあわせは零時に」

荒れ果てた城
不可能はなかった
意味を持つ行動と意志の統制
歪曲された人の絵姿
生きるには服従の方式を採用する

生きるには今日はまた違う今日を
明日はまた俗悪な今日を
いつまでも見つからない燃やした手紙と捨てたあるばむ
生きるには道端にあるとは限らない愁えをひも解く

雨に打たれて情けなく
風に揺れて情けなく
花を摘むのに明け暮れる
報われたい、裏切られたい、求められたい
生きるには形どった花を象(かたど)る

生きるには生きた空白に偏(ひとえ)に煩わされ
生きるには生きる幻想に深く恥じ入り
今熱情の欠如に打ちひしがれ
貴方の愛した楽園に向かう

幕が下りるまでのろのろ生きればよい
常軌を逸したくちびるの虜(とりこ)となり
生きるにはスプーンで言い知れぬ傾倒を注ぎ
全権のテーブルを離れればよい

生きるには自由への途(みち)を正しく歩くだけで
誓いを固く守るだけでいい
裏付ける何ものもいらない
今日でさえ誤解に息を呑む
明日生きるには窓を開け朝の光の中で大きく息を吸う
数多(あまた)の星を見て大きく息を吐く

ぼんやり座る窓辺
落ちた花は何かを思い出させる
何も思い出したくなければ息を呑み込めばいい
この上ない父と母の下で言い訳をし危険に強く惹かれる
生きるには傾く思いを露(あらわ)に自制を捨てればよい

生きるには低く垂れた雲
荒れた海原
卓上に海図を広げ終局を迎えればよい
苦悩は光を遮って闇に降り立つ

生きるには軽はずみであればいい
生きるには目覚めた朝
横に眠る見知らぬ人に分かれを告げ
何もかも忘れてしまえばいい
調子の外れた歌を賛美し
ふたたび皆と一緒に行けばいい

生きるには書物から目を解き放ち
その人の抱擁の呪縛を振り解き
ろまんてぃしずむの皮を剥ぐ
生きるには死に筋の精神と肉体を削除し
退廃を仕入れる

脈絡の在るところ、落丁を呼び
一図を奪う
夢と現(うつつ)、昼と夜
身を任せる背筋の角度
生きるにはあり余る渇き

神を出で人は初めて情理を尽くす
人は街に出で愁眉を開く
人が生きる時門に入り門を出る
生きるには門の内側外側
惑い揺れながら行き違えばよい

窪みにつもりもなくなく
空虚に理由もなく
過ちに声なく
罪に力なく肩を落とせばよい
生きるには暗い水の底息を止めて目を閉じればよい

夢は消え足に課された追想が列を乱す
生きるには手を開いて心行くまで失えばよい
ふさわしい一瞬を見送り
忌々(ゆゆ)しい次の瞬間に姿を描ければよい

幸いは一様に崩れ
不幸せはちぐはぐに積み重なる
行きずりに求める物語
心引かれ満たされる灯ひとつ
生きるにはそのような添えられた定めを生きればいい

生きるには屈辱の中にあって高潔でありたい
生きるには時に共に堕落したい
貴方には私を引き摺り込んでふしだらであってほしい
生きるには少なくとも涙がほしい

惨めな季節 凍る言葉
生きるには何もいらない
パンと水が
床に転がって
雨となって
あればよい
降ればよい

ぷっつり途切れたことば
生きるには朽ちた樹、枯れた葉、閉ざされた光り
滅び往くものとその単一の傾向があればよい
かけ離れた表情で伝える不如意

ぷっつり途切れた碧空
分かれて此の方極印を捺され続ける文字
生きるには代償
書くには代償
あおいうみ
澄み渡った山
手渡す自由

生きるには暗い夜に星の明かりがあればよい
生きるには匿名の便りでいい
人の気配が時たま届けばいい
人に似た血が心から体に流れ、流れ
胸から口元から毀れる

読み終えた本は夢から遠ざかる
終えようとする一日は西に傾き
遠ざかる背中
遠ざかる手と足
生きるには物語りを読み進めればいい

仕方ない成り行き
背と背を合わせ手を離す
往(い)った時を眺め恣(ほしいまま)に荷にする
広がる空を眺め煩わしくて余計な荷を解く

不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
朽ち果てたい
引き括(くる)めてどん底
生きるには並外れて軽はずみでありたい

生きるには私の輪郭と私自身の間の混沌を愛したい
生きるには予(あらかじ)め用意する今と
今この瞬間の身に染みる透明を愛したい
推し量る図を愛したい

荒む姿を映す空気の筋道を接(つ)ぎ合わせ
悖徳(はいとく)の破れた家を修復する
生きるには行き違う人、重ねる月日
後ろ向きに建てた家を愛したい

もちろん愛に理性は要らない
愛に真(まこと)はない値打ちもない
もちろん別れるには貴方と話し合うべきだった
留まるには、唯、岐路に立ち尽くすばかりではならなかった
生きるには希望と落胆のどちらかを選ばなければならなかった

生きるには見え透いた力に動かされ
気付いても知らない振りをする
何かに属し
何かと離れ
生きる時、握り締めた愛と憎しみどちらかを選べない
生きる時、私を真似て人を真似て何処に何があるのか分からない

20:51 2011/12/12月曜日
22:48 2011/10/04火曜日
20:54 2011/11/25金曜日
21:25 2011/11/26土曜日
22:35 2011/11/27日曜日
20:34 2011/11/28月曜日
18:18 2011/11/29火曜日
20:21 2011/11/30水曜日
20:01 2011/12/01木曜日
21:49 2011/12/02金曜日
20:07 2011/12/03土曜日
19:49 2011/12/04日曜日
21:24 2011/12/05月曜日
20:14 2011/12/06火曜日
20:53 2011/12/07水曜日
20:10 2011/12/08木曜日
20:22 2011/12/09金曜日
20:16 2011/12/10土曜日
20:32 2011/12/11日曜日
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生きるには

2011/12/11 21:04
生きるにはごはんを食べればよい
生きるには死ななきゃいい
生きるにはきれいないろの服を着て
我を忘れ盛りの歌を歌えばよい

もっともちいさいものであればよい
とにかく世に知られずひっそりいればよい
生きるには生きればいい
暑い日が続けば水に体を捩(ね)じ込む
寒い日が続けば氷を割って底に沈む

生きるには一人用のこころがあればいい
生きるには一人分の食器に一人分のスプーン
禁じられた食卓の触れないうわさ
一人用の寝台に一人分の乱れ
生きるにはすっかりなくす生き物の殻

しあわせを待つ
しあわせを待つ
しあわせを待つ
生きるには一列にしあわせをいくつ並べよう
どれくらいしあわせになる日を待てばよいのだろう
胸に宛てて送り届けられる打ち消しの文字
見えないものを見て、見えるものを見て
見ていないわ
見えなかったの

生きるには夜、一時(いっとき)ゆめをみたい
生きるには朝、二つに千切った希望の形を二人で分け合いたい
何もかもがいやになる
行方、流れ去る時

男はおんなに
女はおとこに
ことばを捨てて
正義を捨てて
此の世の生を捨てて
と云えない

生きるには何もしないでいればよい
生きているから
今日が流れ
明日が流れ
希望は日に映えて

生きるには苺のようにかわいくあればよい
わずかなしあわせを胸に抱き
大きな木の影に眠っていればいい
生きるには眠りかけたらそのままみんな忘れてしまえばいい

生きるには昨日に手を加えて
生きるには聖書に手を加えて
生きるには良心に手を加えて
過ぎた物と
完全な物と
手の込んだ物と
分厚い物を
欠けた爪としてすっかり切ってしまえばよい

生きるにはひょっとしたら死んだように悄悄(しおしお)と暮らせばよい
理性と感性に通じる道を破壊し迷い子になればいい
その道に美しい花を植え新しい歌を口ずさもう

生きるには狭い心をなるったけ心細く保ち
門を閉じ雨戸を閉め部屋を真っ暗にする
暗闇には小さなろうそくの灯かりがあればよい
庭には雀の網を張ればよい
雀がかかれば身代わりにわずかの涙を流せばよい

生きるには風に靡(なび)き雨に濡れ非を打たれればよい
生きるには陽を浴び水を浴び酒を浴び非を認めればよい
ガラスの破片を撒いて血を流す
無駄口を利いて胸をずたずたに引き裂く
生きるには弱弱しくよろめきながら歩けばよい

夜眠り朝目覚めればいい
眠って起きて嘆きの荷を水に流せばいい
この上なくひそやかないのちを針と糸で侵入から守ればよい

生きるには手の平にある未来を全部なくして孤独に暮らし
処方された夢を投げ捨て
世界に割り当てられる鈍感な主義思想に属さない
生きるには降る幸と吐息のサラダを作って食すればよい

理不尽に振り返らないばかりに
おどけた手と縛られた足から成る
狂おしいほどの落下に殉じ
空一面物さびしく
口いっぱい十字架を頬張る

生きるには瓶の中の根を弄び
底に渇きを張り付け
許された裡(うち)なる所有をアルコールに浸す
生きるには声と涙、倶(とも)に下る烈しい炎
灼き尽くす私の席

生きるにはえとらんぜ
背に負う負極
のちの時代に成し遂げられる独立を支持する
かかとの辺(あた)り、定められた時刻
ガラスの靴、ガラスの空間
小声で囁く、「しあわせは零時に」

荒れ果てた城
不可能はなかった
意味を持つ行動と意志の統制
歪曲された人の絵姿
生きるには服従の方式を採用する

生きるには今日はまた違う今日を
明日はまた俗悪な今日を
いつまでも見つからない燃やした手紙と捨てたあるばむ
生きるには道端にあるとは限らない愁えをひも解く

雨に打たれて情けなく
風に揺れて情けなく
花を摘むのに明け暮れる
報われたい、裏切られたい、求められたい
生きるには形どった花を象(かたど)る

生きるには生きた空白に偏(ひとえ)に煩わされ
生きるには生きる幻想に深く恥じ入り
今熱情の欠如に打ちひしがれ
貴方の愛した楽園に向かう

幕が下りるまでのろのろ生きればよい
常軌を逸したくちびるの虜(とりこ)となり
生きるにはスプーンで言い知れぬ傾倒を注ぎ
全権のテーブルを離れればよい

生きるには自由への途(みち)を正しく歩くだけで
誓いを固く守るだけでいい
裏付ける何ものもいらない
今日でさえ誤解に息を呑む
明日生きるには窓を開け朝の光の中で大きく息を吸う
数多(あまた)の星を見て大きく息を吐く

ぼんやり座る窓辺
落ちた花は何かを思い出させる
何も思い出したくなければ息を呑み込めばいい
この上ない父と母の下で言い訳をし危険に強く惹かれる
生きるには傾く思いを露(あらわ)に自制を捨てればよい

生きるには低く垂れた雲
荒れた海原
卓上に海図を広げ終局を迎えればよい
苦悩は光を遮って闇に降り立つ

生きるには軽はずみであればいい
生きるには目覚めた朝
横に眠る見知らぬ人に分かれを告げ
何もかも忘れてしまえばいい
調子の外れた歌を賛美し
ふたたび皆と一緒に行けばいい

生きるには書物から目を解き放ち
その人の抱擁の呪縛を振り解き
ろまんてぃしずむの皮を剥ぐ
生きるには死に筋の精神と肉体を削除し
退廃を仕入れる

脈絡の在るところ、落丁を呼び
一図を奪う
夢と現(うつつ)、昼と夜
身を任せる背筋の角度
生きるにはあり余る渇き

神を出で人は初めて情理を尽くす
人は街に出で愁眉を開く
人が生きる時門に入り門を出る
生きるには門の内側外側
惑い揺れながら行き違えばよい

窪みにつもりもなくなく
空虚に理由もなく
過ちに声なく
罪に力なく肩を落とせばよい
生きるには暗い水の底息を止めて目を閉じればよい

夢は消え足に課された追想が列を乱す
生きるには手を開いて心行くまで失えばよい
ふさわしい一瞬を見送り
忌々(ゆゆ)しい次の瞬間に姿を描ければよい

幸いは一様に崩れ
不幸せはちぐはぐに積み重なる
行きずりに求める物語
心引かれ満たされる灯ひとつ
生きるにはそのような添えられた定めを生きればいい

生きるには屈辱の中にあって高潔でありたい
生きるには時に共に堕落したい
貴方には私を引き摺り込んでふしだらであってほしい
生きるには少なくとも涙がほしい

惨めな季節 凍る言葉
生きるには何もいらない
パンと水が
床に転がって
雨となって
あればよい
降ればよい

ぷっつり途切れたことば
生きるには朽ちた樹、枯れた葉、閉ざされた光り
滅び往くものとその単一の傾向があればよい
かけ離れた表情で伝える不如意

ぷっつり途切れた碧空
分かれて此の方極印を捺され続ける文字
生きるには代償
書くには代償
あおいうみ
澄み渡った山
手渡す自由

生きるには暗い夜に星の明かりがあればよい
生きるには匿名の便りでいい
人の気配が時たま届けばいい
人に似た血が心から体に流れ、流れ
胸から口元から毀れる

読み終えた本は夢から遠ざかる
終えようとする一日は西に傾き
遠ざかる背中
遠ざかる手と足
生きるには物語りを読み進めればいい

仕方ない成り行き
背と背を合わせ手を離す
往(い)った時を眺め恣(ほしいまま)に荷にする
広がる空を眺め煩わしくて余計な荷を解く

不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
朽ち果てたい
引き括(くる)めてどん底
生きるには並外れて軽はずみでありたい

生きるには私の輪郭と私自身の間の混沌を愛したい
生きるには予(あらかじ)め用意する今と
今この瞬間の身に染みる透明を愛したい
推し量る図を愛したい

荒む姿を映す空気の筋道を接(つ)ぎ合わせ
悖徳(はいとく)の破れた家を修復する
生きるには行き違う人、重ねる月日
後ろ向きに建てた家を愛したい

20:32 2011/12/11日曜日
22:48 2011/10/04火曜日
20:54 2011/11/25金曜日
21:25 2011/11/26土曜日
22:35 2011/11/27日曜日
20:34 2011/11/28月曜日
18:18 2011/11/29火曜日
20:21 2011/11/30水曜日
20:01 2011/12/01木曜日
21:49 2011/12/02金曜日
20:07 2011/12/03土曜日
19:49 2011/12/04日曜日
21:24 2011/12/05月曜日
20:14 2011/12/06火曜日
20:53 2011/12/07水曜日
20:10 2011/12/08木曜日
20:22 2011/12/09金曜日
20:16 2011/12/10土曜日
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生きるには

2011/12/10 21:48
生きるにはごはんを食べればよい
生きるには死ななきゃいい
生きるにはきれいないろの服を着て
我を忘れ盛りの歌を歌えばよい

もっともちいさいものであればよい
とにかく世に知られずひっそりいればよい
生きるには生きればいい
暑い日が続けば水に体を捩(ね)じ込む
寒い日が続けば氷を割って底に沈む

生きるには一人用のこころがあればいい
生きるには一人分の食器に一人分のスプーン
禁じられた食卓の触れないうわさ
一人用の寝台に一人分の乱れ
生きるにはすっかりなくす生き物の殻

しあわせを待つ
しあわせを待つ
しあわせを待つ
生きるには一列にしあわせをいくつ並べよう
どれくらいしあわせになる日を待てばよいのだろう
胸に宛てて送り届けられる打ち消しの文字
見えないものを見て、見えるものを見て
見ていないわ
見えなかったの

生きるには夜、一時(いっとき)ゆめをみたい
生きるには朝、二つに千切った希望の形を二人で分け合いたい
何もかもがいやになる
行方、流れ去る時

男はおんなに
女はおとこに
ことばを捨てて
正義を捨てて
此の世の生を捨てて
と云えない

生きるには何もしないでいればよい
生きているから
今日が流れ
明日が流れ
希望は日に映えて

生きるには苺のようにかわいくあればよい
わずかなしあわせを胸に抱き
大きな木の影に眠っていればいい
生きるには眠りかけたらそのままみんな忘れてしまえばいい

生きるには昨日に手を加えて
生きるには聖書に手を加えて
生きるには良心に手を加えて
過ぎた物と
完全な物と
手の込んだ物と
分厚い物を
欠けた爪としてすっかり切ってしまえばよい

生きるにはひょっとしたら死んだように悄悄(しおしお)と暮らせばよい
理性と感性に通じる道を破壊し迷い子になればいい
その道に美しい花を植え新しい歌を口ずさもう

生きるには狭い心をなるったけ心細く保ち
門を閉じ雨戸を閉め部屋を真っ暗にする
暗闇には小さなろうそくの灯かりがあればよい
庭には雀の網を張ればよい
雀がかかれば身代わりにわずかの涙を流せばよい

生きるには風に靡(なび)き雨に濡れ非を打たれればよい
生きるには陽を浴び水を浴び酒を浴び非を認めればよい
ガラスの破片を撒いて血を流す
無駄口を利いて胸をずたずたに引き裂く
生きるには弱弱しくよろめきながら歩けばよい

夜眠り朝目覚めればいい
眠って起きて嘆きの荷を水に流せばいい
この上なくひそやかないのちを針と糸で侵入から守ればよい

生きるには手の平にある未来を全部なくして孤独に暮らし
処方された夢を投げ捨て
世界に割り当てられる鈍感な主義思想に属さない
生きるには降る幸と吐息のサラダを作って食すればよい

理不尽に振り返らないばかりに
おどけた手と縛られた足から成る
狂おしいほどの落下に殉じ
空一面物さびしく
口いっぱい十字架を頬張る

生きるには瓶の中の根を弄び
底に渇きを張り付け
許された裡(うち)なる所有をアルコールに浸す
生きるには声と涙、倶(とも)に下る烈しい炎
灼き尽くす私の席

生きるにはえとらんぜ
背に負う負極
のちの時代に成し遂げられる独立を支持する
かかとの辺(あた)り、定められた時刻
ガラスの靴、ガラスの空間
小声で囁く、「しあわせは零時に」

荒れ果てた城
不可能はなかった
意味を持つ行動と意志の統制
歪曲された人の絵姿
生きるには服従の方式を採用する

生きるには今日はまた違う今日を
明日はまた俗悪な今日を
いつまでも見つからない燃やした手紙と捨てたあるばむ
生きるには道端にあるとは限らない愁えをひも解く

雨に打たれて情けなく
風に揺れて情けなく
花を摘むのに明け暮れる
報われたい、裏切られたい、求められたい
生きるには形どった花を象(かたど)る

生きるには生きた空白に偏(ひとえ)に煩わされ
生きるには生きる幻想に深く恥じ入り
今熱情の欠如に打ちひしがれ
貴方の愛した楽園に向かう

幕が下りるまでのろのろ生きればよい
常軌を逸したくちびるの虜(とりこ)となり
生きるにはスプーンで言い知れぬ傾倒を注ぎ
全権のテーブルを離れればよい

生きるには自由への途(みち)を正しく歩くだけで
誓いを固く守るだけでいい
裏付ける何ものもいらない
今日でさえ誤解に息を呑む
明日生きるには窓を開け朝の光の中で大きく息を吸う
数多(あまた)の星を見て大きく息を吐く

ぼんやり座る窓辺
落ちた花は何かを思い出させる
何も思い出したくなければ息を呑み込めばいい
この上ない父と母の下で言い訳をし危険に強く惹かれる
生きるには傾く思いを露(あらわ)に自制を捨てればよい

生きるには低く垂れた雲
荒れた海原
卓上に海図を広げ終局を迎えればよい
苦悩は光を遮って闇に降り立つ

生きるには軽はずみであればいい
生きるには目覚めた朝
横に眠る見知らぬ人に分かれを告げ
何もかも忘れてしまえばいい
調子の外れた歌を賛美し
ふたたび皆と一緒に行けばいい

生きるには書物から目を解き放ち
その人の抱擁の呪縛を振り解き
ろまんてぃしずむの皮を剥ぐ
生きるには死に筋の精神と肉体を削除し
退廃を仕入れる

脈絡の在るところ、落丁を呼び
一図を奪う
夢と現(うつつ)、昼と夜
身を任せる背筋の角度
生きるにはあり余る渇き

神を出で人は初めて情理を尽くす
人は街に出で愁眉を開く
人が生きる時門に入り門を出る
生きるには門の内側外側
惑い揺れながら行き違えばよい

窪みにつもりもなくなく
空虚に理由もなく
過ちに声なく
罪に力なく肩を落とせばよい
生きるには暗い水の底息を止めて目を閉じればよい

夢は消え足に課された追想が列を乱す
生きるには手を開いて心行くまで失えばよい
ふさわしい一瞬を見送り
忌々(ゆゆ)しい次の瞬間に姿を描ければよい

幸いは一様に崩れ
不幸せはちぐはぐに積み重なる
行きずりに求める物語
心引かれ満たされる灯ひとつ
生きるにはそのような添えられた定めを生きればいい

生きるには屈辱の中にあって高潔でありたい
生きるには時に共に堕落したい
貴方には私を引き摺り込んでふしだらであってほしい
生きるには少なくとも涙がほしい

惨めな季節 凍る言葉
生きるには何もいらない
パンと水が
床に転がって
雨となって
あればよい
降ればよい

ぷっつり途切れたことば
生きるには朽ちた樹、枯れた葉、閉ざされた光り
滅び往くものとその単一の傾向があればよい
かけ離れた表情で伝える不如意

ぷっつり途切れた碧空
分かれて此の方極印を捺され続ける文字
生きるには代償
書くには代償
あおいうみ
澄み渡った山
手渡す自由

生きるには暗い夜に星の明かりがあればよい
生きるには匿名の便りでいい
人の気配が時たま届けばいい
人に似た血が心から体に流れ、流れ
胸から口元から毀れる

読み終えた本は夢から遠ざかる
終えようとする一日は西に傾き
遠ざかる背中
遠ざかる手と足
生きるには物語りを読み進めればいい

仕方ない成り行き
背と背を合わせ手を離す
往(い)った時を眺め恣(ほしいまま)に荷にする
広がる空を眺め煩わしくて余計な荷を解く

不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
不仕合わせになりたい
朽ち果てたい
引き括(くる)めてどん底
生きるには並外れて軽はずみでありたい

20:16 2011/12/10土曜日
22:48 2011/10/04火曜日
20:54 2011/11/25金曜日
21:25 2011/11/26土曜日
22:35 2011/11/27日曜日
20:34 2011/11/28月曜日
18:18 2011/11/29火曜日
20:21 2011/11/30水曜日
20:01 2011/12/01木曜日
21:49 2011/12/02金曜日
20:07 2011/12/03土曜日
19:49 2011/12/04日曜日
21:24 2011/12/05月曜日
20:14 2011/12/06火曜日
20:53 2011/12/07水曜日
20:10 2011/12/08木曜日
20:22 2011/12/09金曜日
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生きるには

2011/12/09 20:56
生きるにはごはんを食べればよい
生きるには死ななきゃいい
生きるにはきれいないろの服を着て
我を忘れ盛りの歌を歌えばよい

もっともちいさいものであればよい
とにかく世に知られずひっそりいればよい
生きるには生きればいい
暑い日が続けば水に体を捩(ね)じ込む
寒い日が続けば氷を割って底に沈む

生きるには一人用のこころがあればいい
生きるには一人分の食器に一人分のスプーン
禁じられた食卓の触れないうわさ
一人用の寝台に一人分の乱れ
生きるにはすっかりなくす生き物の殻

しあわせを待つ
しあわせを待つ
しあわせを待つ
生きるには一列にしあわせをいくつ並べよう
どれくらいしあわせになる日を待てばよいのだろう
胸に宛てて送り届けられる打ち消しの文字
見えないものを見て、見えるものを見て
見ていないわ
見えなかったの

生きるには夜、一時(いっとき)ゆめをみたい
生きるには朝、二つに千切った希望の形を二人で分け合いたい
何もかもがいやになる
行方、流れ去る時

男はおんなに
女はおとこに
ことばを捨てて
正義を捨てて
此の世の生を捨てて
と云えない

生きるには何もしないでいればよい
生きているから
今日が流れ
明日が流れ
希望は日に映えて

生きるには苺のようにかわいくあればよい
わずかなしあわせを胸に抱き
大きな木の影に眠っていればいい
生きるには眠りかけたらそのままみんな忘れてしまえばいい

生きるには昨日に手を加えて
生きるには聖書に手を加えて
生きるには良心に手を加えて
過ぎた物と
完全な物と
手の込んだ物と
分厚い物を
欠けた爪としてすっかり切ってしまえばよい

生きるにはひょっとしたら死んだように悄悄(しおしお)と暮らせばよい
理性と感性に通じる道を破壊し迷い子になればいい
その道に美しい花を植え新しい歌を口ずさもう

生きるには狭い心をなるったけ心細く保ち
門を閉じ雨戸を閉め部屋を真っ暗にする
暗闇には小さなろうそくの灯かりがあればよい
庭には雀の網を張ればよい
雀がかかれば身代わりにわずかの涙を流せばよい

生きるには風に靡(なび)き雨に濡れ非を打たれればよい
生きるには陽を浴び水を浴び酒を浴び非を認めればよい
ガラスの破片を撒いて血を流す
無駄口を利いて胸をずたずたに引き裂く
生きるには弱弱しくよろめきながら歩けばよい

夜眠り朝目覚めればいい
眠って起きて嘆きの荷を水に流せばいい
この上なくひそやかないのちを針と糸で侵入から守ればよい

生きるには手の平にある未来を全部なくして孤独に暮らし
処方された夢を投げ捨て
世界に割り当てられる鈍感な主義思想に属さない
生きるには降る幸と吐息のサラダを作って食すればよい

理不尽に振り返らないばかりに
おどけた手と縛られた足から成る
狂おしいほどの落下に殉じ
空一面物さびしく
口いっぱい十字架をほうばる

生きるには瓶の中の根を弄び
底に渇きを張り付け
許された裡(うち)なる所有をアルコールに浸す
生きるには声と涙、倶(とも)に下る烈しい炎
灼き尽くす私の席

生きるにはえとらんぜ
背に負う負極
のちの時代に成し遂げられる独立を支持する
かかとの辺(あた)り、定められた時刻
ガラスの靴、ガラスの空間
小声で囁く、「しあわせは零時に」

荒れ果てた城
不可能はなかった
意味を持つ行動と意志の統制
歪曲された人の絵姿
生きるには服従の方式を採用する

生きるには今日はまた違う今日を
明日はまた俗悪な今日を
いつまでも見つからない燃やした手紙と捨てたあるばむ
生きるには道端にあるとは限らない愁えをひも解く

雨に打たれて情けなく
風に揺れて情けなく
花を摘むのに明け暮れる
報われたい、裏切られたい、求められたい
生きるには形どった花を象(かたど)る

生きるには生きた空白に偏(ひとえ)に煩わされ
生きるには生きる幻想に深く恥じ入り
今熱情の欠如に打ちひしがれ
貴方の愛した楽園に向かう

幕が下りるまでのろのろ生きればよい
常軌を逸したくちびるの虜(とりこ)となり
生きるにはスプーンで言い知れぬ傾倒を注ぎ
全権のテーブルを離れればよい

生きるには自由への途(みち)を正しく歩くだけで
誓いを固く守るだけでいい
裏付ける何ものもいらない
今日でさえ誤解に息を呑む
明日生きるには窓を開け朝の光の中で大きく息を吸う
数多(あまた)の星を見て大きく息を吐く

ぼんやり座る窓辺
落ちた花は何かを思い出させる
何も思い出したくなければ息を呑み込めばいい
この上ない父と母の下で言い訳をし危険に強く惹かれる
生きるには傾く思いを露(あらわ)に自制を捨てればよい

生きるには低く垂れた雲
荒れた海原
卓上に海図を広げ終局を迎えればよい
苦悩は光を遮って闇に降り立つ

生きるには軽はずみであればいい
生きるには目覚めた朝
横に眠る見知らぬ人に分かれを告げ
何もかも忘れてしまえばいい
調子の外れた歌を賛美し
ふたたび皆と一緒に行けばいい

生きるには書物から目を解き放ち
その人の抱擁の呪縛を振り解き
ろまんてぃしずむの皮を剥ぐ
生きるには死に筋の精神と肉体を削除し
退廃を仕入れる

脈絡の在るところ、落丁を呼び
一図を奪う
夢と現(うつつ)、昼と夜
身を任せる背筋の角度
生きるにはあり余る渇き

神を出で人は初めて情理を尽くす
人は街に出で愁眉を開く
人が生きる時門に入り門を出る
生きるには門の内側外側
惑い揺れながら行き違えばよい

窪みにつもりもなくなく
空虚に理由もなく
過ちに声なく
罪に力なく肩を落とせばよい
生きるには暗い水の底息を止めて目を閉じればよい

夢は消え足に課された追想が列を乱す
生きるには手を開いて心行くまで失えばよい
ふさわしい一瞬を見送り
忌々(ゆゆ)しい次の瞬間に姿を描ければよい

幸いは一様に崩れ
不幸せはちぐはぐに積み重なる
行きずりに求める物語
心引かれ満たされる灯ひとつ
生きるにはそのような添えられた定めを生きればいい

生きるには屈辱の中にあって高潔でありたい
生きるには時に共に堕落したい
貴方には私を引き摺り込んでふしだらであってほしい
生きるには少なくとも涙がほしい

惨めな季節 凍る言葉
生きるには何もいらない
パンと水が
床に転がって
雨となって
あればよい
降ればよい

ぷっつり途切れたことば
生きるには朽ちた樹、枯れた葉、閉ざされた光り
滅び往くものとその単一の傾向があればよい
かけ離れた表情で伝える不如意

ぷっつり途切れた碧空
分かれて此の方極印を捺され続ける文字
生きるには代償
書くには代償
あおいうみ
澄み渡った山
手渡す自由

生きるには暗い夜に星の明かりがあればよい
生きるには匿名の便りでいい
人の気配が時たま届けばいい
人に似た血が心から体に流れ、流れ
胸から口元から毀れる

読み終えた本は夢から遠ざかる
終えようとする一日は西に傾き
遠ざかる背中
遠ざかる手と足
生きるには物語りを読み続ければいい

20:22 2011/12/09金曜日
22:48 2011/10/04火曜日
20:54 2011/11/25金曜日
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